東日本大学選手権・1日目


関東学連主催で会場はすべて東京都内。完全ノックアウト方式のトーナメントで,今年は1回戦から全試合5セットマッチ。


関東では久しぶりの男女共催かな(2014が別だった気がするの。記憶違いかも)。以降は専ら男子の話。


初日が1回戦,2日目が2・3回戦。第3シードまでが1回戦免除(第4シードまでと勘違いしていた。東海大は今日から試合があったのね)。


初日と2日目は3会場に分散。メイン会場の墨田区総合体育館が男女2コートずつ,八王子の新しい体育館*1で男子3コート,日野市民の森ふれあいホールで男子3コート。八王子(京王高尾線挾間駅)と日野(多摩都市モノレール甲州街道駅またはJR中央線日野駅)はハシゴできないこともないけど,錦糸町とは東京都の端と端。むー。


3日目の土曜に残るのがベスト8。土曜が準々決勝と準決勝,日曜が3位決定戦と決勝戦。土日は(女子含め)墨田1会場。


という初日。前日電車の中で熟考した末,日野に行くことにしました。


しかし,例によって朝(いろんな意味で)起きられなかったので,ちょうど第1試合と第2試合の間に到着。早稲田も明治も順大も,かすりもしなかった。


5セットマッチだからと油断したせいもあるんだけど,3セットマッチだったら早々に諦めて逆に第2試合にも大幅に遅れただろうから,良かった,のかな。5セットマッチは,番狂わせは起きにくいしダブルヘッダの日はしんどいですが,複数コート進行でもそれなりにまとまって見られる時間を取りやすいのでありがたい。欲を言えば(3セットマッチでいいから)予選リーグ方式(敗者復活あり)のほうが,どのチームも最低2試合できるからよりよいようにも思うのだけれど,ノックアウト式ならせめて5セットマッチにとは思う。


日野はスタンディングでメモを取る余裕もなかったので,雑感のみ。

[N1]立教大0-3明治大(19-25 21-25 19-25)

[O1]順天堂3-0桐蔭横浜(25-18 25-16 25-15)

[P1]国際武道0-3早稲田(22-25 18-25 17-25)

[N2]北海道科学0-3専修大(14-25 12-25 16-25)


科)13 9(→1) 5 7 4 6 L14 15


専)14 18 3 7 17 13 L10/9


春の入れ替え戦で1部昇格を果たした北海道科学大。7前田が175の「小柄でよく跳ぶ」サイドアタッカーでストライクゾーン直球だった。OPの9番さんが試合中に足首を負傷していた。だいじょぶかしらん。


専修大は平安山がおらず,主将は冨田。平原と井上がスイッチリベロ。為我井,伊藤・冨田・小森,MBは1年の二人。


専修がサーブで殴りブロックでシャットし,という展開。とくにブロックは,どこから攻略していいかわからない容赦なさだった。


特に目立ったのが冨田と柏田。柏田のフローターでずいぶん連続得点があった。第2セットだったか,冨田がファーストサーバーで途中3連続SP含んで0-5までいったときにはアップゾーンから「あと20本!」の声も。


2S途中小森→酒井,第3セットはOPに酒井が入り,すわツーセッターかと色めき立ったが,酒井はふつうにアタッカーだった(もちろんセットアップする場面もあった)。これがまたそつなくこなせちゃって,専修のセッターはアタッカーができるのが条件なんだろうかとやまもとゆう時代のなんちゃらスペシャルを思い出したり。

[O2]法政大3-0帝京大(25-21 25-13 25-8)


真ん中のコートは見づらいのね。とくに関東同士で客席も混んでいたし。1セット目はあまり点差がついていなかったけれど,次第にずるずると。法政のセッターは1年の西田くんだったのかな。

[P2]桜美林3-1平成国際(25-22 16-25 25-21 25-18)


平)18 9 15 13 2 6 L24


個人的に平成国際を応援しているんですが(佐久間が好きなだけですが)。去年秋に地域Lで見たときとはメンバーがかなり違っていたのでこの大会にどれだけ戦力が揃っているかわからないからなんとも言えないけれど,なかなか厳しかった。秋,2部に上がるんじゃなかったっけ。


