2021天皇杯・皇后杯ファイナルラウンドをひとことで・1日目

副題:だって好きなんだもの。そこにいる自分が。
@高崎アリーナ
「最近できたばかりの体育館」と思っていたけれど、2016年開業。その年か翌年ぐらいに、BUCK-TICKさんがコンサートをやっていた。バレーボールでは、2019/20シーズンのV1決勝戦の会場が最初の予定だったかな。わたしも行く予定にしていたが、直前に無観客試合となった。
メインアリーナは4面で、固定席が二千数百。ALSOK群馬アリーナと同じくらいか。コート間がかなり狭かったのでもう少し狭いかな。席も近いので、座席表から想像していたよりは見やすかった。高崎駅から徒歩10分程度とアクセスがとても良いのが魅力。ロゴのフォントが今風。店内に売店がないのが残念。こんなご時世だからキッチンカーも来てないし。

以下は、リリースすることが最大目標のため、正確性は担保しされません。

去年はこの1回戦に当たるカードがなかった。
今年も一昨年までよりは参加チームが少ない? いや、V1が10チームになった分、多いのか。変則的な1回戦で、V110チーム中、昨季下位の4チームが1回戦から登場、残り6チームがシードという形。
2面で3セットマッチ×5試合が行われた。
女子はサブを含めて3コート仕様×4試合だったが、サブコートだけチケットが別だった。サブ目当てだけどメインも見たいと言う人にはとても辛かっただろう。行き来しやすい導線でもなかったし、サブは自販機もないそうで。

チケットといえば、バーコード管理で、途中出場再入場のたびにバーコードで管理していた。電子はもちろん紙チケットも半券切り離しはせず、バーコードをリーダーでぴっ。このタイプは初めて見た。

あと、NTT(?)のシステムによる、AIによる自動カメラでの撮影・無料配信がある。現地にいたので、配信の映像は見ていない。白いカメラがぬっと立っていて、不思議なかんじだった(最初映像配信用のものだとは気づかなかった)。スタッフさんは2コートにつき1人張り付いていた。

コート内にボールレトリーバーがおらず、サーバーがボール籠から自分で取り出す先のオリンピックと同方式。

A1 長野ガロンズ - 順天堂大学(21-25 19-25)

長野G:5浅田 10柳生 4福池 1松下 7石坂 3 L11新関
順天堂:10茂太 9金澤 7岡野 2岡本 5松下 20加藤 L1高橋
ガロンズ何年も見てないのでまるで別チーム。浅田と福池がいて、OB対現役じゃん、と。
順天堂はスタメン染野でなく松下。bick決めてドヤってた。途中二枚替えで、森居と梶原。
現役が勝った。

B1 仙台大学 - 大同特殊鋼レッドスター(25-22 18-25 25-18)

特殊鋼:17舩倉 1伊澤 6三渡 18寺尾 14大坪 3吉田 L7津田
仙台大:1千坂 10南 15似内 23川村 2岩崎 6小野寺 L3鈴木
2年観てなかったDivision2。特殊鋼もかなり様変わり。以前見たときに出てたのは伊澤くらいか。リベロは津田。三渡ってコクシの、とか、吉田って中京の、とかの、なんとなく名前だけは見た記憶があるかんじで。
仙台大の3年生オポジット似内は身長178cm。178で330(インカレパンフ準拠)のOP、好きにきまっとる。腰に挟んだタオルは春高柄。小さかったら高く跳べ。178cmOP愛好家なので、こういう選手に出会えると、観に来た甲斐があったと大変嬉しい。でも、同じことを2年前のインカレで書いてたりするかもしれない(そして忘れているかもしれない)。そして3年生セッターの小野寺は、たぶん初見だった、と思う。後半徐々に打ち気が見えてきて、こちらも好きなタイプで、楽しかった。
フルセットの末、仙台大が勝っちゃった。第3セット17−15からの小野寺のサーブで4連続ブレイク、怒濤の突き放し。2連続サーブポイント、痺れる。
勝った瞬間、7番さん(瀬尾くん)が超喜んでいた。
監督もご健在で何より。

