2019全日本大学選手権・3日目(3回戦)(本文なし)

墨田区総合体育館


ベスト8をかけた対戦。男子は墨田1会場,会場選択を迷わずに済むのでとても有り難い。4面×2試合。同時に見るには限界があるのでさみしい。昼すぎに終わるのが有り難いのか有り難くないのかは,判断の難しいところ。


Gコートがサブ。前日までは2試合ともメインコートを見るつもりだったのに,前夜から当日の朝,会場に着くまで迷いに迷って,結局第1試合はサブコートの民になってしまった。メインとは壁一枚挟んだだけなので行き来は楽。とはいえ,移動しないと試合経過もわからないから,この壁なからましかば。

[D1]早稲田大学3-0龍谷大学


うむ。

[E1]愛知学院大学1-3東亜大学


東亜が2セット先取,愛学1セット取り返して第4セットが東亜。


東亜は,前日に比べると状態が良かったとのこと。久しぶりのベスト8進出。2009のベスト4以来かしら。


愛学,きのうあまり見られなかった(見てなかった)から,じっくり見たかったんだけど。

[F1]東海大学3-1青山学院大学


ここも,東海が2セット先取からの青学が。のパターン

[G1]日本大学1-3明治大学


日大の立ち上がりが悪い。いない人をおもってもしかたないけれど,高橋がいたらと言わずにはいられない第1セット,第2セットだった。


今年の日大はチーム力をあげていただけに。


明治ペースで試合が進む。明治はミスが少ない締まった試合運び。対する日大は,集中力に欠くというか,気負いが空回りし焦りが余計空回りを生むような,ちょっとふわふわした状態を立て直せないまま,点差が開く。


第2セット途中から入った27秦の良い働きもあり,第3セットは競った展開になった。どちらもMBの打数が多い,ワンタッチからの切り返しが多い,そしてブレイク率が高い。そういう意味では似ているかも。日大西岡と明治三輪の,山口っ子MBマッチも。


20-20から明治が池田サーブのローテーションで4連続ブレイクし,20-24。第1セットと第3セットのローテーションは,池田のサーブががっつり日大の弱点ローテを作っていた。ジャンプフローターサーブをクロスに打って,セッターが出るコースと秦がレフトに移動するコースを塞ぎ移動を遅らせながら後衛レフトにいる下田に取らせる。まずAパスを返すのが難しい局面。前衛ライトの水島はセンターでレセプションに入っているので,打てるのはMBの西岡か前衛レフト秦の二択。


終わったらメインに移動しよう,と見ていたわたしが思った。明治の皆様も,たぶん,似たようなムードになったんだと思う。終盤,ちらっと,ほんとうにちらっとだけど,色気が見えた。


4年生に決めさせたかった,というだけの理由ではないとしても,たぶん少しは頭にあったんじゃないかな。20-24,トランジションアタックを鎌田にあげて(たしかけっこう難しい球だった)スパイクアウトで21-24,次の秦のサーブで,鎌田の時間差のX攻撃。時間差,悪くないけど,この試合で初めてじゃなかったっけ,みたいな。で,一瞬,変な間があった。なんか,変なズレ方をしたな,って感じた。そして,拾った日大はこの試合好調だった下田がトランジションアタックを決めて22-24,明治タイムアウトタイムアウトあけもちょっとずれた感じが戻らなくなってデュースになり,なんだかんだ長いラリーを挟んで内田のサーブで崩した日大が池田ちゃん攻略により,28-26で取って第4セットへ。


第4セットはそれまでと一転して,一気に日大の流れに。イージーなプレーが目につく明治と,凄まじく拾いまくり繋ぎまくる日大。中盤いちど明治が追い上げるも再び突き放しにかかって18-14で明治2度目のタイムアウト


と,このあたりでちょいとメインアリーナの様子うかがいに席を外し,しばらくして戻ったら,20-17だったかな。明治は小松がコートに立っていた。


(中略)で,23-23で明治が追いついて,日大アドバンテージのデュース。28-28から明治がブレイクして逆転,最後は池田が下田をブロックして,29-31。明治が準々決勝に駒を進めた。


メインコートはEもFも第1試合が終わっていて,Dはすでに第2試合が始まっていた。


4年生力と言ってしまえば安易だけれど,確かに,小松が入ることで何か変わったものはあった。それは偶然かもしれないけれど。これを書いているのは準々決勝が終わったあとで,だから,つまり,そういうことです。

[D2]福山平成大学3-2同志社大学


前日近大にストレート勝ちした同志社。第1セット25-14と,これはちょいとどうなるよ,からの第2セット19-25。お互い取るセットと落とすセットの差が激しい。同志社は,アウトサイドの4金光が頼れるエースで,拾って打ってと獅子奮迅の働き。同志社も平大も,前衛が強いローテーションと弱いローテーションがはっきりしていた


ファイナルセット,6-8でコートチェンジ。10-13,いよいよ詰んだか,と思った。が,11-13から平大山崎のサーブで崩し,14-13と逆転した。そこから,あまり覚えていないんだけど,同志社サイドアタッカーリベロが同時にすっ飛んで,どうにかボールを繋いだ。打つのは伴くんだろう,ほかにいないだろう,と見ていた人たちが皆思ったようで,予測や同志社への期待や,平大ブロックへの激励やら,いろんな意味のこもった「伴!」「伴!」「伴!」がスタンドのあちこちから口々に聞こえてきた。自分も声に出していた。なんだかおかしかった。


あにはからんや。伴のスパイク,三好が一枚でシャットして,平大が2年連続のベスト8,そして,早稲田との昨年決勝戦リベンジマッチへの切符を手に入れた。


あとあとになって,あそこが最後のチャンスだったと思う。ひとつ回ると同志社は金光が前衛に上がり,逆に平大はS4レセプションから徐々に前衛がしんどくなっていくターンだった。


平大にとっては薄氷,同志社にとっては,最大のチャンスを逃した。でも,けして棒に振った,というかんじではなく,自滅でもなくて。

[F2]順天堂大学3-0日本体育大学


秋の6勝5敗同士の対戦。すごく遠目にちらちら見ていただけだが,順大が調子がよさそうだった。

2019全日本大学選手権・2日目(2回戦)(本文なし)

墨田区総合体育館


今年も始まってました全日本インカレ。学連枠割当の選抜64チーム,全日程5セットマッチ,完全ノックアウト方式。初日で32チームになり,2日目を終えてベスト16。


初日と2日目,男子は,墨田区総合体育館4面+港区の港スポーツセンター2面の6面。女子が大田区総合体育館4面+葛飾区の水元スポーツセーター2面。


今年は会場の分散具合が小さかったのはとても素敵。今日からは1コートあたりの試合数が少ないのでチーム・選手にとっては戦いやすい運営だと思う。観る側にとっては,同時進行だと見られないので,少ないコートでたくさん試合をしてくれたほうが嬉しいんだけどね。休み甲斐がない。そして,初日は,予選リーグ方式(敗者復活方式)にしてほしい。2日目の抽選が大変なのはわかるし,シードチームを予選免除にしても必ずしも有利とは言えない感じになっちゃうのもわかるし,ダブルヘッダの日をつくらなきゃならなくなった場合に超キツいのもわかるし,わかるんだけども。ということで,これがベストなんだろうなあ。