桜美林は去年の東日本インカレでも見たので,縁がある感じ。昨年と違って,パンフと引き比べつつ見る余裕もなく,人がかわっていたかどうかもわからない為体。

[N3]神奈川大3-1一橋大(25-20 25-22 19-25 25-22)


神)9? 5 10 7 2 13*2


一)4 3 11 5 12 1 L7


一橋面白かった。ちらっと見たときに2枚で思い切りスイングブロックしていて「おお」と思い,がっつり張り付いて見たわけではないけれどちらちらと様子を気にかけていた。個々の戦力はどうしたってお勉強優先で入っている大学ゆえ潤沢ではなかろう中で,頭を使って戦っている感じが端々にうかがえて(大学名で色眼鏡もかけちゃってるだろうけど),面白かった。結局負けちゃったのが残念。ことに第4セットは終盤までリードしていたのに,一気に突き放されて惜しかった。


3部4位と4部2位だったから,そのわりには競っていた,とも言えるのかな。た

[O3]東洋大0-3駒澤大(25-10 25-11 25-11)


K)20 22 14 29 17 24 L2/27


駒澤はパンフでは高子キャプテンだけど本日不在で3年の徳重にキャプテンマーク。4年はリベロの藤岡だけだったのかな。戸嵜が登録外。


1年生多めのスタメン。正来,谷平,橋本。尾形もだったかな。セッターは正来→丸山→土井とセットごとに交替。


東洋は4部も思いっきり下位なのね。近くにいた駒澤応援のみなさまの自チームへの野次(?)が気になりあまりコートに意識が向かなかったんだけど,点差を見ると,試合になってないような。

[P3]慶應義塾大3-0東北大(25-0 25-0 25-0)


東北大の棄権により慶應の不戦勝。去年の秋田大途中棄権とは異なり,慶應も姿を見せず,4試合目が繰り上げて行われた。

[N4]山形大0-3中央学院大(21-25 14-25 17-25)


山形大は春の様子を噂にきいて気になっていたチーム(3位だったし)。このコートがいちばん遅かったので,わりとちゃんと見られた。


中院は小松がベンチスタート(終盤に出てた)で,セッターは1年の山本(高川だ)。もともとスタメンが固定されてないチームだし,佐藤は出てたので,セッター除けば,まあこんなかんじかな,というところのようなそうでもないような。


第1セットは悪くない試合展開だったものの,第2セット序盤に中院が寺尾のサーブでがーっと,「キャッチからキャッチからー」と言うしかない心境。北海道科学大にも同じことを思った。レセプションできないと始まらないのがバレーボール競技の(実力差があるチームの対戦の)しょっぱいところ。

[O4]金沢星稜大0-3北翔大(14-25 9-25 12-25)


北)11 18 6 9 8 5 L12/15


北翔が強いのか金沢星稜が弱いのか。北翔はなかなか楽しそうで,駒との対戦楽しみ。まあボコられるんだろうけど,駒がまだ2部だった2012年の札幌開催のときに,北海道のどこかのチーム(札幌校舎だっけ札大だっけ)が勝ってるし。もちろん当時とは状況が違うけど。

[P4]富山大3-1宇都宮大(18-25 25-20 25-21 25-22)


富)4 3 11 7 17 15 L10


富大が勝った。勝ったから言えるけど,第1セットは宇大が取ったものの,けして差があるようには見えない,むしろ富山のほうが,という感じに見えた。宇大は去年も札幌校舎が3セットマッチフルセットのぎりぎりながら勝っているので,この結果にはそれほど驚いていない。


楽しそうでよく動くチームは見ているほうも楽しい。全体的に国立大を応援したい気持ちになる東日本インカレ初日でしたよ,と。


日野の「続き」も気になりますが,明日は別会場の予定。あくまで予定。予定は未定。

*1:ネーミングライツで名前がついているんだけど覚えられない。

*2:リベロもいる。