2015年度関東大学春季リーグ男子1部・1日目


早稲田大学戸山キャンパス記念会堂


去年と同様,今年も新しいぽえむ帳の最初の1ページが春リーグ開幕戦になりました(1pぐらい残して切りよく切り替えたとも言う)。


今年はどこまでがっつり観て・書けるかわかりませんが,実際に観に行くと気持ちが高揚する不思議。途中でぷっつり途絶えたらその時はその時として,楽に行こうと思います。


ということで,今年も新年度初回のテンプレートから。


  • メンバーは断りのない限り第1セットのスターティングオーダー。ポジション1(後衛ライト)から反時計回り。
  • →がついている方がサーブ始まり。(分からないときは記載なし)
  • 途中交代は,原則すっぱり変わったもののみ記載。但し,見落としの方が多いのでその前提で。
  • ワンポイントブロッカーやリリーフサーバーでの出場は記載せず,書きたいときは本文等に。
  • リベロは,ベンチの登録に拘わらず,出場していることを確認した場合のみ記載。但し,見落としの方が多いのでその前提で。
  • いずれにしても見間違い・書き間違い・勘違いの可能性を大いに含みます。間違い等発見された場合はお知らせいただけると助かります。


今年度から男子がモルテンボール。スパイクサーブの豪快さはモルテンが活きる。また,ルールがかわって,タッチネットの反則が白帯だけでなくネット全面で適用される。今日見ている限りではネッチでの失点が増えた印象は受けた。いいところでネッチの反則が出るのはがっかりするものだが,慣れるしかないと思う。あまりネット近くでプレーしていると交錯しがちで危ない。新ルールでもタッチネットの反則がほとんどないチームもあった。

中央大3-0東京学芸(25-18 25-14 25-17)


C) S1関田 WS14石川 MB6渡邊 OP2今村 WS16武智 MB13大竹 L11伊賀


G) WS10高澤 MB3竹元 OP9中村博 WS1柳澤 MB14小野 S5樫原 L6園田


中大は江頭→今村あと同じ。学芸も去年は白川が出ていることが多かったとはいえ,順当な感じで。


第2セットの石川がサーブで5連続ブレイク(サーブポイント?)していたらしい。観客席からものっそい連写の音が聞こえてた。心なしか観客数が多かった。若めの男子とか女子とかの。


中大第2セット19-10くらいで,SR二枚替え。15平田,17山下。23-13で平田にサーブが回ってきたときに平田→関田にして,セッター2人状態になってた。


試合はほとんど見てない。

早稲田3-1順天堂(15-25 25-19 25-17 25-23)


W) S2山口 WS17藤中 MB1福山 OP4田中 WS12喜入 MB3加藤 L8後藤


J) WS15熊倉*1 MB2堤(3s途中:7水谷) OP18荻原 WS4浅野(4s途中-:17吉野) MB16濱道 S3渡邉 L1小芝(res)/11松崎(dig)


早稲田は4年生が福山1人なので,背番号2が山口,ということになる。すっと馴染んで違和感がない。3年生が皆最上級生のような顔をしていて,なんていうのかな,責任感とかチーム引っ張って行こうみたいな。それはすごくいいなと思った。OPで出ていた田中も華のあるタイプのOPで素敵。


1年の藤中(専修の藤中の弟ですよね)がスタメンだったのには少し驚いた。名前はかねがね聞いてはいたものの。喜入との対角は若々しくて機動力のあるWS対角でこれも楽しい。


一方の順大,主将は小芝,ゲームキャプテンは浅野。余談ながらリベロユニフォームが半袖になっていた。小芝も松崎も。今日に限ってはえらく寒そうだった。堤がMB(つつみどる)で濱道と対角。変則かなと思って観ていたけれど,センターブロックセンターのクイック後衛でリベロと交代とオーソドックスなMBポジションだった。つまらん。


第1セットの順大は楽しかった。左打ちOPの荻原(おぎはら)がサーブがよくて軽やかで切れ味がよくて素敵。熊倉は(細いけど)どっしり殴ってくる感じ。


でも第2セット以降一変して早稲田。終わってみれば,早稲田が第1セットがちがちでぐだぐだだっただけかもしれないとも思えてくる。全体的に動きが悪くてボールぼろぼろ取りこぼすし,山口のトスもあたふたしているのが目に見えて,とにかくブロックに捕まりまくっていたので。順大は昔に比べると低くなったように見えたが,それでも(早稲田も小さいし)揃ったら壁ですよ。