試合数の多い墨田へ。2週間半ぶりの墨田はカフェの入り口に,V1東京ホームゲームのときに展示してあった手塚の等身大パネルが置かれていた。シーズン中常設かしら。


以下見た試合とか。しかし,ぜんぜん見られてなくて,反省というか後悔というか自己嫌悪というか。成長がない。

[D1]早稲田大学3-1岐阜協立大学


見てないんですが。早稲田スタメンはいつもの。


第1セット・第2セットとも早稲田がごりごり容赦ない試合展開の気配。第2試合にふと得点経過を見たら,20-9になってて,そのときは村本と重藤が出てたかな。でも,メンバーばっさり,という感じではなさそうだった。知らんけど。


第3セットぐらいで武藤が足くじいて下がったので,心配。そのあとは上條が出ていた。


第3セットは,岐阜経すごいね,と,後ろにいた某チームの人たちが言っていたので,そういう流れってあるよね,とか。

[E1]駒澤大学2-3東亜大学


組合せ抽選会終わってトーナメント表が出て,2日目から互いにとっての山場がやってきたなあと思いまして。対戦してみないとわからない感じがすごく楽しみだった。1部残留したものの秋さっぱり勝てなかった駒澤と,秋リーグ優勝はしたものの中本の故障離脱が痛い東亜と。


結果として,期待通りの接戦になった。制したのは東亜。駒澤は勝ちきれないところが出ちゃったかなあ。


立ち上がりは駒澤のペース,というよりも,東亜の入りが悪すぎて,お見合いやイージーなミスの連発で駒澤どうこうでなく点差が開いていく。中盤にダブルスコアだったのは覚えている。少なくとも7-14までは行ってたらしい。もっとだったかもしれん。


それが,なんだかんだでじわじわと追い上げて,22−22で追いついた。25-25から古賀のサービスエースで25-26。次のサーブも崩したかな,ボール繋いで,トランジションアタック,当然古賀のバックライトに上がる。決まれば鮮やかな逆転セット取得の場面。


そういうときに踏むよね,アタックライン。笑っちゃいけないけどあまりにらしくて笑ってしまった。今日もせっせと何本か踏み越ししたけど,べつに本人だけが100%悪いわけじゃなくて,無理に上げた浅い(?)トスを追っかけて踏んでるケースも少なくないけど,やっぱり多い。


そんなこんなで27-27と再びデュース,橋本サービスエースで28-27,から2本目サーブミスで28-28。2本目サーブミスもあるある。長くなりそうだな,と思った。お互いアドバンテージまでは取っても2連続ブレイクまではできない展開が続く。得点板は29までしか数字がないタイプで,0-0に戻って30点台。40点になったらもういっかい0-0に戻すのかしら10番台を使うのかしら,と気になりつつ迎えた37-38,井口のサービスエースで長い第1セットが終わった。40点は見せてくれなかった。


この第1セットが大きかった。こういう長いデュースは第1セットで起こりがちで,そして案外あっさり終わりがちという法則があるようだけれど,試合自体ももつれた。*1


第2・第3セットは駒澤。立ち上がりの東亜自滅だったのと違って,お互いふつうにぶつかってふつうに駒澤が上回っている感じに見えた。谷崎と橋本の決定率がとても高そうだった。逆に東亜はMBの打数が少なくて(トスがあわない),古賀は決まるものの古賀以外だと拾われてしまい,というしんどい状況。


第4セットも序盤は東亜がリードしたけれど中盤で駒澤が逆転。手の打ちようを見つけられているのかいないのか。


ただ,東亜が,途中から無理にでもMBに上げたりパイプ使ったりしたのが,最後には効いたかな,とは思う。あと,橋本のスパイクに対してのディフェンスもたぶん対応できてた。ここぞの場面で何本かキルブロックできたのも大きい。


東亜の勝因を探せばいろいろあるだろうけど,ただ,得点経過のキモにそこそこ「相手ミス」が絡んでる風なのが,なあ。駒澤にとって不運な(ミスジャッジと主張したいわけではなくて)ミスが多いんだけど,18-15とリードして相手にタイム取らせたあとで,タッチネット,スパイクミス,スパイクミス(トスミスか)の3連続で追いつかれるのはしょっぱい。し,まあ,なんていうか。うん。

[F1]東海大学3-1亜細亜大学


みてないオブみてない。亜細亜気になってはいるんだけど,なかなか。


東海大はスタメンセッターが山本だった。たぶん。第2セットか第3セットぐらいに,山本→真子,かつ,樋内→内山。で,第3セット取られたけど第4セットもスタートはそのままだったっぽい。気がついたら戻っていた。どうする(どうなる)かね。

[D2]同志社大学3-0近畿大学


コートが遠くてろくろく見られず,結果だけ見て驚いたのだけれど,同志社秋3位だったようで,驚くことではなかった。明日平大と対戦。

[E2]愛知学院大学3-0中京大学


フルセットやりますよ,たぶん,と言われながら。第2セット26-24,第3セット28-26と,もつれそうな気配はたしかにあったが,結果としてはストレートだった。


例によってあまり見ていない。今日はE1もある意味でちゃんと見てはいないのだけれど,それ以上に,E1以外の試合が「目に映ってるだけでは見ているとは言えない」を実証できるレベルで見えておらず(気がついたら終わってる。何番がセッターだったかもわからん。我ながらほんとに酷い。),十年来の課題である「初見のチームの見方」がいつまでたっても改善されない。いつも家に帰ってから「ああいう風に見れば良かったかな」と思うのに,次の機会はまた頭から抜けて臨んでしまうその学習能力のなさが最大の反省点であり自己嫌悪点。


愛学は11番の岡森が目を引いた。190cmのサイドでがっしり系。坂・岡森・竹下のサイド3人,ぼさっと見ているとレシーブもスパイクもあまり偏りがなさそうで(なんせぼさっとしていた),MBもあまり大きくないけれどまあまあぼちぼち悪くなく,全体的にどこか突出したところはなく平均点が高くてバランスが良く完成度の高そうな印象を受けた。愛学というと,松岡とか山内とか,あと植田(ひょろくはないか)のような,ひょろ長い系の長身選手が必ずいる勝手なイメージがあって,今年のチームはどうもそういう感じではないみたい。


中京でいえば,山田(三好内定)がちょと気になったものの,ボール集まりまくる感じではなく,もう一声ほしかった。

[F2]福山平成大学3-1天理大学


天理の6番(吉識)ちっちゃくってめっちゃ跳ぶ。たぶん一昨年も同じ感想を持ったんだと思う。たぶんね。


第4セットは,フルセットになりそうだったんだけどならなくて(今日の試合そんなんばっかり),セット取りきる,勝ちきるってほんとに難しいことなんだろうと。

[D3]龍谷大学3-0東京学芸大学


東西インカレも東西対抗もない今,関東ちゃんは5学連という名の9学連にもゆいいつ参加してないので西のチームと対戦するのは(天皇杯ファイナルラウンドにあたらなければ)全カレが年に1度しかない機会。これぞインカレ醍醐味。自分が日頃から西日本(とくに関西)をもう少し気にかけていればもっと楽しめるのだろうとかねがね思っているが,自分の身の回りで手一杯でなかなかそこまで気が回らない。


関東1部贔屓なので関東1部にはどこよりも強くあってほしいと願う一方で,関東ばかりに固まって全カレのベスト○を関東が独占するばかりはつまらないとも思っている。だから去年の平大準優勝はとても素敵でとても喜ばしかった。やってみなきゃわからん。関東強い前提で物事を見ちゃだめだ,と改めて思った。と,同時に,やっぱり悔しかったかなあ。


そんな感じなので,関東1部の下位と関西1部上位の力関係がまったく見えなくて予想も予測もなかったんだけど,試合を遠目にうすらぼんやり眺める限りでは,龍谷が最初から最後まで主導権を握り続けていたように見えた。龍谷は明日,早稲田と。さて。

