FIVB世界ジュニア,ライブストリーミング配信


現在ブラジルで,世界ジュニアとよばれているFIVBの大会が行われている。先に女子が行われ,今は男子。所謂U-20っていうのかな,大学2年生相当までの年代別代表の国際大会で,日本(男子)は昨年行われたアジアジュニアで優勝し,この大会に出ている。女子も出てた。


この大会はFIVB WEB TV つまりFIVBのオフィシャルで試合映像が配信されている。


http://www.laola1.tv/en/int/fivb-mens-junior-brazil-live/video/285-1705-.html


FIVBは先のワールドリーグ(こちらはA代表によるリーグ戦)でもLAOLAで配信していた。そちらは限定した試合についてテレビ放送と思われる映像(映像の切り替えがあり,実況があり,解説があり,リプレイがある)を流しており,インターネットの動画とは思えない画質の良さに驚いたものだった。WLは日本戦はフジテレビがCSチャンネル中心に放送していたけれど強豪国同士の対戦は決勝戦ぐらいだったので,わたしはさっぱりわからないドイツ語の実況解説をBGMにLAOLAでちょいちょい見ていた。


一方今回の世界ジュニアはエンドライン側に固定されたカメラからで,実況や解説はなし。場内の音声は拾っているが,得点経過もわからない。画質もさほどよくはない。そのかわり,どうやら全試合(?)配信しているっぽい。また,ライブだけでなく,あと試合後にも動画が残っていてフルで見られるようだ。


FIVBサイトのライブスコア(FIVB Volleyball Men's Junior World Championship 2011)で得点経過や得点者を確認しつつ,動画をみつつ,夜ふくろうさんにがんばっていただきつつ,という観戦形態。ライスコの方が動画よりも反応が遅いのがやや難ではある。


さいきんは各種スポーツ競技において試合をストリーミングでネット配信する動きが広がり始めている。日本国内のバレーボール界隈はこの方面は進んでいるとは言い難く,ファンの間では,テレビ放送のない会場のVリーグの試合を流してほしいという声がしょっちゅうあがっている。プレミアは順番まちしてりゃ1年に1試合ぐらいはNHKGAORAで流れるけれど,チャレンジはその望みも薄い。


日本国内の場合,ライブ動画を配信するに足る通信環境の確保がネックであろうが,「エンド側固定でいいから流してほしい」と思っている人もその効能を疑わしく思っている人も,実況解説画面切り替えのあるテレビ放送との差違が気になる向きも,試しに観てみてはいかがだろうか。画質がイマイチなかわりに,うちの下り8Mbpsという脆弱な通信環境でもとくに問題なく見られている。


これはあくまでわたしの感想だけれど,多少なりとも知らないでもない選手達がとうてい自分には行けない遠方での大会に出ていて,やきもきしながらライスコで数字だけ追っているのと粗かろうが固定だろうが実際に映像を見られるのとでは雲泥の差。エンド側固定カメラの映像も,ふだんの試合観戦で慣れている構図で,全体の動きがわかりやすくて見やすい。


だからって,有料のテレビ放送を見なくなったり会場に足を運ばなくなったりするかっていうと,それとこれとは全然違う。行けるところなら行きたいし,同じ映像で見るにしても実況や解説やテロップはあるに越したことはない。それでも何もないより断然いい。


日本時間の今日8/4(木)AM4:00から,JPN-USAが行われる。第1ラウンド最終戦。日本のいるプールは大混戦で,ここまで2戦2勝の日本も,次のステージはこの試合にかかっているらしい。大会の方式はよく分かっていない。


ということで,早起きのためにワタクシは速やかに寝ます。お休みなさい。