ドイツ3−2日本
試合カウント2−0から日本が2試合連取して,第5試合も最終第5ゲームまでもつれた死闘。予言通りのタフな試合。3時間30分。ほんとお疲れ。第4試合で3度のマッチポイントを凌いだ韓陽は土壇場で強かった。第5試合の岸川も,ランキングではそうとう格上のボル相手に良い勝負をして,見応えのある5試合だった(第2試合の水谷の負けっぷりを考えると岸川はそうとう粘ったんだろうなあと)。
シングルもいいけど,ダブルスの方がスピードがあって面白いと感じたのは,体勢を崩しても1ラリー分建て直す時間があるからかも(めちゃめちゃ思いっきり打ってる)。ダブルスの途中のラリーの応酬は鳥肌ものだった。
卓球の団体って初めて見たけど,システムが面白い。シングル→シングル→ダブルス→シングル→シングルの順で5戦3勝方式。1チーム3人ずつで,1人が出られるのは2試合まで。第3試合以降のオーダーは第2試合が終わった時点で提出。最初のシングル2試合に出ない選手は自動的にダブルスに出場するのは決まっているけれど,どういうオーダーで戦うか(ダブルスの相手を誰にするか+その後のシングル2試合の出場順),相手チームがどういうオーダーで来るかが,2試合終わらないとわからないのも傍目におもしろい。チームの中でどうしても上手い下手(って言っちゃうとアレだけど)はあるし,相手選手との相性もあるだろうから,ベンチワークも重要な要素になる。運ゲー要素といってしまえばそうなんだけども。スポーツにifはないが,例えばもし韓陽が第1試合を取っていたら第3試合以降どんな展開になっていたんだろうと思う。
1試合は5ゲームマッチ(3ゲーム先取)。1ゲーム11点は少ないかと思ったけど,意外と連続ポイントや流れの交代があってめまぐるしいし,途中でだれるヒマが一切ない緊張感がいい。個人戦は7ゲームマッチだそうだから,単純な省時間化でもない。ただ,セットゲーム化が進んだわけで,サーブの仕方変更とあわせて,ゲームメイクの仕方は随分変わったんだろうな。これだけ変わると,試合としてはもう別の競技っていう気もする。
どうやら自分,ネット越しにボールを打ち合う競技が好きなようです。いや,ほんとにおもしろかった。
競技特性が違うから単純比較はできないけれど,卓球のサーブの,ネットインはフォルトただしノーカウントで無制限にやり直しOKというのは,バレーと正反対で興味深かった。バレーボールも,せめて(テニスのように)1本ぐらいはサーブフォルト認めてもいいと思うんだよ。(でも卓球はネットイン以外のフォルトは相手に1ポイントだったかも。滅多にサーミスがないのでわかりませんごめんなさい)。もちろん,今のレギュレーションあっての今の競技だから,決められたルールの中で戦うしかないんだけど,サーブミスの応酬だけでどんどん得点が入って試合が進んでいくのは見ていてかなり萎える。
近くで打ち上げ花火の音がしている。花火大会っぽいけどどこだろう。そして今朝から,バターとはちみつをぬったパンとバナナしか食べてないので,さすがにおなかがすいた。結局出かけなかったなあ。そろそろ野球も始まるんじゃないか。どうしたものか。