全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会|男子東部決勝リーグ東京大会


三菱東京UFJ銀行池尻クラブ体育館


去年のスタメンを調べようと自分の「記事一覧」を開いたら,スタメンどころか2月・3月まるごと何一つ書いていませんでしたとさ。


JVAのサイトに帳票が上がっているのでそれを観に行けばいいのですが,去年の自分が恨めしい。


北海道大会,愛知大会に続いての3週目。1回戦総当たりの最終週。


池尻クラブの体育館は,毎年春にある東京都実業団(?)等で何度か訪れているけれど,この旧地域リーグ東部決勝リーグでは始めて。ギャラリーが狭いのでどうなることかと思ったけれど,特設コートで,コートサイドにパイプ椅子。主審側だけでなく,ベンチ裏側にも設けられていて,席数はじゅうぶんだった。そこに行くまでの勇気は別問題。


5セットマッチ。11時開始で4試合。試合終了は7時頃だったか。


1年ぶりに観るチームは変化も多い。


が,「かわいい」しか言っていなかった。今日観たチーム,どこもセッターがかわいかった。

新日鐵住金君津3-2トヨタ車体


最下位対決……はさておき。


君津はセッター藤代が新人*1。ほかの選手は概ね既視感のある名前と背番号だったけれど,少しはかわっているようないないような。宇野が宇野に似てるかどうか,という話をしながら観ていた。


車体はいつもの感じ。セッターの宮田があいかわらず実に楽しそうで,色白にツーブロックの長髪(をゆわいている)のがたいへんかわいい。脅威の28歳。市古も健在でなにより。田代素敵。


盛り上がってフルセット。最後は君津が。

三菱東京UFJ銀行*21-3FORVAL BONDS


ぼんずの監督*3来てた。


きょねん,7人中4人が内定選手だった銀行,様変わり感が激しい。


噂には聞いていた(第1週の北海道で目撃情報を得ていた)龍一誠。龍一誠を観るために赴いたといっても過言ではない。いつぞやの野口の例があるので,内定さんの活躍を4月以降に期待しないことにしてはいるのだが。


加賀がいなかったのはちょいと残念。あと,寺町もいなかった。


サービスエースを連発したりフェイクセットしたりダイレクトスパイクを打ったり,楽しそうにしていたので楽しかった。銀行には東海大OBが多い。土谷とは「4年と1年」だったか,など。そして,コートを挟んで対峙した秋庭とも「4年と1年」だったような気がする。ぼんずのリベロは新垣だし,この試合,たいへん青地に白十字っぽさに溢れていた。


しかし,去年もそうだったけれども,内定が主力というのは,選手個人のスキルや体力は内定時がいちばん高いのではないかとはこの界隈で常にささやかれるところではあるものの,付け焼き刃感が否めない。今年の銀行もややそんな感じで。入れ替わりが激しいのは淋しい気もする。人数が多いのはええことではあるが,名前はあっても,ホーム体育館でも,姿がない人も多いし。おしごとお忙しいのでしょうなあ。

Safilva北海道3-0トヨタ車体


S:7十良澤 1青島 13吉田 16柳町 14河西智 12笠原 L5神園時


T:1市古 20白元 15山本 11田代 9宮田 19竹川 L5安部/12前田


どういう経緯でこの大会の出場権が決まるのかいまひとつわかっていないのだが,今年初参戦のサフィルヴァ。去年参加した(旭川の某チームの前身というか母体というかの)IDFと入れ替わるかたちになった。こちらは札幌拠点。


往年の札幌校舎91にふおおおお,となる。現役の柳町もいる。そう柳町単体。ニコイチじゃない柳町を初めて見た。


セッター札大OBの十良澤は,噂に聞けど自分で観るのは初めてだった,かも。素敵だった。福島大でリベロやってた神園弟。豪華。


んまあ,さすがに少々しんどいす,これは,という点差が1・2セット目。3セット目は少しは詰まったが地力の差か。

東京海上3-1アイシン精機


A:1滝沢優 5平野 12山下 2辻 4只隈 3林 L10鈴木


M:5濱中 6立木 1太田 9大保 21上田 16高橋 L3阿部


アイシンが! 様変わりぶりにびっくり。1・2週目の結果を見て,例年よりも勝ってるなーと思ってはいたが。


まずジャージが違う。どこのチームかわからなかった。鮮やか目の青一色。ユニフォームが違う。いままで白と黒のそれぞれベタの無地の綿っぽい(体操服っぽい)シンプルなデザインだったのが,現代風の軽そうな素材にかわっていた。白×青の爽やかなのと,黒×白のシャープなのと。そしてありがたいシャツネーム。有りがたい有りがたい。