[F3]青山学院大学3-0長崎国際大学


九州まで遠くなると,さらになにがなにやら。なにがなにやらといいつつみるならみるでなにかこう。という反省。


ところで,サブコートの試合はぜんぜん見てないんですが,日本大-朝日大のときにちらっと覗いたら高橋くんがスタンドにいてなにやらインカム的なアレをしていて,えーと……

あす3回戦の組合せ。


湊さん (@tgf48) のツイート借用。(https://twitter.com/tgf48/status/1199572690601820160?s=20


D1早稲田(関東1)VS龍谷大(関西5)
D2福平大(中国2)VS同志社(関西3)
E1東亜大(中国1)VS愛学大(東海1)
E2筑波大(関東7)VS専修大(関東11)
F1東海大(関東2)VS青学大(関東9)
F2日体大(関東3)VS順天堂(関東6)
G1明治大(関東4)VS日本大(関東5)
G2中央大(関東8)VS大産大(関西2)


Dコート面白そう。配信あるかな。


関東民としては,秋リーグの6勝5敗組の直接対決(日体-順大,明治-日大)も大変気になるところ。


関東直対カードの秋の対戦は,筑波3-1専修,東海3-0青学,日体2-3順大,明治2-3日大。


ほんと,当事者の事情を無視して繰り返しますけれど,2コート×4試合なら見られる試合も増えるのになあ。せめてサブはあけて3コートで変則でもよかったんじゃないかしらん。当事者の事情は無視。

*1:つい最近40点超えのセットを見た気がするんだが,あれは何セット目でしたっけ。

2019/20 V.LEAGUE Div1 東京大会(本文なし)

大田区総合体育館


サントリーのホームゲーム。いままで屋外だった梅屋敷商店街の出店が入り口入ってすぐの通路になっていた。よかった! プレモルと同じ場所で一緒に唐揚げを買えるありがたさ。冬場はすぐ冷めるのでスペースは狭くても屋内が良いと思う。


せっかくなのでプレモル生(500円)を飲んだらべろんべろん。楽しかった。

サントリー3-0大分三好


サントリー,前回墨田でみたときはベンチアウト(チーム4勝目だったので試合後の撮影用にジャージの下にユニフォームを仕込んでいた)だった鳥飼がベンチ入り。第1セット終盤に出てきて,スパイクも決めて,Vリーグ初出場初得点。トスをあげた大宅さんがめっちゃ喜んでた。


三好は,OPにヤカンが合流。勝くんが好調,藤岡も悪くない感じ。ではあったが,しんどいねえ。サントリー側は,選手交代しつつ。星谷・加藤のMB対角だったり,藤中→秦だったり。


三好は,高山が昨季で引退して,たいへん淋しい。MBのプレーそのものもだけど,シーザー(「動物のお医者さん」)っぽさに溢れた高山の元気な犬っぽいうるささがないのが淋しい。


第1試合が早く終わったときに試合間が長くなるのが,昨季からの3時間設定の難点。

東レ3-2FC東京


初白星が10チーム中最後だったFC東京,2勝目,取れそうにも見えたけれど,取れそうで取れない,なんだなあ。と。


東レはチーム全体の調子がなかなか上がらず,ルジェがいまいち(トスがあんまりあってない)MBもいまいち(そもそも打数が上がらない)というなかで,戸嵜がよく堪えた。VOMは戸嵜じゃろうと思ったが藤井だった。


ここ数試合見る度にしみじみ思うのだが,迫田ほんとにすごいねえ。半分以上のサーブ受数を無難にこなし,打数も少なくないのにほとんど決まる。いわゆる「小さければ高く跳べ」タイプではないので派手さはないんだけど,得点力が高い。東レに対しつい心の中で「迫田よりリベロ(小森)狙ったほうが崩せるのでは」と思ってみたり。迫田に取らせるのは崩すことそのものよりもそのあとの攻撃参加を防いでブロックを絞る意図だろうとわかってはいても。

枕とテレビを買った話

春高の東京都代表決定戦も気になるものの,今年の会場は駒沢オリンピック公園体育館で,ちょっと億劫になった。墨田は墨田で,大会規模のわりに箱が小さいのが好かんと毎年言っているわけですが。


昼まで惰眠をむさぼり,少し遅めのランチのあと,新宿へ。今年の「サンタさん案件」で,枕とテレビを新調した。


枕新調のきっかけはまたぞろ首の後ろがかぶれたこと。忘れた頃にかぶれるたちなのでけして枕のせいではない(自分が不衛生なのがいけない)のだが,それはそれとして,今の枕はかなり長い間使っているからそろそろ買い換えどきでは,という話になった。


経年劣化必至の低反発ウレタンなのに,いつ買ったものか思い出せない。いちど買い換えたからそんなに昔ではない,はず。とはいえ,引っ越す前からではあるし,その時点で,昨日今日買ったものではなかった。


せっかくの機会なので,サイズをはかって調整してもらえるお店に行った。ロフテー枕工房。店員さんに首をはかってもらうや,驚きで息を呑む気配。


「あら,1.5cmしかない」「はあ……?」「いわゆる,ストレートネックですね」


それはどういう……。


要するに首のカーブがぜんぜんなくて,取扱商品のSSサイズでもまだ高いぐらいだそうで。今まで使っていた枕もたしか小さいサイズを買ったのだけれど,高すぎた疑惑。枕が高すぎるのは,首に深い皺が刻まれているのが気になるお年頃の一因でもあったようだ。付き添いのサンタさん(の財布の人)は,寝付きが悪いのも枕があっていないからじゃないかと。


そんで,SSサイズがあるのが羽毛かパイプの二種類,その場で調節できない羽毛は除外されて,残るはパイプのみ。そのパイプをざかざか減らして,あまりに低いのは横向きに寝づらいと注文をつけて,中央部分から抜いたパイプをサイド部分に詰めてもらった。


危うくキッズ枕になるところでした。


新しい枕は40×60強。いままで使っていた枕カバーが小さくて入らなくなったので,良品週間だった無印良品に行って枕カバーも新調した。高さは低いけれど面積は大きくなって,ベッドにのせたときにちょっぴりリッチ。


このところ毎日疲労困憊で,そのわりにぐずぐずと夜更かししまくっているので,寝付きが改善されたのが枕の効果かどうかは,わからない。


買った枕をぶらさげて,西口のヨドバシへ。うちからテレビがなくなってはや○年。ケーブルテレビのセットボックスで受信し21インチ(?)のモニタに表示する生活を続けていた。○の中に入るのは10程度の自然数。こちらも枕と同様さっぱり記憶にないが,今のディスプレイを使い始めたのが東日本大震災より前なのは確実で(倒れてフレームに少しだけ傷がついた),型番によれば2007年発売のモデル。


今の家に引っ越すにあたり,夫の人は何度か買い換えを提案したが,自分は幼いころから「テレビは最小サイズでじゅうぶん」という価値観で育ってきたのが今も尾を引いていて,どうせテレビあんまりみないし,壁がテレビで埋まるのも嫌だし,高いお金を出して買い換える理由がない,と,都度強固に反対していた。


とくに不便を感じていなかったのだが,越してから3年半が経ち,たまにテレビをつけると,文字の小ささが堪えるようになった。このところ巷のテレビは大型化の一途をたどり,家電量販店に行くと,都会のど真ん中の店舗なのに巨大テレビばかりが展開されている。むかしと違って,今の大型液晶パネル(や有機EL)は1mや1.5mの至近距離で見られる(?見て良い?)ので,適正サイズが違うらしい。店内掲示のめやすサイズも,6畳で49インチとか,10畳で55インチとか。隔世の感。


