本屋に寄ったら,鴨志田直樹氏の「男のふだん着物」という本([amazon])が置いてあって,


本文中に今年の大河ドラマの話が折り込まれていたからにはここ最近に出た本なのだと思う。装幀はきくちいま氏の「ふだん着物のたのしみ方」([amazon])とよく似ている。


内容が良かったので思わず購入を考えたのだけれど(男性の着物のことしか書いていないので実用性は全くないのだが),今の我が家にハードカバーの本の入りしろが皆無なので,今日のところは保留。


これまた本文中に著者の年齢が40歳と出てくるのだけれど,口絵の写真がもし著者本人なのだとしたら(ざっと見た限りでは誰とも書いていない),そうは見えない(20代に見える)。わたしは人の年齢を当てる能力に著しく欠けているので年齢のことは置いておいても,まあ,有り体に言えば結構好みのタイプだったのだ。文系インテリ眼鏡男子ではないぞよ。


昨日の「男子の着物はそこまで萌えない」撤回しようかなぁ(早すぎ)。


当たり前の話だけど,洋服に好みがあるように着物にも好みがある。着物は形はどれも同じだけれど,素材とか色とか柄とか,組み合わせとか。着物というだけで無条件に何でも洋服より好きなわけではない。


わたし自身はおしゃれな人間ではないしそもそも服飾に興味関心がないけれど,例えば電車の中でたまたま隣り合わせる男の子や女の子に対して,“あ,これは感じいいな”って思うことはある。いっぱいある。ミーハーだから。


その対象は素材(この場合顔立ちや体格・体型)に向く時もあるし,髪型や服装,化粧といった外側に向かうこともある。知識がないしきちんと考えたことがないので自覚はないけれど,きっと好きなジャンルがあると思う。それから,こざっぱりしていて(小汚い風のファッションと本当に小汚いのとは違う),全体のバランス(似合っているかどうかも含めて)がとれている人は,ジャンルは好みでなくても素敵だな,と目を引くものだ。