今日は上下ともコットンリネン。

少し前にGAPで買った麻の生成り色のブラウスを下ろした。申し訳程度に５cmほど袖がついている薄手のほぼノースリーブのブラウス。さわやかな陽気だったのでちょうど良かろうと思って着たが，帰りが寒かった。特に電車の中。鳥肌。

ボトムはUNIQLOのイージーパンツ（黒）。パンツは滅多に穿かないので珍しい衣裳だ。夏は青っぽい色ばかりだったのでその意味でも。素材をそろえるとやはり馴染む。

丸首の半袖カットソーとか半袖シャツ（襟のある）が多い（気がする）夏服だけど，袖無しで襟のある（首の詰まった）シャツが（もう少し二の腕が細ければ）意外と似合うんじゃないかと，どうやら。分かってはいるのだが，腕を出すのが躊躇われてなかなか。

生成り色の麻地を偏愛するものである。綿混だと麻だけよりずっと皺になりにくいので扱いやすい。

しかし，いくら生成り色の麻地が大好きだからって，先だって新宿伊勢丹の特選きものサロンで見せてもらった16万円だったか19万円だったかの小千谷縮（麻布の一銘柄とでも考えてくれ）には手を出せない。その額に手を出せないのも勿論だけれど，薄手の生成り色の麻地って，よくよく考えるとかなり透けそうだし，首周りや袖周りや裾周りは汚れも目立ちやすいだろう。素敵は素敵でも，いざとなると気が引けて箪笥の肥やしになりそうだ。

日曜日に，同じ小千谷でも７万８千円という反物を某所で見せてもらって，それは値段に正比例しているのかもう少し厚手でごわごわしていた。色は黒っぽい無地縞のと紫っぽいほぼ無地（かすかに縦縞）との２種類。その時はあんまり涼しそうじゃないなあと思って気乗りしなかったけれど，色や厚さはその辺が妥当なんだろうな。それでもたいがい高いので，お財布の紐を弛めるにはもう一声って感じでして，なかなか出会いは遠いよ。