2012年度関東大学秋季リーグ男子1部・5日目
Twitterで騒いでごめんなさい。
筑波大3-1明治大(25--22 27-25 20-25 25-19)
今日は遅刻すまいと思っていたけれど,受付であわわあわわとやっている間にホイッスル。
第2セットスタメン
→明:19有田 8鎌田 13大塚 11飯塚 1澤田 12新 L21中村
筑:11出耒田 10田城 19篠村 14前田 5李 13久原 L2白石
筑波のオーダーが昨日と違う上に上にS4フロントオーダーになっているのはきっとメモしたときにミスってるんだ,そうだそうだ(気になってるけど横着なので調べない)。
明治は前日とかえて,有田・飯塚の対角。飯塚,軟体動物みたい。かわいい。一見小柄で下級生に見えるけれど,新・大塚と同じ3年なんだよなあ。謎い。わかりやすく,好きなタイプのサイドアタッカー。小気味よい高さのある跳躍と切れ味の良いスパイク。そしてよく拾う。
どっちも見たいよー,どっち見ればいいかわかんないよー,ときょろきょろしている間にどっちもちゃんと見られずに終わった両コート第1試合。いっそ思い切り離れていれば諦めもつくのだが,専修の体育館はコート間が狭いので諦めが悪くなるという欠点も。
試合途中着地したときに滑ったらしい鎌田が足をくじいて退場。あら水野出てると思ったらそういうことだったらしい。明治のMBは皆けして押し出しの強いタイプではないが,鎌田がいないとなると寂しい。大事ないとよいのだが。
慶應義塾3-0専修大(25-23 25-21 25-22)
こちらも第2セット
→慶應:23柳田 22野口 12星谷 8岡田 1間宮 5山本 L25野瀬
専修:3端場 11長友 8孫 1杉本 14山本 17柴田 L5國弘
MBのピンサに上村が出てきてちょっとラリーが続いたときは萌えた。
が。慶應強いわ。安心の慶應ブランドだわ。試合としては,横綱相撲的な感じもある。
日体大3-2東海大(22-25 21-25 25-18 25-20 15-13)
去年の秋も1・2セット目東海のそのあと日体が3つ取ったんじゃなかったかなあ。それも東海の体育館で。などと懐かしく思いおこされたものだけれども。状況は違う。試合開始直後には,「日体は「良い試合」してる場合じゃないだろう」と思った。東海の控えっ子たちを舐めてるわけじゃないんだけど,それぐらいの気概で臨んでほしいところではあるよ,そりゃあ。東海側に視点を移せば,ふだん試合に出てない選手がどれぐらいのものか,ウワサに聞く層の厚さはどんなものか,というところに興味は覚えた。
と,ここまで書いておきながら試合開始時を見損ねているで第2セットのスターターを書いておく。第1セットも変わらない。はず。
東海:5家近 18鈴木頌 32鈴木匡 8北林 2阿部 1深津 L15大西
→日体:28山田 17田井中 9渡辺 1山本 2黒木 16中村 L12吉武
昨日のスタメンからは1人しか変わってないんだけど,それでも驚く。星野どこ行った。試合前のアップは普通にしてた。前日以上にびっしりな太腿サポータ(膝サポとウェアのパンツの間ががっちりで生肌露出ゼロ)に不安は感じつつも,てっきり出るものと思っていた。その後試合間のベンチ移動のおりに,足引きずり気味じゃない? という指摘もあり。真相はわからないけど。とにかく一瞬たりともでなかった。
家近は,秋季リーグのパンフレットのコーチの欄に名前がある選手。選手としても載っていて背番号も持っているけど学生コーチ。今リーグユニフォームを着てベンチに入っていて,前週の早稲田戦で交替出場したということは知っていた。東スポさんが記事にしてた。北林のバックローテで交代して入り守備をかためようと試みた,というはなしだった。
日ごろスタンド等での暗躍姿の方に馴染みがあるポロシャツの子が背番号入りのウェアを着てコートに立つ姿はふしぎな感覚ではあった。セット間に着替えて出てきたら長袖だったのも。思い起こせば東海の5番ってしばらく(スタメンでは)見覚えがない。5番の半袖ユニが複数ないのだろうかとか。
ということで今日初めてプレーを見たのだけれど,良い意味で度肝を抜かれた。「スタッフにしては」の前置きがつかないといえば嘘になるけれど,すげえ。
うまくないとコーチできないよなあ。大柄じゃないけどパワフル。レセプション超うまい。日体ディガー陣に拾われる場面も多かったとはいえ,スパイクはパワフルかつ技巧派。そして何よりサーブポイントが取れるサーブ。ベンチに入ってなかった選手にそんな隠し球がいるっていうのが詐欺。勝敗という点から見て惜しかったのは,エンドライン際を狙ってアウトになるサーブが多かったことだ。でもすごかった。
極めて率直な感想としては,星野と大差ないじゃん,サーブは家近くんの方がいいぐらいじゃん。だった。タイプが似てる。パワーはあるけどどっちか言うと守備に秀でていて,攻撃はミスは少ないけど決定率は低くてあまりダイナミックに跳ぶタイプではない。というあたりが。