一方で順大は逆に第2セット以降ビハインドになってくると,その高さがいかせなくなっていて,肘曲げて打ってんじゃねーよ,ってね。


とは言うものの,開幕日第1試合の第1セットで見た順大は「今季も大学見に来よう」と思ってしまうぐらいには楽しかったからいいんだ。順大がわからんのはいつものことなので,じっと様子見。


20150411|Waseda-Juntendo

日体大2-3筑波大(18-25 19-25 25-21 26-24 14-16)


N) S2大上 WS7浜館(3s-:4橋本) MB29佐藤 OP31高梨 WS1緒方 MB21矢貫 L13山本


Ts) S8中根 WS9秦 MB12樋口 OP4高橋 WS5ロジャーズ(1藤井) MB3兒玉 L7小池


12チームおしなべて,いちばん様変わりしていたのが日体大。昨年4年が多かったので入れ替わりが大きいことは覚悟していたが,去年までもちょいちょい出ていた下級生たちではないところをもってこられたので,なんともはや。峯村は怪我か何かですかね。


セッターは4年生の大上。169cm。ちっちゃい。梅野のあと中村,田尻と比較的高身長セッターが続いていたので,よりちっちゃく感じられた。OPの高梨とMBの佐藤が1年生。WS対角は緒方と浜館の4年生。


最初の2セットは完全に筑波ペースで,ストレートで終わりそうな勢いだった。どうしちゃったの,でも新チームだから仕方ないかな,みたいな。ただ,第3セットに橋本にかわってから盛り返していた感じはあった。第4セットの最後は競って,一度は筑波がマッチポイントも握ったけれど日体が逆転してフルセットへ。最後もデュースになり,僅差の試合となった。


筑波は総勢12名。1部最少。高橋がOPに入り,MBには新しくプロジェクトコアの合宿でキューバ遠征にも行っていた高崎高の樋口が入った。少数精鋭感半端ない。小池がリベロ。うむ。


筑波に限らず,今年は,去年までがっつり試合に出ていたのに今年いなくなった選手が多く,ナンダカナーな感じではある。色々あるだろうし仕方のないことで,一概に悪いこととは言えない(言わない)のだが,見ている側として寂しいのは確か。もし本人が望んでいるのならどこかで道が続きますように。

法政大0-3明治大(17-25 12-25 22-25)


H) S1長谷川 WS10藤本 MB4田中 OP3千住 WS14榎本 MB?16安東 L19小林


M) WS15川村 S12政井 MB6原 WS2與崎 OP16加藤 MB9小林凌 L1瀧野


法政も去年の4年生が多いチームだったのでスタメンの変更は大きい。とはいえ日体大とは違って名前は分かるし「うん,出てたの見たことある」メンバー。


安東がなかなかおもしろい存在。田中の対角で後衛ではリベロと交代するが前衛では専らサイド(レフト)から力強いスパイクを打つ。はて,と思って見ていたらブロックポジションもセンターではなくサイド(レフト側)。隣の榎本がセンターブロックに跳んでいた(し,クイックにも入っていたかな。把握できなかったので次の機会に)。きくところによると,藤本と一緒の時は藤本がセンターブロックに入っていたらしい。パンフのポジションは「サイド」。


対角の田中は純MBだけれどサイド寄りのスロットから打てる選手だから,かなり変則。うまくはまると面白いんだろうなあ。しかしやってる選手はしんどそうだ。そして,それ以上にミス(ネッチとか)が多くて自滅していたのでなんとも判断のしかねるところ。


一方の明治。主将瀧野,ゲームキャプテン與崎。OPに入った加藤が(ビジュアルが與崎に似ている)活躍しての勝利で今後が楽しみな存在。まだ荒削りというか不安な気持ちで見てしまう部分はあるけれど,しばらくレフトエースで来ていたチームに久しぶりにOPエースの気配で,プレーが爽快だった。フロントオーダーのセッター前衛スタートはかわらんのだが。(そしてレセプションから外れていたのが誰かも確認していない。どんだけ試合観てないの。寒かったんだよ)。