そして,そんなテレビに対応して,ここ数年,放送番組のテロップがものすごく小さくなった。テロップというか,スポーツ中継における左上とか右下とかのあれ。の画面比。ものすごく小さい。なので,スポーツ中継をみるときに,テレビの前にかじりつくことになる。てれび前に置いているソファ代わりの椅子に座ってさえも見づらい。まして,ダイニングスペースからだと文字情報のほとんどを拾えない。


話が長くなったのでこの辺で。


買う前提で行ったわけではなかったのだけれど,結局買ってしまった。IPSでもないふつうの(?)液晶パネルだけどチップは上位モデル用のいいやつで,4Kチューナーもついていて,倍速ありで,動画みる系アプリ(DAZNとか)も一通り入っている,49インチで,純正70-200F4通しと同じぐらいの値段。画面はかなり明るくて,そこは好みのわかれるところかなーという感じで,消費電力が大きいのも引っかかったものの,価格がこなれていたのが決め手。今が買い時じゃろう,と。


時代は有機ELらしいのだけれど,有機ELのモデルは55インチ以上しかなかった。55インチ,置いて置けなくはないし,わたしの寝室からも見る想定ならなおさら,ではあったものの,三つ子の魂としてはやはり気が引けるし,お値段が2.8通しクラス(つまり,倍)の有機ELには,そんなにテレビみない生活をしている身としては手を出しづらい。


配送はもう少し先。

全早慶明定期戦@早稲田アリーナ

少しだけ。


早稲田アリーナ(32号館?)は今年6月の早慶定期戦が杮落としぐらいの落成で,自分が訪れるのは初めて。ありし日の記念会堂で行われたリーグ戦以来なので何年ぶりだろう。3年ぶりぐらい? 駅を出てから戸山キャンパスまでの道中のお店も,変わっていない店もあれば変わっている店もあれば。三叉路になるところのたい焼き屋,以前はたこ焼き屋じゃなかったっけ。


キャンパスの正門(?)から入って右へ進むとほどなく地下への入り口があらわれる。記念会堂よりも心持ち駅に近くなった。階段を下りたB1が観覧席階。この日はフロアに席が設けられていて受付もそちらとのことでさらに下ってB2へ。


B2の通路には,アリーナ建設に寄付をした人の名前がずらっと並んでいたり,なにやら展示されていたり。


コンクリート壁に白いLEDのスポットライトが洒落た体育館だった。アウェイ感の漂う全早慶明はいつもかぶりつき席で見る勇気はないのだけれど,今回ばかりは照明のかっこよさに惹かれて(客も多くなかったので)アリーナのパイプ椅子に座ってしまった。


スタンドの観覧席がフロアからの高さがあるうえに柱や手すりが多くあまり見やすくなさそうだったというのもあり。他にもいろいろと,リーグ戦をやるのは難しいだろう,という印象。立地が良いだけに残念。


たまにボールを追って視線を上げると,照明が目に入って眩しい。しかし,かっこええのはかっこええ。逆光を逆手に露出アンダー仕上げの写真撮影に夢中になっていると肝心の観戦はおろそかになり,いったい何をしに行ったのかわからなくなった。


時間の都合で,1試合目の全早稲田-全慶應と2試合目の全慶應-全明治を見たところで,離脱。全早稲田が2勝で優勝とのこと。聞くところによると3試合目は早稲田も明治もわりとガチ目の顔ぶれだったようなのだが……けっこうな力の差を感じる。


OBの参加は,早稲田が18卒加賀と19卒中野の銀行組。1番加賀,2番中野。堀江が9番。武藤8→宮浦15→北川22と,いずれも前年度のユニフォーム。慶應は15卒の野口(3)と18卒の増田(8)。野口はたまーに緑のユニフォーム姿をお見かけするぐらい。増田くん,どこかで続けているのかしら。二人とも,ユニフォーム借り物ではなく,自分のネーム入りのユニフォームだった。すごい。明治は,去年もいたかな,18卒佐伯一人。こちらは25番をおそらくは借りていて,ぱっつぱっつになっていた。


全カレから使用の新しいボールで行われた。早稲田は,対慶應戦の1セット目に村本が1セットまるまる試合に出ていて(中村→村本→武藤→宮浦→大塚→村山,L堀江),復活の気配。1年生もたくさん出ていてお得感があった。慶應,明治も,それぞれに。久しぶりに明治の白ユニを見た。


さきに書いたように,全カレに向けて思うところはあるが,去年も全早慶明の印象と全カレの成績はリンクしなかったような気がしないでもない。3週間ぐらいでどこまで仕上げてくるか。天皇杯が3月になった今年度は,正真正銘,インカレが今のチームの最後で,4年生の最後なので。









twitter に投稿したものをそのままはってお茶を濁すスタイル。小出くんのレセプションをどんぴしゃのタイミングで撮れたのにピント合わせが遅いレンズへの恨み辛みや,蓮見くんが入って即ブロック(?)得点を決めた後の鎌田くんの笑顔がめっちゃめちゃ素敵だったのに白帯に邪魔された悲しみや。

2019/20 V.LEAGUE Div1 東京大会

墨田区総合体育館


今季Vリーグ初観戦。DAZNGAORAで少しは見ていたけれど,いよいよシーズン開幕。でも,今季は日程が詰まっているので,あまり見ないまま終わりそう。


墨田でのVリーグ観戦はほんとに久しぶり。4年前のワールドカップでやはり客が増え,箱の小ささ(と,おそらくはホームチームFC東京がおさえている枚数の多さ)でチケットが売り切れてる気配濃厚となり,はなから観戦計画から外すようになっていた。1度だけ,譲っていただいたチケットで見たかな。久しぶりに前売りチケットを買った。それも,ぴあとVチケは予定枚数売り切れで焦ってローチケで取ったものだった。アリーナ自由席3000円(前売り価格)。


でも,アリーナの自由席は段差なしエンド側で見づらいと聞き,実際にはスタンド席で見てました。


小春日和の錦糸公園は家族連れでたいそう賑わっていた。

パナソニック-FC東京


FC東京はキャプテン長友やリベロの野瀬が怪我と聞く。1年目の迫田がスタメン。対角手塚。リベロは橘と小森のスイッチ。レセプションが小森。栗山は,背番号が18→8に変わった。対角が,井上だったかなー(うろ覚えすぎる)。OPはセルビアのプレモビッチ・ピーター,セッター手原。監督が真保さん。


手塚後衛で守備強化で入るのが宮原。うむ。


迫田は先月の茨城国体で鹿児島を率い,3位決定戦で東京に勝ったのが記憶に新しい。FC東京はいい選手を取ったな,としみじみ感じたものだった。この日も,良い意味で1年目らしくない。顔はかわらんのだけど,落ち着いていて,堂々としていて,貫禄とか老けてるとかとも違っていて。頼もしい。


パナソニックは,さきのワールドカップで活躍していた福澤がパリに行っていることもあり,クビアクの対角が久原。


自分は選手を見る目がないんだなあ,と思う。


パナちゃんがやや選手落とし気味だったというのもありつつ,FC東京が1セット取った,けれども。

サントリー-VC長野


V12期目のトライデンツ。昨季は結局1度も観ていない(天皇杯で早稲田に負けてジャイキリストを更新する気力が失せたことは覚えている。黒鷲はあまり記憶にない)と思うので,Vリーグとしてはちゃれんじ時代の知多(で自動車かどっかにボコられた)以来だったか。こうしてみると,数少ない観戦機会に限ってあまり良いところを出せていない試合に当たっているようす。


