関東大学バレーボール春季リーグ戦男子1部,第1日


行ってきました東海大学湘南キャンパス。初めて大学リーグを観に行ったのが一昨年の秋なので,今回4季目(ただし去年の秋は1度も行けなかったので,観に行くのは3季目)。いつも開幕は東海大だったけど,なんか遠そうだったり気分がもってけなかったり,他にスケジュールが重なったりで,東海大は今日が初めてだった。


うちからは小田急の急行一本乗り換えなしの50分ロングシート耐久レース。うとうとしながらあまりにのどかすぎる田園風景(鶴巻温泉付近)を通り過ぎて着いたところは丘陵地。どこもかしこも坂だらけ。構内めちゃ広。400mトラックの陸上競技場やらラグビーやらテニスやらやらやらやらやら。広い各種グラウンドとてんこもりの街路樹に阻まれて建物が見えないぐらい。さすがだ。


街路樹の種類も多くて,今はまだ葉が落ちてる木がほとんどだったけど,四季折々でちがう風景を楽しめそう。私大の郊外型のキャンパスってなんつーか,すごい豪華で大学っぽい。授業があったのか,構内は学生さん多めだった。


どうにか大学の門までたどり着いたのが試合開始時刻,体育館に入ったときが第1試合の第1セット中盤,居を定めて人心地つくころ,第1セットが終わった。

明治大3−0法政大


途中でちらっと確認したところ,明治はコート内に1年生が3人。たしか,#23鎌田(MB),#27新(S),#28大塚(うろ覚え)。あとはリベロのキャプテン#1芳賀と#2田辺と#3関(うろ覚え)の3人が4年で,センターの対角が3年の#7佐々木(たぶん)。


背番号が極端に大きいのと極端に小さいのと固まってると思ってパンフ観たらそんな感じで,ストレート勝ちというのもあって,楽しそうにコート狭しと動いていた。


試合の様子はほとんどみてないけど,明治が終始ゲームを支配していた印象。特に,#2田辺がサーブ,スパイクともにキレが良かった。


法政のほうは全然見てないので。セッターが#1尾形だったのと,#17佐藤が出てたのは確認。

順天堂大3-1国際武道大


#4渡辺俊−#20竹浪(→#2山田),#8高橋−#27伏見,#7伊藤−#19阿部(4Sあたりで→#9浅野)の各対角線。リベロは#1樋渡。


順大は,昨年の3セッターを継承して今村のところに#2山田,という形っぽかった。序盤と終盤が竹浪で中盤が山田。


3セッターは面白い試みだとは思うが,第3セット〜第4セットあたりは,今日は竹浪のライトからのスパイクが良かったのと逆に渡辺がちょいちょい特にライト側のストレートをスパイクアウトにする場面が目立ったので,竹浪を外すのが勿体ないなあとは思った。


伊藤対角の阿部が若干空気気味だがねと思ってたら第3セットの最後のほうあたりか第4セットあたりで浅野に変わって,具体的にどこがどうというのはわからないけど順大が持ち直した。


パンフにも書かれていたが,渡辺俊の割合がかなり高くなってるチームだと思った。去年の土屋の分と渡辺の分を渡辺ひとりが担っている感じで。もちろん竹浪対角の時は後衛セッターもだし。どうでもいいがここの対角は遠目に似ている(色が白くて細身であるという点において)ので,なんとなく好きだ。


武大はとにかく粘るしレシーブに穴がないので,相手してると精神的に疲れそう。そして,なんかすっごいサービスエースが3本連続で出てて,どうしましょうとパンフを観たら#8内山,ポジション「ピンチサーバー」。


内山さんったら。


両チームサービスエースが乱れ飛ぶ試合,ではあった。(その後のBコートの東海−慶應はもっと乱れ飛んだ)。


武大メンバーはあまり覚えておらず。#1吉田,#3橋本,#17水田,L#23古賀以下略。


2セットダウンから第3セットを武大が取ったときに,これはフルセットになるかと思ったのだが。第2セットも第4セットもやや武大押し気味ではあったが,いずれも最後は順大。


ちょっと順大は波があるというか,安定してない感じはした。これからかなあ。いや,いつもこんな感じかもしれないけど。伏見・伊藤を除くと小さめなのでなかなか決まらない。伊藤はもうちょっと行けるはず。