それから,MBの小林もなかなか。ブロード遣いでサーブもブロード気味のジャンプフローター。なにより雰囲気を盛り上げられる選手なのが良い感じ。


20150411|Meiji-Hosei


ところで頼金くんがリベロになってるんですがこれは……。

専修大0-3国士舘(22-25 17-25 18-25)


S) OP1藤中 WS13小森 MB3高橋 S19酒井(15舩倉) WS8冨田 MB4小林 L16平原(res)/10平安山(dig)


Ks) WS6池田 MB4福島 OP39石井 WS37工藤 MB17小島 S1伊藤 L28尾高?*2/66野島


ものすごく興味深いカードだったにも拘わらず,隣コートより遅く始まって早く終わったのでぜんぜん観られなかった。自分の気持ち一つの問題なんだから楽しそうだと思えば見ればよかったの。知ってる。知ってるんだけど(ぐずぐず)。


見ていないからこそ余計にあっさりに見えたストレート決着は,戦前の予想とは違っていた。両チーム昨季から大きな異動はないと踏んでいたので。


もっとも専修はその少ない異動が大きいという説はある。多くは語るまい。少なくとも試合を見てからだ。


ちら見さえできたかどうかという程度だったが,ずっとコクシのペースで,うぇーいと楽しそうにやっていた。かわいい1年生だった石井が熱い2年生になっていたのが印象的。俺の小島ちゃんは今季も元気にブロードジャンプを跳んでいた。


国士舘は背番号が大きくかわる(なんせ人数が多い)ので遠目にはてなマークが飛んだままだったけれど,河西がいないのとリベロがかわったほかはまるっと昨年と同じ。池田まだ新4年だったか。主将さえも変わらない。


大学がオフの間他流試合で鍛えた工藤もパワーアップしていたらしく,この時点でのチームの完成度を考えると強いのも道理ではある。しかし,逆に言えば,劇薬的な変化があってのこの結果ではないので,11試合を戦い抜けるか,どこまで通用するか。というところで明日が楽しみです。

東海大3-2慶應義塾(17-25 24-26 25-16 25-23 18-8)


To) WS13松林 MB19小野寺 OP5鈴木 WS9久原 MB1栗山 S25龍 L18井上航


KO) S22尾木 WS8池田 MB6上田 OP23黒田 WS11布川 MB18増田 L2野瀬


20150411|Tokai-Keio


東海大は昨年とほぼ同じメンバー。久原の背番号9が新鮮。東海のレギュラーで9はやや珍しい印象(忘れているだけだろうが,4年生の後ろの方の番号になるのが通例なので多くはないはず)。188cmで学年内背の順2番目という事実に驚く。


慶應は野瀬主将。ゲームキャプテンは1番の吉田。コートキャプテン未確認。


序盤は慶應東海大のレセプションをぐっだぐだにしてがっつりブロックにかけて(キルブロックも多かったしワンタッチからの切り返しも多かった)とめっちゃいい形で進んでいた。尾木のサーブがすごくて,とくに前半はサービスエースをがんがん取っていた。これサーブ賞狙えるんじゃないの,ぐらいに。慶應のレセプションは安定していたし野瀬がファーストタッチを上げに行く意識が強いし,セカンドタッチ(セッティング)もうまい。そしてアタッカーが偏らない。おそらく黒田の打数が一番多いのだろうけれど,なかなか的を絞らせない配分。布川が戦力としてはまっていたし,新顔の池田や増田もがんばっていた。


それがなんで第3セットから逆転したのかはよくわからない。


慶應は「前半いいんだけど」とか「内容はいいんだけど」を続けてしまうと昨秋の二の舞になるのでそこが心配といえば心配。


一方の東海は……昨秋優勝チームで,メンバーの異動もほとんどない状態でこの内容(セット率がーとか昨秋最下位のチームにーとか言いたいわけではなく)は先が思いやられるといえば思いやられるが,結果的に勝ってはいるのがよくわからない。


いいたいことはいろいろあるが,周辺事情によりなんとなく応援しなくてはならないような気がしているような気がするような(でもタイムアウトにならないかぎりベンチ見なかった自分に自分で安心している)。ということで自分の先行きがおもいっきり不安になる緒戦ではあった。

暫定星取表

20150411

*1:たぶん。少なくとも試合中は熊倉だった。

*2:見間違いかなー。