けして,試合にならない歯が立たないわけではないけれど,勝つのはしんどいだろうなあ,という印象を受けた。(とはいえ翌日FC東京に勝ってシーズン初勝利を挙げた)


サントリーちゃんが早々に若手wkwkモードに入り,2年目4人とムセルスキーと,みたいになっていた。この日の喜入はリベロ登録。松林がまあまあ活躍したようなしてないような,その松林のところに入った秦くんがほんとに大活躍。


ヒーローインタビューは秦くんじゃろ,と思ったのだけれど,出場時間が一番長かったと思われる大宅さんのヒロインとなった。


小野くんは小柄なMBだけど見ていて楽しい。V1で通用するんじゃろうか起用されるんじゃろうかとやや不安だったものだがぜんぜん問題ない。やはり自分には選手を見る目がない。好きな選手ほどかえって見極められないという話ではなく,純粋に,力を測れないし読めない。


このチームも,妙にMB多いなー,という。もったいないお化けが出そう。


試合終了後,友人宅にお邪魔して鍋。1年ぶりぐらいに会う子どもがすごく成長していた。1年分成長しているのは当然だけれど,わかっていても目の当たりにすると驚く。

自分用覚え書き・2019秋

秋は仕事が立て込みがち。連休が多かったし最終日が土曜日なので休み(=書く時間)は十分にあったはずなんですが。


8日目以降もいつか書くとして,テンプレートほっといて雑感。

気になったチームとか選手とか


リーグ台風の目だったのが日大,最終順位は5位となったが(6勝5敗6チームのうちセット率で3番目),それも最高成績じゃないかね。9日目終了時点で単独3位につけていた。


2日目に東海大にストレート勝ちしたのが印象深いが,前半,春上位相手にいくつか勝ち,有利なかたちで後半戦に入った。


もともとレシーブはずば抜けていて,サーブレシーブ成功率はチーム・個人(新山・水島)ともに高いしディグの精度も高いが,そのあとの繋ぎと,なにより最後のスパイク決定力がいまいちで,順位に結びつかなかった。1部昇格は郡(現ジェイテクト)の決定力に拠るところ大で,彼が抜けた後は「レセプションの良さとチーム順位は相関しない」を地で行き,対戦相手としては,粘っていればいつか自滅する,そんなチームだったわけですが。


3年目になったセッターの谷越が安定して「大型セッター()」から脱却したように見えたのと,それこそミスが多かったサイドの2年生たちがかなり良くなった。とくに,フォームの美しさに惹かれてひそかに応援していたものの去年から今年の春までは「きれいだけどきまらん」状態に陥りがちで安定して試合に出続けられないでいた下田がこの秋サイドの1枚としてほぼ通して試合に出ていたのはよろこばしかった。(背番号も身長も)大型ロマンみのあるチームがちゃんと強いチームにシフトチェンジしたようで,インカレおよび来年以降が楽しみ。


もう1チーム,初昇格を果たしたあと東日本インカレ準優勝をひっさげて乗り込んできた青学。どれだけ戦えるか,という気持ちで観ていたが,東日本インカレ決勝で敗れた筑波大にリベンジを果たしたあと,こちらも前半ごりごりと上位を薙ぎ倒していった。東日本インカレで勝った相手(早稲田,専修大,中央大)には負け,負けたチームや対戦してないチームは勝つ,みたいな。


そのあとさくっと負ける試合も出てきたが,概ね,借りてきた猫ではなく,変に肩に力が入りすぎることもなく,1部でもごく自然に戦っていたように見えた。最後3日間のどこかでバスで乗り合わせた1年生(?)たちから日体大に行くのが初めてっぽい会話が聞こえてきてそういえば1部昇格したばかりだったと思い出したものだった。


10日目にけっこうどろどろの試合を制して勝ったのに(なぜか)順位を下げ,結局9位。もし最終戦で学芸に勝っていたら6勝5敗が7チームになっていたのだが,それでも9位は9位だったのかな。いずれにしても,最終戦は学芸の残留力に飲み込まれ青学には良いところのない負け方でいささか締まらない終わり方だったが,当面の目標は1部残留だったろうと考えると5勝は上々だろうし勝負は2季目だろう。今季の専修が苦しんだのと同じように。個人的には,来年は渡辺周馬がいないのがとても淋しい。


山田亜藍がとても素敵。良い意味で1年生に見えない落ち着きや体格の良さ。すでに風格がある。1年目でガタイがよくて落ち着いてるってそれこそ渡辺周馬っぽい。なんとなくね。


6勝5敗が6チームと,団子,よく言えば混戦,のリーグだった。よく言えば混戦,よく言えば実力拮抗。悪く言えば,大混雑のどこのチームに対しても,あと少しの何かでもっと勝てるだろうにとじれったく感じることもしばしばあった。それをどこのチームに対しても感じてしまうからこその大混雑リーグだったということなんだろうけどね。つまり「そういうとこだぞ」案件というか,だね。


単独2位の東海大は,8勝で,大混雑から2勝差をつけたので大混雑組から頭ひとつ抜けていたのだろうけど。うーん……………………。途中はうきうきしていたのに10日目11日目連敗で終わったので,後味がもやもや。11日目は相手が早稲田で,お互い順位も決まっていたとはいえ,客としては1位2位の対戦でリーグ最終戦(厳密には隣コートより先に終わったけど)なのだからもうちょっといいところを観たかった。早稲田が付き合わなかったのが救いだったけれど。


終盤のしょっぱさを横においておくと,この秋はけっこう良い感じで,セッターはほぼ真子が上げていたのだけれど,真子くんが良かった。去年までのどこかおどおどした感じがなくなった。上級生になったのもあるのかな。3年の秋だなあと。それから春の終わり頃からポジション2に入っている樋内くんにたいへん星野みを感じていてたいへん気になる。推せる。見えない力に推せと言われている気がする。それから,トータルでは山崎が頼もしかった。


中大は,故障(?)で春リーグ欠場だった都築が復活して,良いときはめちゃめちゃ良いんだけど。時折良い,というか。チーム自体が波が大きかった。東日本インカレでも活躍していた佐藤くんが小気味良いし,中野竜の躍動する試合も観られたのでそれは良かった。OPどっちでもたのしいので,困る。あとは,セッターが伊藤くんが出たり,後半はほぼ牧山だったり。MBの水野梅本はどちらも良かった。水野のCクイックがたいへん印象的。梅本もCに入ってた。


なんとなく「いろいろやろうぜ」の秋だった感じもあるので,さて。


早稲田は村本が怪我してて,吉田悠真が出ていた。めっちゃちっちゃいんだけどめっちゃうまい。堀江が悠真のカバーしすぎかな,とか,細かい部分ではちょいちょいほころびそうな端緒はみられたものの,どこも早稲田の牙城を崩せなかった。ほんとに,息をするようにかんたんに点を取るし息をするようにキルブロックでシャットアウトするし息をするようにブロックワンタッチからのトランジションアタックでブレイクする。相手ブロックを利用するのもうまいし,相手コートが見えていて,人がいないところにボールが落ちる。不思議なぐらいに。腹立たしいくらいに。


MVPは武藤。去年の全カレだったか今年の春だったか,ほかのスタメンが全員個人賞をもらっているのに武藤一人賞なし,というあまりに不憫なことがあったが,今季はスパイク賞(自力)とMVPとトロフィー両手持ちということになった。MVP発表は,堀江じゃないんだなあ,と,思ったわけだけれど,会長特別賞と分け合った感じかしら。


