稲城ちゃれんじ祭り・2日目


5試合全てストレート。比較的順位差のあるチーム同士のカードが組まれていた。


最大のミドコロはBコート第1試合の大同特殊鋼対警視庁だったけれど,蓋を開けてみると案外あっさりしたゲーム。第1セットと第2セットは前半は競っていたけれど,中盤に大同がカタカタッと自滅して,そこで作った点差が取り戻せない感。


第3セットあたりからは,警視庁,普通に強いんじゃないの? と。普通に,という言い方もアレだけど。中田はドリブルは頻繁に取られていたけれど,もう立派にセッターで。よよよ。


これの何パーセントかでも前日のつくば戦に,と思うが,つくばは穴がない。やるべきことをきっちりやってくるものなあ。


そのつくばは,Aコート第1試合できんでんと対戦。前日同様セットごとに人を入れ替えて,層の厚さを見せていた。きんでんは,松本ののびやかなバックアタックなどみられたものの,つくば相手だと歯が立たない。なぜつくばがここまで2敗しているのかわからなくなってきた。1巡目で負けたヴェルディにも警視庁にも2巡目には勝っているので,この先がどきどき。


きんでんの応援団を初めて見たかもしれない。前日は気づかなかった。遠征してきたのかしら。


第2試合はAコートが近クラ対トヨペ,Bコートは富士通対デルフィ。


前日今季初勝利を上げた東京トヨペット。そこそこ勝負になっていた。中盤までは。でも,だんだん,いつみても西片,みたいになってきて。西片が拾い西片が打つ。西片さんでしか点が取れていない,で,ずるずる離される。近クラはこの土日,1月の試合に来ていた選手のうち何人かが不在で,どちらかというと駒が揃っていない状態だったのではないかと推測されるのだけれど,それでもまあ,そんな感じ。


富士通対デルフィは逆に思っていたほど一方的にはならなかった。前日ぼこぼこにされていたデルフィだけど,立て直してきていた感じも。とくに第3セット追い込まれてから原田が出てきたときにはかなりの追い上げを見せた。


第3試合のヴェルディ対自動車。くろさわー。くろさわで点が取れないのを全部ねぶや先生が拾う(スパイクレシーブという意味ではなく。くろさわスパイク→自動車がディグ・ラリー継続→自動車攻撃→ヴェルディディグからのトランジションアタックはねぶや先生)。レセプションも後半いまいちな場面が散見された。サービスエース取られるまではいかないけどちゃんと返らない程度に。


ヴェルディのセッターはずっと浜田。深谷っ子同士なんだから人智をこえた葱的な何かで合わせろよ,と無茶を言っていた。


くろさわの調子があまり上がらないといって他の誰かに交代するほどでもない,といった風で。ねぶや先生はお疲れちゃんだったと思われ,最後の最後で浅野に交代。


OPは各セットマサ先発→後半奥村。


ぷれみあではまさに今日,最下位のJTが目下首位で18連勝中だったサントリーを下す出来事もあったけれど,ちゃれんじの上位/下位はもっと差が開いているようには感じる。


全体的には,スタンドも小学生のバレーチームっぽい団体で賑わっていたし(チャント歌ってた),ヴェルディも気持ち良く勝って,楽しい試合だった。


16時過ぎに全試合終了したので,やはり今日も明るい中を帰宅。バス待ちの間の風が冷たかった。


18時半ごろ近所を歩いていたら,西の空の,地平線近くの夕焼けとその上の明るい青と,振り返って東の空の暗くなっていく中にうかぶ満月に近い黄色い月のコントラストが鮮やかだった。


いつの間にか,随分日が長くなった。風があたたかくなり春がくるのも,もうすぐだろう。