2017全日本大学選手権・1日目(1回戦)
@日野市民の森ふれあいホール
今年の全日本インカレは選抜チーム(東日本インカレベスト8+西日本インカレベスト8+各学連割り当て48?)によるトーナメント。
1回戦から敗者復活なしの勝ち上がり方式。すべて5セットマッチ。
いわゆるB方式で,かつ今年から男女共催(東京開催)となった。
男子1回戦・2回戦の会場は,4会場。メイン会場でもある大田区総合体育館のメイン2コート(残り1とサブが女子),墨田のメイン×1(残り2が女子)とサブ×1,日野市民の森ふれあいホール×3,葛飾区水元SC×1。
火曜試合開始の日曜終わり,去年までの選抜方式と同じながら試合日は1日のびたので,少し余裕がある。ダブルヘッダなし。
水曜(2回戦)と金曜(準々決勝)は各コート2試合ずつ。また,木曜(3回戦)からは大田区総合体育館1会場に集結する。
そんな初日。この位置関係でのハシゴは無理なので,3コート仕様で最も多くのチームを観られる日野会場(KLM)へ。観戦環境はかなり厳しい体育館なれど,近い&数が多いメリットは強い。
なお,トーナメント表の8区分でKは右中上,Lは右中下,Mは左中上と,すぐにはあたらないブロックが同じ会場にいた。
以下雑感,得点は自分メモ。学連の公式サイトでご確認を(してから書こうよ・笑)
K1:西日本工業大0-3明治大(13-25 16-25 12-25)
M) 18鎌田 21松田 22池田 1加藤 3佐伯 17鈴木 L13小川*1
NIT) 11山脇 3峯 23馬場 2光武 1黒瀬 28古賀 L10田中
所謂「明治の山」Kコートは4試合ともストレートで,たいそう進行が早かった。開始から明治ペースで,試合時間1時間。
L1:東亜大3-0八戸工業大(25-17 25-11 25-13)
HIT) 13円子 6矢幅 12笠井 2松澤 8小笠原 1黒滝 L9玉田
Toa) 1大宅 6大川内 7原 13古賀 3鳥飼 5穐吉 L14正近
こちらは立ち上がりは競った展開,徐々に調子を上げる東亜大。圧巻は第2セットだったかな。古賀の3連続サービスエース。
原のサーブのフォームって前からこんなでしたっけ。綺麗だし,点も取れるし。
M1:国士舘3-2龍谷大(25-20 22-25 23-25 25-21 15-11)
Ks) 43松川 30川島 62黒川(37熊切) 1工藤 20笠利 6宇佐美 L27野島/39柳
R) 10藤川 4花浦 1米澤 14前田 12鈴木 9田中 L7木村
Mコートは一番奥で,国士舘も(第3試合の)中央学院も選手が多いわけで,そりゃもう人がもりもりしていた。そしてもつれる試合が多かった。
初っぱな1日目の第1試合からこのカード。楽しみでもありもったいなくもあり。結局自分がいたところからは遠くてよく観られなかったので消化不良。
サーブで殴る国士舘に対し,龍谷はこまごました攻撃の形を作れず単調に。一方龍谷はていねいなブロックで,粗い国士舘のスパイクの乱れを突く。
フルセットになればいいな,という外野ののんきな期待がかなってしまった。しかし第4セットからは,国士舘の(それまで甘かった)ブロックも機能しはじめ,第5セットはサーブで殴り。
K2:東京学芸大3-0山口大(25-12 25-15 25-12)
Ymg) 15飯島 10岩垣 1上田 55菊池 19渡辺 4下向井 L23三原
TGU) 18内田 1高澤25村岡 9須貝 26吉田 3小野 L21瀬戸山
山口大は総勢7名。菊地がいたのはありがたかったが名倉がいないのがさびしかった。何より,岡本さんがいないとやはり,どこか物足りない。
対戦したかっただろうねえ。
地力で点が取れたり,サービスエースが取れて喜んだり。第2セット後半から学芸はばしばしメンバーを入れ替えて,まあ,そういう試合になっちゃうんだけどさ。でも,それもインカレだと思う。
L2:日本体育大3-0中京大(25-23 25-19 25-21)
Cky) 10大北 11片野坂 18吉田 17山田 21南 22エバデダン L1前田
NSSU) 22河東 20仲本 18西 16高梨 29西村 5宮原 L28小川/6辻本
東海秋2位の中京。にしても,初戦の相手が悪かった,か。淡々とした進行だった。
春と東日本インカレの結果がよろしくなかったのでシードにかすらない日体大,天皇杯ブロックラウンドでは秋優勝の早稲田を破っており,今大会注目チームの1つかな,と。前髪を上げている高梨(と宮原)に,ごく一部で賛否両論(個人的には,すっきりしてて大人びてて好感)。
高梨のサーブが(試合開始当初は入らなかったものの)良い。宮原が前衛でライトに開いてスパイクに入っていて,センターはあいていて(バックアタックだけかな),おもしろい。高梨のサーブは脅威だが,木曜から会場変わるし……お互い勝ち上がれば東亜大と……どうしよう。