A2 関西大学 - 富士通(18-25 21-25)

富士通:14谷平 7加藤 4柳田 11浅野 1エバデダン 18長谷山 L6小林
関西大:23安平 5藤井 1池田 24金子 4岡田 2南本 L8久保田
関大、うかがったところ秋リーグ1部12位とのことで、全日本インカレには出ていなかった。兵庫に勝って憎き(嘘)体大*1に勝ってのファイナルの由。
しかし、2年ぶりの生きて動くリスに胸がいっぱいでそれ以外何も覚えていない。
コート開放でエア旗持ち(ジェフリー?)が走り込んで「いよー!」大学生がよくやるあれ。ここ2年観てない(してないのか自分が観てないのか)あれ。
大学との対戦だから対抗したんだろうけど関大はやらず。笑。
色々おかしすぎて、懐かしくて。やっぱりいいチームだなーって思った。

B2 きんでん - 中央大学(22-25 10-25)

中央大:3鍬田 2佐々木 8佐藤 11藤原 18山崎 4伊藤 L16山本
きんでん:11毛利 14谷川 17和治 21小林 16井山 15古川 L18三木
中大は全カレと同じスタメン。山岸ピンサ職人健在。
きんでんも(以下同文)。セッターも毛利だし、OPもお空なんだけど。
谷川(つい「米山君」と呼んでしまう)がサイドで出ていた。紫紺ユニフォーム以来に拝見しましたよ。三木がきんでんなのも、把握できてなかったので驚き。もう一人のリベロは内園。
きんでんが、相変わらずうるさく騒がしかった。富士通もうるさいしきんでんもうるさい。しかし、騒ぐ方にエネルギーを使いすぎではなかろうかと危惧していたらあに図らんやの第2セット。最後は藤原のディグがリターンエース。

A3 大分三好ヴァイセアドラー - 高知商業高等学校(25-6 25-13)

大分:10山田 9林 18古賀 1バグナス 8川口 21井口 L7小川
高知:6松本 3田村 2吉川 10木下 4山本 1下田 L16中西/13吉良
高知商、岡林(東亜大→住電)の後輩かー。と思いつつ。
高校の他2チームが春高優勝常連で、それらに比べると素朴な感じ。自力で点を取るのも難儀するような展開で第1セットは林君がそのまま試合終わるかと思うぐらいサーブ打ち続けたけど、第2セットは高知商業が2桁に乗せた。6点目にけんたをとめた3番さんのきれいなブロックは、見ているほうも嬉しかった。

B3 東福岡高等学校 - VC長野トライデンツ(17-25 17-25)

東福岡:5近藤 2山田 1葭原 7川野 9木下 3坪谷 L11井上
VC長野:7戸嵜 16森崎 10リヴァン 5笠利 4中村 13椿 L22角/11藤中
長野、藤中が出てた! 途中から(?)ディグでコートイン。同じ専修の中村啓人も天皇杯の選手登録されていた(いたかどうかはわからないが少なくともユニフォームは着ていなかった)。山岸は、中大で出場。
戸嵜が長野だった。←そこからの人。去年も今年も一度も見ていない。
東福岡は190cm超の選手が多く、細長い。2番の選手のブロードと3番の選手のバックアタックが良さげ。
第2セット途中までは拮抗した展開だったけれど、ブロックタッチアウト狙いのスパイクが3本連続でワンタッチなしでアウトになったのが辛かった。

A4 堺ブレイザーズ - 筑波大学(25-14 25-23)

筑波大:2阿部 18柳田 7西川 15砂川 12橋本 14エバデダン L5伊藤/22木村
堺bz:4高野 21竹元 13バーノン 2樋口 7出耒田 17深津 L20山本
関東ブロックラウンドで早稲田に勝ってファイナルラウンド進出を果たした筑波大。
初日でV1に当たるかなあ。
堺、1回戦から出ちゃうかなあ(昨季の成績で決まるから)。
この日も垂水はユニフォームの上だけ着てベンチ入り。チーム愛が重そう(偏見です)。ともあれ、松葉杖外れて良かった。無理せず治してね。
試合は垂水が怪我してなったらどうだろうとはあんまり思ってなくて、なぜなら誰が出ても筑波。
第2セットは途中までは筑波大がリードする展開だった。14−16からバーノンスパイク竹元サーブで崩してバーノンやらできさんやらが決めて17-16と堺がひっくり返した。
堺、松本こそベンチアウトだったものの、このメンバーから一歩も引かず。