もっと選手としてプレーしているところを見たい,でも,一プレーヤにしておくのは惜しい人材なんだろうなあと思った。
そんなこんなで勝手な事前予想に反して最初の2セットは東海が取った。第2セットを東海が取ったとき,これはフルセットになるな,と思った。なんていうのかなあ。そうは言ってもこれで東海が勝つのは難しいだろうと。もちろん可能性はあるんだけど,そんなにすっきり行くようには見えなかった。
相手選手のデータがないことを,日体は試合中に調整したんだと思う。一つ一つのラリーが長い試合になった。どうしたって東海は手詰まりな感じはした。ねばってもねばっても,なかなか決めきれない東海と,粘っている間に山田にいいボールを供給できて山田が決められる日体との差。
深津のセットは,昨日ほど焦って無茶振りしてるようには見えなかった。しかしセンター線を使えない。MBふたりともあんまり合ってなかったし,いろいろ。日体がさっさとコミットで何本かブロックしたらえらく使いづらくなった。サイドが決定力不足だからサイドアウト取りたくて使おうとはするんだけどやっぱりそこには黒木が構えてる。春のレギュラーが1人もいないサイド陣はチームとしての動きに無駄がある。唯一のびのび打たせてもらってた鈴木匡は,その重責を担うにはまだ早い印象だった。
つーか,あべ。はたらけ。ものすごく素敵なサーブを何本も打ってた。目立って悪いところもなかった。コート内の雰囲気も作ってたしまわりにこまめに声もかけてた。働いてないわけじゃない。でもこの状況で,あんた副キャプテンだろう。あんたしかいないんだよ。どんなトスだろうが合わせろ。ましてバックロウで上がるなんておみのSOSクラスだろ。ちゃんと決めてやれよ。ヽ(`Д´#)ノ ムキー!! 八つ当たりです。ほんとにただの八つ当たりです。いささか歪んだ愛情と期待の裏返しです。
東海大がリーグ戦で3敗するのは随分久しぶりなのだそうだ。たしかに,少なくともわたしが見た6シーズン(08秋〜12春で09秋を除く)では記憶にない。しかしもう東海が王者という時代ではない。去年からその兆候は見えていた。今年の春の優勝もぎりぎりだった。コロンブスの卵を立てたチームがあったから。
全勝チームがある中で4試合残して既に3敗ということは,優勝はかなり厳しいと言わざるをえまい。7シーズンぐらい連続して優勝していたらしい。その間には今回のような離脱選手が多いシーズンもあっただろう。それでも優勝していた。そういう意味で,関東の大学勢力図の大きなうねりの転換点に今自分がいると感じている。混戦リーグは面白い。しかし一方で一抹の寂しさもある。王者が君臨しててそこだけ強いのはつまんないんだけど,上位争いには入っててほしいというか。
順天堂3-1早稲田(21-25 25-19 25-23 29-27)
早稲田:15福山 11専田 7七里 10濱松 5吉村 4梅澤 L6本間
→順:34浅野 11細中 4竹浪 12佐野 2久保 24柳田 L29館石/36小芝
梅澤は途中から伊藤に変わってた。どっちか先発→途中交代というのがパターンのようだ。あと,今日の順大は光が出てたのをちらりと見た。
A2より先に始まった試合。最初はこちらの試合を見るつもりでいたんだけど,いつのまにかAコートに集中してしまった。最後はすごく接戦になってぎりぎりのところからデュースになって一進一退,白熱してて盛り上がっていて,手に汗握る展開で,ぜったいこっちの方が楽しいと横目でちらちら様子だけ窺っていた。無念だ。
全勝の早稲田に土がつき,中日にして全勝は慶應だけとなった。順はこういうときに空気(=来週の日吉で全勝同士の直接対決早慶戦)を読まない。順にしても2勝2敗で迎えた5日目,どうしてもまんなかを勝って折り返したかっただろう。
中央大3-0東京学芸(25-15 25-20 25-14)
→学芸:9柴 14堀込 20柳澤 7加藤 5横田 2金丸 L1池田
中央:8新井 17手塚 15江頭 1渡辺 7傳田 13石井 L5山香
アブダラ的セッター金丸(読みはかねまるらしいが字面のせいでどことなしこそばゆい)。たまに打つ。たまにツー。スパイクサーブ。なにかと気になる存在。
試合は中大がいけいけどんどんで,開幕3連敗の鬱憤を晴らすかのようなやりたい放題。江頭祭り奏吾祭りでんでん祭り。完全に大人と子ども一部と二部な試合展開だった。中大は2連勝で上向きになってきたんじゃないかしら。
学芸は第2セット途中加藤→12白川,第3セットはスタートから柴にかえて白川。白川は高3のとき春高決勝戦のテレビ放送で顔を抜かれすぎ名前を連呼されすぎていた印象が強すぎて,2年経ってもそれしか思い出せないのが心苦しい。えーすのしらかわが! けがででられなくなってしまい! しらかわのために!
もっともそのおかげであの代の東亜っ子が印象深く卒業後もこの辺で続けている子は気に掛かっているというのはありますが,学芸は創造学園の子が2人いるのね。