M2:大同大3-1大阪学院(25-14 19-25 25-16 25-18)
OGU) 5東田 9丸野 3陳 1片山 8宗光 4小和田 L2大久保
D) 9田代 21中林 23山本 2福吉 19永井 34小林 L18備
Mコートはコートも点示も観づらいし得点戻すの早いし。1セットずつ取り合って,3・4は大同大,ということのようだった。大同大は東海秋1位。
K3:愛媛大3-0福井工業大(26-24 25-20 25-19)
Ehm) 16矢田部 4大倉 5井崎 6津田 22澁谷 8筒井 L7藤原/25西原
FIT) 3高溝 1中村 11高桑 12野上 2入場 16辻 L13佐々木
第1セットはデュースになり,競った試合になりそうだったが,第2セット開始早々に愛媛4番さんのサーブで5-0。ここで試合の流れができた。
福井工大1番(MB)のサーブがたいへん良い感じ。
L3:国際武道大1-3大阪産業大(20-25 25-22 19-25 22-25)
OSU) 5仲田 15勝岡 10小山 1北田 17阪根 3大西 L27西山/29玉那覇
IBU) 23早坂 4齋藤 11岸 12畠山 3鈴木 1立川 L28池田
試合後,スタンドで監督が誰かに「終わっちゃったよ」と淋しそうに仰っているのが耳に入ってきた。自分はエンタテイメントとして各々の試合を消費するだけだからピンとこないけれど,当事者にとっては,最後の大会なのだ。
自分はその重みを軽んじてはいまいかと一瞬反省した。
さて武大は2部のまんなかへんが定位置になって観る機会がずいぶん減ってしまった。久しぶりに観ても(うまく言えないが)「武大らしさ」のようなものは感じるのだけれど(弾むような),とはいえ,2位以内に入って入れ替え戦で勝ち上がって,というのは厳しいのかな,とは。
産大は,ふしぎと全カレ観戦機会が多く,これが3年目か。赤松の印象がめちゃめちゃ強かった(+リベロ宮城)ので今年のチームを観て「ぜんぜんわからん」となってしまったが,実はあまりメンバーはかわっていない。仲田,勝岡,阪根あたりはずっといる。小山もU23だったかU21だったかの代表。
上回生になった勝岡の頼もしさが頼もしかった。こちらも楽しみ……って,2回戦日体大とやんけ。この山きつい。
M3:中央学院3-1大阪体育大(26-24 18-25 25-22 25-20)
OUHS) 21諏訪 19河嶋 17宇治田 1広瀬 2茶屋道 34山口 L16泉
CGU) 32高瀬 55山田駿 35成田 23山本 13澤 25山田誠 L22塚本
第4セットの前半は,フルになりそうな気配が漂っていたのだけれど,何がどうなったか中院がひっくりかえした。
中院は良くも悪くも,波が大きい。大阪体育大ももうちょい観たかったが……しゃあない。
K4:大東文化大0-3東海札幌(23-25 18-25 16-25)
STokai) 7戸田 23田辺 6柳町 20阿部 9大竹 10杉山 L21藤村
Daito) 45高井 43鈴 27大森 24小山 2松橋 25砂川 L1井上
このために日野を選んだと言って過言ではない。組み合わせ抽選結果を見たときには,うおおおおと(北海道学連のくじ運の良さに)唸ったものだが,蓋を開けてみれば終始東海ペースだった。第3セット中盤以降は,戸田サーブが爆裂し,一気にたたみかけて終わってしまった。
大東文化,とにかく背番号が大きい。人数が多いのでいつみてもよくわからないというか,わからないというかわからないというか,昨秋や今春リーグをチラ見したときもたしかに背番号は大きかったのだが,つい「大きい」でひとくくりにしてしまって,同じなのかかわっているのかもわからない。
ともあれ,東海ペースであったがゆえに,東海の出来具合はいまひとつわからない。秋リーグ完全優勝している(?)の(?)ならいいのだろうかどうなのだろうか。大会前に北方方面の人と話をした限りでは「よーわからん」ということであった。
明日は明治と。実に楽しみ。
L4:立正大0-3天理大(23-25 18-25 23-25)
Tnr) 8天野 7久松 6吉識 2前田 4難波 11前川 L28渡邊/16森藤
R) 4須賀 9吉村 1鈴木 16阿部 23丸尾 18田中 L8中村/5島田
第1セットを天理が取ったところで諸般の事情により離脱。天理が勝ったらしい。全体的に関東2部と関西1部は関西1部に軍配が。そういう感じか。
M4:長崎国際大0−3関西学院大(17-25 19-25 19-25)
時間切れでござった。
*1:なんとパンフの注目選手。それもゆいいつ3年生