試合全体で見ると武大の方がワンタッチも取ってるしレシーブもできてるし高さもあってスパイクも勢いがあって強そうに見えたけど,結果としては順大が勝ってるわけで,よくわからん。

日体大2-3中央大


開幕日からこれかー。熱いわー。きついわー。しんどいわー。中大があーっさり2セット先取するも第3セットは盛り返してきた日体が取り返し,第4セットも中大マッチポイントまで行きながら日体が取ってフルセット。第5セットは中大が序盤から走ってリードを保ったまま中大,と。


初日からなんの山ですか。


日体大の#24渡辺大地がいい動きをしていた。大学生男子の中に1人中学生の女の子が混じっている風情はともかく,ボールへの反応がめちゃめちゃ良かったので,次回以降気になる。


顎が外れそうなぐらいにびっくりした中大リベロ#1山本。中大は去年のメンバーから抜けたのが内藤だけだったので油断していた。ここがかわるかー。これがかなりいいリベロだったのでまたびっくり。


日体スタメンはS#10梅野(ももう3年だよ)−#2袴谷,#11小林−#22山本,#6安野−#21黒木,リベロ#1名内と,雰囲気は去年とあまり変わらない布陣だったのだが,落とした2セットはレシーブがかなり乱れていて,山本を渡辺大地に替えて大正解。レセプションもディグもいい。スパイクはほとんど拾われてた。そこは仕方ないのか。


中大スタメンはS#12高橋駿,#3辰巳,#8千々木,#10白岩,#11岡村,#21傳田,L#1山本。でんでんいいよでんでん。あと,#14渡辺奏吾出てた。


今日の辰巳サーブすごかったなあ。


この試合が一番面白かったです。なんでかわからんけど(そればっかり)。

東海大3-1慶應


慶應が1セット取った! が事件になる,昨季王者(−深津長兄+深津三男)東海大と79季(40年?)ぶりに1部に上がってきた慶應との一戦。第2セットが25-9(たしか)だったのに第3セットを取ったので,驚いたってしかたないじゃないか。


八子さんキャプテンの東海大は,「去年の4年って誰がいたんだっけ?」「誰か抜けたっけ?」と一瞬首をかしげてしまうぐらい去年そっくりで背番号だけが違うメンツがずらり。昨季はMB対角安永−近だったけど,一昨年秋と昨年春は安永−塩田がほとんどだったので,わたしにはこっちのほうが馴染みがある。


S#25深津英−#15小澤,#1八子−#23星野,#11安永−#12塩田,L#20大矢


中盤で#7片桐−#5清野の二枚換え,も,昨季からのお決まりパターン。ベンチ入りメンバーには1年生の#30井筒,#35鶴田もいて,鶴田はピンサで何度か登場した。


八子のサーブがごすごす決まるかと思えば慶應も#26間宮のサーブが火を噴く。ついでに床も叩く。第3セットは東海が油断してたところもあるのかもしれない。ただ,第1セットはそれなりに競った展開で終盤までは持って行けていたので(もちろん,その最後のところで点を25点に乗せられるかどうかが大きいんだけど),どうして第2セットがあんなことになってしまったのか。ラリーになっても最後は八子さんの高さと速さと威力が,ぶっ飛ばしてた感はあった。


だけど,慶應も2部に行った早稲田や国士舘をけちらし入れ替え戦で筑波を破って出てきたので,そんなにあれでもないだろう。初日から東海大とあたってしまったわけで,今季どこまでできるかはまだこれからだと思う。


慶應の面々は確認しなかったが,S#1小池の他は20番台以降が多めに見えた。


それはそうと星野の新しい背番号が23番とか,素敵すぎてもうどうしようかと。やばい。文字の左右を入れ替える校正記号を書きたくて仕方なくなる23番。居酒屋の靴箱とかで選びたくなってしまう23番。


素敵すぎる。


なんつーか,また(横に)一回り大きくなってた気がするけど,その分スパイクの威力が増してた気がしたので,あの路線でいいんでしょう。


守備寄りレフトとはいえ,打数が少ないんからこそもっともっとスパイクの決定率が上がるといいな。今日は一本パイプも見られて,なかなか嬉しかったので。