「よく拾ったで賞」
発端は上記エントリ。パナの両リベロの集計をしてみたくてうずうずしているんだが夜中の1時に始めることではない。数字だの集計だのは苦手分野でもあることだし。
これを見てしみじみと,数字のマジックを感じた。だからって個人賞の有り難みが薄れるものではない(MB賞(?)部門を合成のMBお二人が仲良く分けてたり)。ただ,使う数字と計算の仕方を変えるだけでいくらでも違う結果の数値が出ることとそれぞれの数値がそれぞれ違う意味を持っていることは事実で,いくらでも数値の出しようはあるんだなと。
サーブレシーブ(またはレセプション,キャッチ)についてあまり深く考えたことがない。相手のサーバが超強力(ex.ジルソン)な場合にごく稀にレシーブが4枚入ることがあるけれど,あの4枚目って,オポジットの選手? なのか? オポジットはレセプションから外れる人というイメージが強いんだけど。
今まで,「うっひゃ4人並んでるよ」と思うことはあっても,その顔ぶれを意識的にチェックしたことってなかったわ。後衛に並ぶレシーブ陣から外れる優先順位は,通常は1:セッター(2回目に触るべきプレーヤなので原則受けない),2:MB(クイックに入れないポジショニングを避ける&浅いレシーブ担当)と思う。それで行けば4枚目はオポジットになるんだけど,ほぼ100%強打サーブが来るという読み前提なら,浅い位置捨ててMBが引く方法もある。ただ,MBが後衛位置で受けちゃうとクイックに入れなくなるので次の攻撃の幅が狭まってよろしくない気はする。それよりはオポジットが入ってる方が自然のような。
ジルソン時代の映像はVHSしかなくてすぐには出てこないんだが,最近で4枚レシーブに入っている例ってあるだろうか。越川のときとか入ってんのかね。
あと,レセプションのときのセッターの位置が,比較的深い(下がった)ライン端(外)にいるケースと,ネット際ほぼ中央のケースとある気がするんだが,気のせいだろうか。サーブが打たれた瞬間にとことことネットに向かって走っていく姿も,ネット際に張り付いたまま横目でちらちら後ろ頭を気にしている姿も,どちらも容易に思い浮かぶ(ビデオ見ずに書いてます)。実際にどちらもあるとして,その違いってなんだろう。あと,MBのポジショニングも実はいろいろありそう。
見るべきポイントはいくらでもある。ぷの受け数とちゃの受け数が違うのはたまたまなのか,たまたまでないとして,それはぷとちゃの敷くプレースタイル(王道・常道)の違いに因るのか,わからんのよね。たとえば,平均的なサーブの強さの違いがレシーブ枚数の違いをうみ,それが作用しているのかしらとか。
単純に考えて,レシーブ2枚なら後衛(たぶん)レフトとリベロ,レシーブ3枚なら両レフトとリベロ(リベロが真ん中でその左右ってローテ順??),だけど,2枚ならレセプションに入るレフトを前衛後衛にかかわらず固定してもいいかもしれないし(気にしたことがない)。3枚入るにしても,相手のサーバの癖などなどで,ボールがくる率が高い方に誰,みたいな選択もあり得る。ボールのスピードが遅ければ,打たれた後で移動して受けることも可能(速いボールだとレシーバーの足が動く前にボールが到達してしまうので,贅沢な選択をしている余地はない)。
人数だけの話なら,ぷリーグだと3枚入ることが多い(はず)。
あとは,レセプション側の選択だけでなくサービス側の選択にも起因するだろうし。たとえば試合を観ていて,明らかにリベロを狙って(リベロが一歩も動かずにレシーブできる位置に)サーブを打たれるとアホかと思う(なにか根拠があるのかもしれないがなんせそういうのがさっぱりわからない)。逆に,人と人の間とかライン際とかに狙った感のあるノータッチエースが決まると,それが軟打サーブでもしてやったりと気持ちが良い。そんな風に,サーブ側が拾わせたい選手を選択するのは当たり前の世界で,だからってそれを受け手がばらけることには結びつけられないんだけど,ひょっとすると敢えて前衛のレフトを狙う,とか,してるのかもしれない(観戦中にそこまで意識したことがない)。
とはいっても,そこそこの選手がそこそこ(本人めいっぱい)強力なジャンプサーブを打つとき,どの程度左右のコントロールができているのかは判断のつかないところでもある。
ルールにはないけどみんなが当たり前に思っている常道って,非競技者は自分で気づかない限り知りにくい部分でもある。競技者向けのサイトとか掲示板とかを見れば技術解説もあるけど,ああいうのは体を動かしたり実際のプレーを見たりせずに文だけ読んでも分かりにくいもので。
机上の空論並べ立てても仕方ないわな。
#もっとずっと単純に,セット当たりのサーブミス本数の差,かもしれない。サーミスさんの受け数ってけっこう多い。情けないほど多い。セット平均2本超ぐらいヨユー。しかもサーミスさんが受けたら成功(?)率100%。