関東大学バレーボール春季リーグ戦男子1部,第3日


着いたら第1試合第2セットの途中。そして底冷えする体育館。次第に寒さのことしか感じられなくなっていく,4月後半の土曜日。外では陸上トラック競技の記録会(?)が行われていて大勢の人であふれていましたが,この気温で屋外はほんとうに寒そうでした。走っている人は走っている間は暖かいのでしょうけれど。


睡眠不足であまり集中できていなかったのだけれど,自分用メモ。

明治大2-3中央大


第2セット十点台から。第1セットは明治が取った由。見始めてしばらくは明治のペース。明治はきちんと攻撃の形になって最後にちゃんとしたスパイクを打てる。中大は決めきらない。コート中を走り回ってよく拾えてはいるのだが,ボールがきまぐれにあちこちするので選手達がそれを追ってコート中を走り回らざるを得ない,という風に見えた。つまりどちらかというと受動的に試合が進んでいた。


めいじ #3関→#2田辺→#7佐々木→S#27新→#28大塚→#23鎌田,L#1芳賀(たぶん)。


ちゅうおう S#12高橋駿→#8千々木(→#14渡辺)→#11岡村→#3辰巳→#10白岩→#21傳田,L#1山本(→#2高橋賢)


ほどなく千々木→渡辺に交替し,その渡辺のサーブで追いついたがひっくり返すには至らず。第2セットの最後は白岩のサーブミスで25-23で明治が取る。


第3セットはスタートから渡辺。リベロも高橋に交替。序盤は明治がリードしていたが10点を過ぎたあたりで中大が追いつき逆転。そこから中大が別人のようにいいムードになり,するすると得点を重ねて17-25で中大。中大19点目は神ディグ連発のすごいラリーだった。らしい。


第4セットは別人完了の中大ペース。辰巳も乗ってきて全体的に攻撃の位置が高くなり,スパイクの決定率が上がった感。逆に明治は中大のペースにはまり,自分らのリズムでプレーさせてもらえないままどんどん試合が進む。最後に千々木がコートに戻るなどありつつ,22-25で中大。勝負はフルセットへ。


第5セットは一進一退の攻防で12-12まで進む。そこで辰巳のサービスエース(12-13)。明治がタイムアウトを取り,タイムアウト明けの辰巳はサーブミスで13-13。しかしながら辰巳がバックライトからほぼノーマークで決めて13-14,最後は傳田のブロックで13-15。


薄氷という話もなくもないが。


渡辺奏吾,サイドで196cmって今時の子にしては高い。コートに立ってる姿見てちょっとデジャヴだったんだけど,もしかしてこのときの渡邉さん? 天皇杯のパンフも地層のどこかにあるはずだけど,発掘が億劫。


白岩が,スパイクコースに入ってて体には当たるけど上に上がらない,というのが頻繁で,そこにいるだけでじゅうぶんスゴイのか,そこは上げようよ,なのか,悩ましい。


明治は明治で田辺と関が大車輪してたんだけど,あと半セット。関→田辺とサーブが続くところが強いし田辺のバックアタックは素敵だった。

日体大3-1法政大


こちらも第2セット中盤から。こっちをメインで見るつもりだったけど,隣の明治−中央が気になり始め,結局ほとんど見られなかった。メンバーの並び順は適当。


NSSU #22山本,#2袴谷,#21黒木,S#10梅野,#11小林,#6安野,L#1名内


ほうせい S#1尾形,#17佐藤,#15平良,#8田中,#13金澤,#12平井,L#18早瀬


法政は,背番号見間違いでなければ,レベル。日体大を見ようとすると日体大のコートばかり見ちゃうので,そんなこんなで法政とは縁がない。


第1セットは日体大。第2セットはデュースになりもつれたけれど,日体大が28-26で取る。第3セット途中で法政が逆転し,法政の微リード状態で23-24。で,日体大のスパイクがエンドライン際ぎりぎりで,最初イン判定で日体大に点が入ったところ,物言いがついて審議の結果アウトになり,23-25で法政。このあたりでこっちのコートから離脱。第4セットは,横目には日体大が危なげなく。


日体大は,サーブレシーブがちょい乱れたりラリーでばたばたしたりしたときに,とりあえず最後は袴谷がスパイクを打つ,という攻撃の形が作れていた。ぷリーグで「最後はとりあえずエース」を安直に選択するとしばしばブロック3枚つかれておしまいになるものだけれど,大学リーグの場合は二段トスっぽいものが上がってもスパイクにできずにパスで返すケースがかなり多いので,3打目がスパイクにできるだけでも,ちゃんとつなげてるしパターンを理解して動けてるんだなあと思ったり。どんなトスでもなんとか打っちゃう袴谷も偉い。

東海大3-0国際武道大


東海大学さん強すぎです。もうちょっと勝負になるかと思ったんだけど。第3セットこそ互角の戦いというか試合になってたけど,第1・第2セットは完璧に東海のやりたい放題だった(おそらく)。