リーグ期間中に開催されていたワールドカップで柳田や西田がサーブで殴りまくって日本が好成績をおさめたことに観ている自分が影響されたか,今季はサーブぶん殴りが気になるリーグだった。サーブ賞の宮浦は,さらに腕を磨いていたようす。(しかし全日本インカレからボールがかわると知って,1か月かよ,と思っている,今)。


順位が乱高下したのが日体大。春7位だったため下位スタートとなりリーグ前半で上位と対戦。そこでわりと勝っていたのでこれは,と思わせつつ中盤でぽこぽこっと負けて「どーしちゃったの」ってなった。


終わってみれば3位,という不思議な。セット率がだんぜん良かった。最終週の連勝も大きかった。とくに最終日の日大との対戦はまさに今季の過半数のチームが団子を象徴するような接戦で,熱戦だった。日体大は古参の意地のようなものを見せた。百戦錬磨でも経験の差でも伝統ある強豪の誇りでも,そういうやつ。日大が下級生の多い若いチームなのと比べると日体大は上級生が支えている。


日体大は,チームがまとまっていて充実しているように見えるの。内情なんてわかんないけど。4年生が楽しそうなの。3年生も楽しそうなの。顔が良い。スタメンの顔がいいランキングしたらたぶんめっっちゃ上位だと思う。好みには個人差がありますがしかし顔がいい。最終日,会場校だからというのもあるんだろうけど,閉会式のあとあちこちで写真撮っていて楽しかった。


うえでも書いたけれど,春の6位がかえってやりづらくなってしまったように見えたのが専修大。1部でも2部でも入れ替え戦常連。中断あけから久保が出ていなかったのも少し気になるところ。


苦戦しつつも入れ替え戦回避能力を復活させた学芸は,春は4年生がぜんぜん試合に出ていなかったが,秋は,内田も瀬戸山も出ていた。そしてコートに吉田がふたり。OPのほうの吉田くん(星城)は春はたぶんベンチ入りしてなかったとおもう。上背があって細身で荒削りなところが実に学芸っぽく,おもしろかった。


順天堂はスタメンもローテーションもがちがち固定。以前も書いたけれど,1年生の金澤(東日本インカレから出てたかなー)がパワフル系で楽しい。千葉方面は度重なる台風と豪雨災害で,大学のキャンパスそのものは高台の立地だそうだけれど,いろいろ大変だったろうなあと……。


明治は泥団子投げ合いの2番手につけて4位。たぶんインカレの4つめの角に入るんだと思う。マジかよ……。それでいいのか関東1部。そしてここの山,ほかのチームにとっては(何も言うまい)。この秋は,安井が例によって酷使に耐え,酷使され続けた三輪が酷使に耐えられなくなっていた。スタメン定着したかなという雰囲気の島くんの成長を見守る会だった。小松担当としては小松がコートに立っていないのを淋しく感じたのは本音でござるが,まあ,あのほうがいいだろうな,バランスは。とおもう。ということでコートに立つ唯一の4年生になった鎌田の負担が増えて,結局去年の怒られ担当に舞い戻ってしまった感じが。レシーブ賞はよく拾ったで賞かつおつかれさまで賞の功労賞と見た。サーブレシーブもほぼ鎌田だしな(島とか鳴尾を狙ったほうが崩れそうなのに皆鎌田に取らせる)。このところ早稲田が占有していたレシーブ賞だけど,どこかの数字が突出しているわけではないけれどトータルで全力でチームを支えている鎌田には賞をあげたいもの。


最後に順位を下げたのが筑波。最終日は日体日大のロング試合の途中で始まり途中で日大が負けてたので,勝てば単独7勝で3位だったんだけど,すんごいあっさりストレート負けだった。で,7位。1勝の差が大きかった。セット率差だけの僅差とはいえ,順位は順位,たしかにすっきり勝ったり粘り負けだったり,という印象がなかった。東日本インカレ優勝チームがあんまり勝てなかったのは淋しかった。最終戦は,そのあとの早稲田東海もそうだったんだけど,中大筑波って楽しみにしてるわけじゃんこっちは,という文句を言いたい気持ち。


筑波も最後の試合がもやもやしたので後味もやもやなんだけど,それはそれとして,メンバーやスタートローテーションもバリエーションが多かったし,MBはラリーと西川の1年生対角の試合も多かった。中大と同じで,目先の勝利に拘らずに抽斗を増やすことに力を入れてたような。坂下が偉いすぎるのでかえって坂下次第というところもあるのがしんどい。坊主仕様の垂水が,チーム全体あんまり調子上がらないときでも仕事してるように見えて,たいへん格好良かった。


長くなってしまった。


駒澤についてはノーコメント。入れ替え戦は2部全勝優勝の法政との対決になる。たいへんこじんてきなアレですが,なにがなんでも残ってほしい。法政も1部で見たいけど,法政にしても入れ替え戦に出るのも簡単じゃなくて,上がるなら今年という感じもあるけど。けど。ううううう。

中国リーグ方面(おるすばん)


今日はGAORAでV1の試合を2試合観たあと,中国リーグ最終日の最終試合を観ていた。広島日帰りも一瞬考えたけれど,最後まで見られない場合もあるし,体力的にもきつかったため見送ったわけで。東亜大がフルセットを制してセット率差で優勝。


東亜は春に1日観に行ったときとはまたメンバーがちがっていて,1巡目の直接対決では負けていたし,リーグ中に故障者も出て,たいへんきびしい状況だったと思う。


ライン踏みしまくる古賀が,それでも集まるボールをどうにかして,どうにかした。多彩な攻撃やバランスの良さでいえば平大に分があったと思うけれど,どろんこになってもぎ取った勝利だと思う。全日本インカレで観たい。観たいよーー。

2019年度秋季関東大学男子1リーグ・7日目

専修大学生田キャンパス


気象条件が良かったので運動不足解消のために駅から歩いて行こうかとも思ったのですが,足を軽くいためているのを思い出して2km弱の登山は回避。帰りは下り坂で徒歩20分少々なので歩けます。


前週5・6日目は温泉旅行でお留守番だったのですが,対戦カードも試合内容も試合結果も盛り上がったようでなにより。そして今週は(反動なのか)かなり観客少なめ。3年前?2年前?の専修開催は観客を入れられなかったものですが。


きょうのチケットのお写真は日体大仲本。

駒澤大2-3東京学芸(23-25 25-19 25-22 18-25 12-15)


前半ゆいいつ全敗で折り返した駒澤,前季下位同士の対戦となる今日から,とくに1勝の学芸との直接対決は正念場,ではあったのだが,試合の入りはあまりよろしくなく,第1セットを落とす。


今日もまた負けるのか,という暗い気持ちを吹き飛ばすかのような2・3セット目ではあったのだが,勝ちきれなかった。


勝敗は紙一重の差でしかない。が,そのわずかな差が重い。


試合中になんとか修正しようとしている様子は窺えた。けして悪手ではなく,奏功したように見えた。途中MBを谷崎にしたのはスパイク打数も多く決定力もあるうえに雰囲気も盛り上がったし,OPに萩原を入れたのも,きゃっきゃしてまわりもいじってて明るくなって良かったんだよね。萩原と小野の対戦に一人ひっそりと「わーい,東商」と盛り上がれたし。


でも,結果的には,学芸の選手交代のほうが,大胆かつハマった。ほんとに,結果論でしかないんだけど。


ぼんやり見てて思うに,うまく言えないんだけど,今季の駒ちゃんはおされさが足りない。シティ派スマートスタイリッシュのおされ指向に見えておされじゃなくあっさりになってる,というか。とはいえ地を這い血反吐を吐く泥臭さの追求が似合うチームにも見えず,ゆえに,おされさが足りない。


