第69回国民体育大会都予選会(成年男女)


荒川区総合スポーツセンター


女子は,GSSと日体大の2チームがエントリ。GSSが勝った模様(例によって間に合っていない)。


男子は,警視庁,東京海上日動東京トヨペットの3チームがエントリ。1回戦総当たりのリーグ戦で行われた。


警視庁(2勝),東京トヨペット(1勝1敗),東京海上日動(2敗)→警視庁が東京都代表として関東ブロック予選に出場する。


今年はFC東京が比較的早い段階で不参加を表明していた。本国体の日程が例年に比べて遅い+Vリーグの開幕が例年に比べて早いといった事情はVリーグチームにとって国体参加を躊躇するところかもしれない。ことに東京は地元開催を昨年終えたので,都の力の入れ具合も一段落したことと推察される。


また,昨年と同様,天皇杯関東ブロックラウンド実業団枠を決める大会が同日程で行われており,三菱東京UFJ銀行などがそちらへ出ていたようす(なお,優勝は千葉ゼルバの由)。一方,昨年は実業団予選に出ていた東京海上日動は今年は国体へ。


なんにしても,3チームは寂しい。3セットマッチ3試合だからすぐに終わるし。


たいてい第1試合に間に合わないし。土曜朝10時に南千住は無理。

東京海上日動1-2東京トヨペットグリーンスパークル(17-25 25-23 12-25)


まりん:9田中 2松永 6蜂須賀 1渋谷 7鶴原 3七里 L10赤澤


とよぺ:5浅見 6大貫 3柴 2早川(8西片) 12橋本(1伊藤) 16松本 L9徳岡


第1セットの途中から見た。第1セットはとよぺが強くて,ちゃれんじリーグだとリードしているとよぺとか強いとよぺとかは滅多に見られないので不思議な感覚が(ぉぃ)。


第2セットは油断したのか休憩したのか,それとも隣の空きコートでレシーブ練習をしている警視庁さんの練習時間を確保してあげたのか,はたまた,遅刻してきたわたくしに少しでも長く試合を見せようとしてくれたのか,序盤からとよぺの攻撃が全くかみ合わず,6点ぐらい海上がリードしていた。


連続試合なのにフルセットで体力消耗してどうするの,と思っていたら,セット後半になってからとよぺが猛烈にチャージをかけて(+海上がぐだって),22点ぐらいでとうとう追いついた。あわやの大逆転ストレート勝利目前だったけれど,24-23でサーブがまわってきた蜂須賀のノータッチエースが決まり,フルセットへ。


第3セットは第1セット同様にとよぺがぐいぐい突き放していった。


会場には,馴染みの少年チームが応援にきていたようで,かわいい声援が送られていた。試合のあととよぺの面々が坊主頭の小学生男子の頭をなで回したりと大変微笑ましい様子がみられた。さすが自動車販売店やで,子どもの扱い慣れてるで。


今月の月バレにもバレー教室呼ばれると嬉しいって書いていた。昨季のちゃれんじリーグを観ているとあまりよい印象を持てない部分があるのも否めなかったとよぺだけど,今日は地域(どこか知らないけれど)の子どもに愛されているらしい一面がみられた。


なにより選手が楽しそうだったからね。リーグ中は最繁忙期もいいところだっただろうから。楽しげな様子は見ていても楽しかった。


早川が足首を軽くいためたようすでベンチに下がったとき,リベロと交代でベンチに戻った大貫が,ぽかりの1.5Lペットボトルを「これで冷やす?」みたいに差し出したり。冷えませんがな。


1の位が「2」の2人は大はしゃぎで胸タッチしかねない勢いだし,徳岡はきゃっきゃしてるし。伊藤御大もにこにこしてるし。


……海上にセット取られている現実には目をつぶる。


海上たん。うー。うー。うー(唸)。


まりんは,今年度からキャプテン交代の様子。渋谷が1番腹棒になっていた。「ああ,しぶしぶだねえ……」としみじみ感じ入りながら見ていた。うまい。GCMを観に行ったときにも同じことを書いたような気がするけれど,練習量を確保できないなかで維持しているのはすごいと思う。メンバーは上に書いたメンバー+14橋本の8人ぐらい,かな。あと1人2人いたかも(てきとう)。

警視庁フォートファイターズ2-0東京トヨペットグリーンスパークル(25-18 25-15)


MPD:2清水 14中道 13中村 5平林 25金丸 12小川 L17佐藤


とよぺ:5浅見 6大貫 3柴 8西片(2早川) 12橋本(1伊藤) 16松本 L9徳岡


けいしちょのベンチ入りは,11富吉,17菅原,20鈴木を加えた計10人。富吉と菅原はおもにリリーフサーバで出ていた。鈴木は,途中交代出場していたような気がするが気のせいかもしれない。


第2セットの20点過ぎに金丸にサーブが回ってきたところで富吉に交代。そのまま残す意図と思われたが,本人のサーブでとよぺを崩しすぎて,24点ぐらいまで行ってしまった。ラリー中に一度バックアタック機会があったが,生憎アタックラインを踏んでしまい主審の笛が響く。


そこでサーブ権がわたったものの,最後は前衛レフトにいた中村で〆。


相手も相手だったので2つのストレート勝ちで危なげなく都代表となったけれど,ブロック国体や次のリーグを考えると,不安材料がないとはいえない警視庁。リベロをやっていた佐藤は本職リベロではないそうで,経験不足であろうことはうかがえた。西片のサーブでふっとばされたし(あくまで中村メインで拾わせていたとよぺの戦術はもったいなかったような気もする)。


ただ,サイドとリベロの動きは違うから云々という話もよく聞かれる。具体的には知らないしわからない。大学までサイドアタッカーだった選手がリベロとしてVリーグのチームに入るのは近頃のトレンドなので,もうちょい突っ込んだところを知りたいのだけれど。


いずれにしろ,慣れの問題もあろうし試合を通して身につくことも多いだろうから,秋までに馴染んでいただき,だなー。小川(順大時代リベロやってましたし)なり富吉なりがリベロという手もあるかもしれないが。


さとうさんがんばれーと本心で思っているのに,試合後に遅めの昼ご飯を食べながら「【急募】リベロ|経験者優遇|社保 寮完備|明るく楽しい職場です。一緒に働きませんか?」などとくだらない冗談を言うことだけはやめられないという,ね。


中村かっこよかったね。ポジションはかわっていないはずだけれど,こなす役割は少し違っていたようにも見えた。小川との対角ははまってみえて,好きな感じ。