内定・1年目が多いコート内は,パワーもあるし若さもある。ほんとに強くてびっくりした。新キャプテンの滝沢(2年目。岐阜経で富士通加藤と同期(?),セッターの林が1年目,体格よくてサーブ強力で存在感発揮しまくっていたMB只隈が朝日大在学中。対角の平野は去年も出てたかなー。覚えてない。OPは名城大OBの山下。そのなかで辻が出ているのが地味に嬉しい。あと,リベロの鈴木康平も。


外野なので,バスケがプロ化して別法人になったから企業内部活の予算が回ってきたのかしら,などと適当なことを言っていたのだけれど,ユニフォームやら強さやらを観ていると,V3参戦が狙えるのではないかとかとか。


そこで,2セット目に立て直し,3セット目に競った展開からもぎとり,フルセットの気配濃厚だった第4セット終盤に追いついて逆転勝ちした東京海上もすごいのだが。


東京海上こそ,昨季とはぜんぜん違うチーム。4月に1度観ていたので全く様子が分かっていなかったわけではないのだけれど,逆に今年度はそのほかの試合を観ていなかった(国体予選とか秋の地域Lとか)のでほぼ1年ぶり。そのうえ更なる予想外もあった。


MBが慶應OB対角。内定の立木は,眼鏡姿も相まって理知的なアナリストのイメージを勝手に抱いていたけれど,サーブもいいしスパイクも打てるし,おうおうやるじゃん。


レフトが濱中-大保。大保もリベロしか知らなかったので,上背がしんどい場面もあったけれど,おうおう打てるじゃん。


ていうか,千住,池尻でもいなかった。パンフに名前はあるんじゃが……。


というわけでOP太田。サーブすごいじゃん。


セッター高橋。かわいい。ジャンプトスかわいいし軽やか。ようやく本職セッターが入ってきたと感慨ひとしお。そして,リベロがようやく本職に戻れた感のある阿部。本職かどうか知らないけど(大学のときはリベロしか観たことがなかった)。


全勝対決を制して5勝目の東京海上がGCM切符確定。4勝1敗アイシン,3勝2敗サフィルヴァ。という感じ,たぶん。


今年は去年までの観戦モチベーションを継続できないことがわかっていたので,会場が近くなければ行かなかったかもしれないし,近い会場でもVリーグの試合が近場であったらそちらに行ったかもしれない。


だけど,観ると楽しいんだよねえ。それぞれに。このカテゴリの観戦の楽しさを言葉で言い表すのは難しい。崩れすぎない程良い砕け具合とでも言えばいいのか。


何より,楽しんでやっていることが伝わってくる。選手が楽しそう。もったいないプレー(繋ぎが悪いとか)も少なくないけれど,ぐっだぐだな感じはなくて締まるところは締まっていて,巧いプレーや力強いプレーも随所にみられる。競った試合はもちろん盛り上がる。きちんとした公式大会のきちんとした運営があることの安心感。身内が大半なのは当然として,身内以外は足を踏み入れるのを躊躇うほどではないのがありがたい。程良い近さと程良いくつろぎ。


日程と場所の都合がよくて,それから,学生時代だけで終わるには後ろ髪を引かれていた選手が出てくれて良かった。それも「続けるんなら安心,じゃあ来年度」とも言い切れず観たいなら今行かなきゃと思えたことも。GCMはVプレミアファイナルと被っている。大変悩ましいが,Vリーグのファイナルはほぼ毎年欠かさず観ている締めくくりなので……大変悩ましいがたぶん東京にいる。なので,明日,もう1日。

*1:96生なのでまだ学生か。

*2:年度内はコレでいいのかしら。

*3:参議院議員朝日健太郎