シティ派は嫌いじゃない(むしろ好きだ)けど,1部で,フィジカル面で(も個々の選手のうにゃうにゃ面でも)他と比べていいとことんとんなチームなので,スタンダードオブスタンダード,オーソドックスオブオーソドックスでの勝負は力負けしているように見える。


まだあと4試合あるので悲観するには早すぎる。

早稲田3-0専修大(25-22 25-21 25-18)


早稲田ちゃん横綱相撲。第3セットの最後らへんは,コートの中にスタメンが誰も残っていなかった風味。


専修は春のAクラス入りは喜ばしいことだったけれど,秋の試合順の恵まれなさと引き換え。

日体大2-3青山学院(22-25 19-25 25-12 25-19 11-15)


青学は,東日本インカレで対戦した相手とのカードが続いたリーグ前半,東日本インカレで勝ったチーム(早稲田,専修,中央)には負け,負けたチーム(つまり筑波)には勝ち,そのあと,東日本で当たらなかったチームとの対戦フェイズに入って,明治に勝ち,東海に負け,今日は日体大にフルセット勝ち。


ビギナーズラックの側面も大いにあろうと見ている。


試合前には,とはいえ今日の相手は日体大,と見ていたので,青学の2セット先取に驚いた。勢いづいて調子に乗って,いけいけどんどんでぶいぶい言わせていた。


あの雰囲気から第3セットと第4セットを大量点差で取り返した日体大には唸ったし,セットスポーツの恐ろしさも感じたが,ファイナルセットを制したのは青学だった。終盤の粘りは青学の持ち味かな。


ビギナーズラックだけじゃなくて,コロンブスの卵というか,入れ替え戦の壁を破り東日本インカレで勝ったことを自信に繋げて勝ちを積み重ねているようにも見える。


日体大はセッター河東だった。去年あたりから,おおむね道井スタートで河東は交代出場が多い印象だけど,この試合はほぼ河東。


無意味なたられば妄想だけど,あまり高くない青学相手,だからこそ,「道井のブロックがチートw」を見たかったかもしれない。なんて,思ったり。1セットぐらい。

順天堂3-1日本大(25-22 23-25 25-17 25-18)


前半2勝4敗で折り返した順大が,今季好調の日大相手に良い感じの試合運びを見せた。わりとあっさりめ。


先週あたりに同じことを書いたかもしれないが,金澤がパワフルで良い。このところの順大にはなかったパワーヒッター系のアウトサイドだね,という話を。それこそ伊藤あたりまで遡るかもとか。スパイクの音が異質。


順大の勝敗もよくわからんねえ。中位が星の取り合い食い合いでかなりの混戦。最終的に6勝5敗あたりに多くのチームが集中しそう。

明治大3-0中央大(25-21 25-21 25-19)


第3試合はA・B両コートかなり気になっていた。第1試合の終了が大幅にずれたので丸々1セット以上ずれることを期待したものだが,A2が3-1でB2がフルセットと差が縮まり,B3もストレートで終わりそうだったところを徳俵で踏みとどまる筑波! に拳を握っている間に,A3が逆に意外なあっさり風味で,試合終了がほぼ同じになってしまい,あまり(ほとんど)見られなかった。


東日本インカレの3位決定戦のカード。そのときは中大が勝っている。今日の中大はこれが今年のスタンダードだろうという雰囲気のスタメンではあり,時折ちら見する限りポテンシャルの高さとハイパフォーマンスを発揮しているように見えたので,自分が見てない間に何が起きた,という感じではあった。


中大をここまであまりちゃんと見てないのでよくわからないんだけど,春とも東日本とも微妙にちがうし,そもそもあまりメンバーを固定しているふうでもなく,どうもよくわからん。


中大なのにフルセットゲームがない。負け試合が全部ストレートというのも,らしくない。


勝敗はさておき,明治は水野に相当ブロックの餌食にされていたように見えた。個人成績をみると,水野がブロックランキング暫定首位。春は半分ぐらい欠場していたこともあり数字上あまり目立たなかったように思うのだが,さすが名電印。


そして,池田と中野の創造3年生OP対決は池田に軍配だったのかな。池田のサーブが効いてねちねちブロックワンタッチを取れれば明治のペースなんだろうな(と,試合も帳票も見ずに書く)。島くんも手元で変化するフローターサーブが良い感じ。


小松が出てないのが手がぐるぐるのせいなのかそうじゃないのか,わからん。島くんのスパイクの高さと力強さ,悪球をものともしない勢いは(たとえ結果がスパイクミスや被ブロックであっても),かなり強みになっていて,小松前衛レフトローテがボトルネックに見えていたぶん,鎌田・島対角は正解かなー,と。後衛のときもステルスパイプだけじゃなくオープンっぽいトスの高い打点で勝負できるので,池田の負担も減ってそうな。


小松贔屓なので,ちょっと(かなり)淋しくはありますが。それに,レセプションは見ているほうが勝手にひやひやしちゃうし。

東海大3-1筑波大(25-14 25-20 24-26 25-21)


ストレート予想してもしかたない感じの1・2セット目だと思いません?


第2セットだったか第3セットだったか,筑波が目玉をがらっと入れ替えて,小澤OPで垂水・坂下対角のフロントオーダー。の,セッター前衛スタート。


だれか解説してほしい。フロントオーダーの特徴なんて,10年前ぐらいにちらっとおべんきょうしたけど身につかないまま忘れてしまっただよ。恒常的にフロントオーダーなのは日大ぐらいだよ。つまり,OPの選手が多めにレセプションに入る前提だとフロントオーダーがいいのかしら(日大のOPが水島だからというだけでほかの要素を一切考えずに書いている。でも日大も小田がOPで郡がレフトエースだった当時はどうだったっけ。バックオーダーだったような。忘れた)。


エバデダンのブロードがけっこう効く。が,ある程度割り切って捨てるのがよいのかもしれん。

2019年度秋季関東大学男子1リーグ・4日目

キッコーマンアリーナ


チケットのお写真は中央大の中野竜。本人出場しまs(以下同文。


先週は中野だったけど今週(?今日?)はOP佐藤くんだった。アウトサイドに都築,富田,鍬田,OPも中野,佐藤,セッターは牧山と伊藤。MBも水野と梅本と平井と。リベロは今季は土岐と斎藤。潤沢ー。そして,とても身長が大きい。

早稲田3-0順天堂(25-21 26-24 25-19)

東海大3-1駒澤大(25-22 25-27 25-21 25-22)

中央大3-1青山学院(25-16 23-25 30-28 28-26)


接戦,デュース。すわフルセット。でも,中大が2セットとも取り切った。


両チームの身長差がすごくて,小兵で立ち向かう青学に肩入れしたくなる気持ちはあった。


勝ちきれない青学,というのは,考えてみれば今までの入れ替え戦でよく見られた光景なんだけど,なんだか悔しい。

専修大1-3日本大(20-25 15-25 25-20 15-25)


逆コートのサイド側から見ていたので遠目に様子を窺っていただけでしたが,日大ストレートじゃろという展開だったのに第3セット専修が取ってて,でも第4セットはまた日大ペース。


観ていた人曰く「謎の譲り合い発生」。

明治大3-1日体大(22-25 26-24 25-22 25-17)


日体大に土がついて全勝は早稲田のみに。


ここまでの双方の戦いぶりと結果からすると少々意外で,これが相性というやつか,と。東日本インカレも明治が勝った,んでしたかね(きたえーるサブで対戦した? してない??)