しかもその第3セットごろに,ちょうど1セット分先に試合を終えた順大ご一行様がわたしが見ている席のひとつ隣(コートと反対側)のブロックで生着替えを始めたものだから,そちらに気が逸れてしまって,全然試合に集中できなかったという。間瀬さん(コーチバッヂ)現れるし,そうこうしているうちに試合に出てた人達も上がってきてやおらユニフォームを脱ぎ始める。もちろん上だけですが。シャワーを浴びられない環境ゆえ拭き取りシートで汗をぬぐって各々Tシャツだのポロシャツだのに着替えてジャージ着て防寒して,という,それだけなんですが,いや,肌白いしめっちゃ細いし(誰のことだよ)。


閑話休題


とうかい S#25深津英→#1八子→#12塩田→#15小澤→#23星野→#11安永 L20大矢


ぶだい S#17水田→#1吉田→#3橋本→#14高志保→#36三浦→#35王 L#23古賀


これも,主に隣のコートを見ていたのであまり見てないんだけど,今日は東海は2枚換えをしてなかったっぽい。ピンサで東海鶴田,武大内山など。


武大がよく拾うとか粘るとか言ったところで,相手のスパイカーがその上を行ってたら限界がある。新チームになって数か月,年度が替わってまだ数週間しか経ってないのに,東海の盤石さはなんなのさ。いちおうセッターが変わったので合わせにくかったりしてもおかしくないのに。みんな,顔に騙されてないか?


東海大だけ別カテゴリにいて別の次元で試合をしている雰囲気だった。特に相手に20点取らせなかった1・2セット目。


どこが違うと言うのは難しいけど,とにかくかわいげがない。試合前練習ではどのチームよりも声が出てて学生の部活らしさ満点だけど,試合になると皆職業バレー選手さながら。良く言えば落ち着いていて少々のミスやビハインドにも慌てたりしない。ペースを乱して自滅するという気配がない。ラリーが続いても慌てない。


スタメンに穴がなくて個々の選手のレベルは高いのは当たり前。それだけじゃなく戦術的な意味でのブロックだとかパターンやローテーションごとの役割分担だとかまでそうとう練習して鍛えてるんだろーなーという感じがするのが恐い。新チーム何ソレ。


そして気を抜いていると何故か星野がバックセンターからアタックを打っていたりして,ほんのり新鮮。守備寄りレフトの人がたまにパイプ打つのは,たいへんツボにはまる。星野は前衛レフトの決定率はいまいちなんだけど(だいいちあまり綺麗な形で打ててない),パイプはマークされないからか時間差だからか綺麗に決まってたなあ。


とはいえ,試合中に少なくとも2回は見た。星野サーブとその次のローテーションはセッターが前衛なので星野のパイプも選択肢としてオーソドックスではあるものの,相手チームはイヤだろう。


やっぱり横に(肩から胸あたりの厚みが)育ってる。対角の八子さんが華奢に見える。小澤はもちろん華奢(ちっちゃい)。塩田安永も華奢。深津末弟も華奢。大矢もたいへん小柄。相対的な問題だけではない気が。


で,武大は今日も見られないまま。

順天堂大3-0慶應


本日のリベロは#24渡辺光。第2リベロは#14赤鳥。


噂の間瀬さん(去年の4年)がコーチバッヂで試合前練習にお目見え。試合中はベンチでかなり寒そうな様子で試合の行方を御覧になっていた。パンフレットには名前がなかったのだが。


間瀬さんは今シーズンヴェルディの選手としてユニフォームを着て試合にも出ていたが,ヴェルディは企業チームと違って所謂就職先ではない。もっとも,大学チームのコーチも所謂就職先ではない(たぶん)。そのへんは果てしなく謎。


じゅんてん #8高橋→#4渡辺俊→#19阿部→#27伏見→#20竹浪→#7伊藤 L#24渡辺光


けいおう #22山本→#28岡田→#23村上→#1小池→#26間宮→#27星谷 L#21川村 始まりが嘘かも


順大は,セット終盤のみ阿部にかわって#1樋渡(第3セットは前衛も残ってた)。慶應はピンサで#13蜂須賀など。


最初竹浪のところ(後衛レフト)がリベロでスタート。竹浪が前衛に上がるところで外に出て,渡辺のサーブが終わったら高橋と交替して入る。


半周して竹浪が後衛に来るところで竹浪→山田,そのあと1周半して山田→竹浪。


伏見後衛の際のリベロ交替はすぐに入ったり入らなかったり。


今日の慶應は,レセプションもサーブもアタックも,ひたすら山本だった。ように見えた。背番号廿番台がたくさんいるから見間違えてるかもしれない。


順大は勝つには勝ったけど,という内容だった。おおらかと言おうか。今日(3時になっちゃった)にいささか不安を残す。