B4 FC東京 - 東亜大学(27-25 25-21)

東亜大:31内藤 33岡崎 11山下 30柳北 32高梨 29木下 L18内本
FC東京:2玉宅 15エスペホ 18武藤 14長友 1ヨナス 8栗山 L5谷口
東亜大みるの、何年ぶりじゃろう。細長い。番号が大きい。セッターも。これだけあいて下級生ずらりだとなんというかもうアレなのですが、まだこれからかなーというチームで、また機会があれば。
こちらも、第2セットは東亜がリードする展開。最大4点だったか3点だったかのリード。でも、中盤のヨナスのサーブのローテで3連続得点。
バレーってそういうものなんじゃろうなあと改めて思う。ギアの入れどころや勝負のしどころ、そこで狙い通りにきっちり締める。そこでうまくいかなければ次の手を考える。その攻防。

A5 鎮西高等学校 - ヴィアティン三重(17-25 25-20 18-25)

鎮西:2平田 8荒谷 11平川 4舛本 1平嶋 3久冨 L12高木
三重:18福元 34三好 23北田 7春藤 16安田 73島 L10外崎
フルセットになった。
鎮西はツーセッター。とはいえ、11番平川くんはほとんど打ってなかった。久冨くんはめっちゃ打ってた(名前に見覚えがあるわよ)。
ディフェンス、ブロックとディグがとても良かった。トスを見て飛ぶ、開けるところは開けて拾う、締めるところは締める、ワンタッチを取って切り返す。
ほぼ久冨舛本の二人しか打っていなかったので大人相手には限界だったけれど、良いチーム、良い試合。
三重のメンバーにびっくり。今年の年明けから新人(当時内定)ばかりと聞いてはいたが、チームメイトになるとは考えたこともなかった選手が同じユニフォームを着ているのを実際に見ると不思議な気持ち。前回見た三重で出ていたのはスタメンの中では北田だけ。オリジナルメンバーがいないのは淋しい気もする。あとは福平二人、東海大二人、明治一人。三好にかわってレシーブ強化(たぶん)で吉田が入ると駿台対角。初日は混乱の内に終わった。

B5 ヴォレアス北海道 - 近畿大学(25-17 25-15)

近大:4中西 22丸尾 9江崎 1後藤 21フランシス 11中野 L27荒木
旭川:19浜田 9佐々木 18後藤 14張 7越川 2柏田 L6渡辺
近大にもう少し期待してたけど、この日の近大はよろしくなかった。江崎が全カレほどには目立ってなくて。というかぜんぜん目立ってなくて。
それに、ヴォレアスが強い。三重、富士通と3チームが目下V2全勝らしいんだけど、大卒新人1年目揃いの隣コート(三重試合中だった)と比べて一枚二枚上手に見えた。去年は(見てないけれど)富士通との対戦成績2敗だったと思うけど、今大会のヴォレアスは一昨年の1巡目(2巡目は中止になったのでなかった)のカルッツで見たストレート勝ちの試合よりも、さらに、強いチームに見えた。


夕飯は高崎モントレーの登利平で鶏を食べました。おいしい。
示し合わせたわけでもないのに顔見知りが集う店内にひとしきり笑って店から出たら、今まさに入店せんとする代表コーチに遭遇。びっくりしたわ。
さて、2日目以降が書ける気がしない。
書いた。
cana.hatenablog.jp

*1:明治が全カレ初戦で当たって負けたのが大体大で、体大は何一つ悪くないむしろ喜んでて素敵だったけど翌日中京に負けたもんだから、間接的に明治てめぇ、みたいな気持ちになり。