日体大が気負っちゃったのかそうじゃないのかわからないんだけど,スタンド目線では,攻略のしどころはあるだろうに,って思えたのね。もちろんスタンド目線(またの名を床屋談義)のたらればなんて,なんとでも言えるわけで,当たるわけもないんだけど。それに,戦術としては適切だったけれど思い描いた通りにプレーできなかった,というパターンかもしれないし。


って書いてたら全カレで対戦して日体大が勝ったりするのかなあ。


明治は本日もスタメン島くん。でも日体大は鎌田に取らせる取らせる。鎌田に取らせて鎌田の攻撃を封じる説も一理あるが,対角小松なら(うまいけど前衛で余裕がないトスに対して無理が利くタイプではない)ともかく,島くんと組んでるので,島くんをフリーにするほうが不利と見た。なにもいちばんレセプションが手堅い人を狙わずとも。全員じゃなくていいけど,仲本あたりは,鳴尾か島のどちらかでサービスエース狙い,とか。でも,けんゆーだけじゃなく,日体大のサーブがあまり良くなかったんですよこの日に限ってっていう不思議(相性?)。


日大にぼこられた(フルだったけど)のはサーブで崩されていたからだと思ってて,崩れてもMBに無茶ぶりするのが明治(上林先生)だけどそれでも限度がある。無茶はほんとに優しさのない無茶なのでボールに手が触れないレベルで決まらない。明治はなんだかんだ言うてもブロックワンチにかけて粘ってナンボなので,最後を任されることの多い池田の調子次第なところはあるけど,この2日間の池田ちゃんは良かった。とくに池田ちゃんのサーブが好調だった。サーブが好調だとスパイクも好調。秋リーグからミカサの新ボールになると思ってけど,違ってたね。

筑波大3-0東京学芸(25-18 25-17 25-19)


学芸ちゃん,前日の粘り勝ちも2日は続かなかった模様で。

2019年度秋季関東大学男子1リーグ・3日目

キッコーマンアリーナ


すっかり恒例のキッコーマンアリーナ。TXの駅から徒歩圏,駐車場もあり。席数が多い,冷房が効いてる,新しくて明るくて写真も撮りやすい,土禁で綺麗,チケットもぎられた中にトイレと自販機がある。選手と観客との導線も分かれていてアップ用のサブアリも近い。たいへんよくできている。


いささか冷房効きすぎで風邪を引きかけましたが。


本日のチケットは明治大の小松。本人出場しませんでしたけれども!(ベンチには入ってた)。

東海大3-1順天堂(25-22 29-27 23-25 25-18)


隣のコートが気になるやつ。


新井は,けして誰も止められない(拾えない)選手ではなく,どのチームもわりとコースに入ってあげる場面が見られる。それは新井にとっての今後の課題なんじゃろうな,と思うのだけれど,そうは言っても,しばしば「あ,無理,ごめん」みたいなえげつない音のえげつないスパイクを叩き込む。豪快というか爽快というか,いや,むしろ,恐ろしい。


で,この試合は山崎が好調で,新井一人だけでは勝てるほど世の中は甘くなくて,山崎が決まって初めてうまく回るんじゃろう。と。


春に比べると駿一郎のブロック本数多くないな。春みたいなネット際でシャットする感じではないような感じ。どうなんだろ。

筑波大2-3青山学院(25-27 26-24 25-22 25-27 12-15)


青学,初戦の早稲田(東日本インカレで勝った),2日目の専修(同上)ときて,3日目が決勝戦で敗れた筑波。つまり唯一負けた相手に,リーグ戦でリベンジを果たした。


ほぼ最後のセットしか観ていなかったのだけれど,5セット中3セットがデュースになる胸熱の展開。ビハインドから粘って追いつく青学。


何が良いのか,というのは良く分からない。初白星ではあり。


薬師寺が高かった。上背のあるチームではないけれど,薬師寺も小田島も,身長や最高到達点の数字以上に高く感じる。望月がうまいのはもちろん,二段トスの精度が高く,セッターに返らなくても攻撃できる。高校っぽいバレー(うまく言いがたいがなんとなく伝われ)をするのだけれど,それがハイレベル。


東日本インカレの感想でもさんざん書いたが,山田亜藍が良い。


最後は,渡辺周馬のブロックだった。14点目も,たしかサイドからのスパイク。

早稲田3-1日本大(25-15 19-25 25-21 25-23)


第1セットの日大は,前週の東海大戦の好調はどこへやらで,おいこら,と思っていた。第2セットはらしいプレーが観られ,早稲田からセット取得。


早稲田がメンバーばかすかかえてたのってこれの第4セットだったっけ,翌日だったっけ。翌日かな。

明治大3-0駒澤大(25-19 25-23 25-18)


この日青学が勝ってこのあとの試合で学芸も勝ったので,駒澤が唯一の0勝になってしまった。秋なのに前半から混戦模様の今リーグ。


ほかの試合の様子は分からないものの,この試合に限ってみれば,勝てそうな目の見えないまま,打ち手のないままのストレート負けだった。


ほかのチームに比べてバックアタックが少ない。良いパスが返ればMBのクイック,そうでなければ前衛のサイド。オーソドックス。奇をてらったプレーや複雑なコンビバレーが良いとは言わないけれど,今の駒は,個々のプレーヤがずば抜けて(1部の中で)ハイパフォーマンスとは言えないので,オーソドックス勝負だとしんどい。森田はサーブで狙われててレセプションは特別不安定ではないもののそちらに意識やらなにやらが削られてしんどそうな感じを受けるし,谷平は(贔屓しているので)まあまあそつの無いプレーをするほうで今季は調子良さそうで決定力もあると思うけれど,攻撃面で谷平に偏り気味だと,勝つにはあと少し足りない感じ。いや,いいんだよ。サーブも良いし。好きですよ。でも,良いときの駒ってもっと斎藤がぐいぐい上がってくる印象があるのに,斎藤さんの存在感がやや希薄なのよね。そして,チームとしてディフェンスがそこまで強くないのが辛い。


明治は(さきに書いたように),小松にかわってスタメン島。どうしたんかね,気になるね。右手ぐるぐる巻きなので怪我かね。そういえば2日目の試合途中に1度下がってぐるぐる巻いてた。そのときはコートに戻ったので大したことないかなと思ったのだけれど。ベンチ入りはしているし試合前練習もしてはいるが。


でも,島くんが良かったので。それこそ(森田じゃないけど)サーブレシーブには観ている者としては緊張があったのだけれど,攻撃面でパワフルだし,明るくて雰囲気も盛り上がる。なんか無茶な打ち方して決まる,みたいな場面もあって楽しい。

専修大2-3東京学芸(25-23 25-19 30-32 21-25 14-16)


学芸がスゴイのか専修がやっちゃった,のか。第3セットの途中まではストレート決着予想の展開だった。専修が20点に乗った時点で4点差か5点差ついてたような。


学芸はメンバーチェンジが奏功したかな。中大が第3セットのスタメンをわりと大きくかえていて,選手交代できるチームいいなあと思っていたら,学芸もかえてきた。これがはまった。


春のスタメンとはぜんぜん違っていて,いろいろ手探りなのか,出場機会がないよりあるほうがいいよね,とも思うし。まだ1勝ではあるけれど今後が気になる。

中央大0-3日体大(19-25 26-28 34-36)


長い試合になりそうだと思った。結果はストレートで終わったが試合時間は長かった。最終セットは35点を超えた。


例によって,なんでこのカードを3日目にやってるの,というアレではある。


全勝は早稲田の日体大の2チーム。