プロポーズで長電話したのでこんな時間になっています


早く寝ないと……結局持って帰った仕事しなかったし(いいのかよ:たぶん)。


「プロポーズで長電話」,言うまでもなくわたしが誰かにプロポーズして長くなったわけではありません。プロポーズについて長電話。ここ参照。


わたしはここに挙げられている4例のどれでも厭だな,と言いたいが為に話題にしたのだけれど,その直後気が変わった。最初のみそ汁はいい。でもみそ汁以外はちょっと。


一般的な女子の意見とは限らないので参考にしないでいただきたいのだが,プロポーズというのは自分と婚姻関係を結ぶことを相手に提案するのだろうから,それはいわばプレゼンだ。ここでの目的は商品(ここでは自分)を相手に買ってもらうこと。その為には,自分を買うことで相手はどうなるかを説明し,どれだけ相手に得があるかアピールせねばいかんだろう。


と,その話が高じて,以下のような馬鹿話で盛り上がってしまった。


お題:プロポーズ。


夕焼けの公園,ベンチに並んで腰掛ける男女。「話があるんだけど,訊いてくれる?」とプレゼンテータ(ここでは仮に男性とする)。相手も雰囲気から薄々察し,どきどきと高鳴る心臓。「うん」との返答を受けてプレゼンテータはおもむろに鞄を明ける。


取り出したるはノートパソコン。シフトキー一発スリープ解除,プレゼンテーションソフトのプレゼン1枚目が表示される。


「え〜,では只今からプロポーズを始めさせていただきます。まず本日の流れは……」


アブストラクト,配付資料の確認などの後,背景の確認だのなんだのとプレゼンが続くき,締めは「以上です。なにとぞワタクシとの結婚をご承諾いただけますよう,宜しくお願いいたします。……え〜,続きまして,質疑応答に移らせて頂きたいと思います」。


あまりに馬鹿馬鹿しいのでこの辺にしておきますけど。そういう長電話をしていました。だけどかなまるは言った。「気づいた時には女の子いなくなってるだろうね」


そうかなぁ。いいと思うんだけどなあ。


「いや,普通引くでしょう,突然ノートパソコン出てきたら」


そうかなぁ。……そうかも。


冗談はさておき,この考えに立てば,みそ汁はわたしにとってメリットになるが,あとの3例はわたしは「相手を自分色に染める」好きでも「相手を幸せにする」好きでも「相手を引っ張る」好きでもないのでメリットと思わない。なので,そのようなプロポーズであれば受けかねるということ。


ただ,それは相手の好み次第だと思うので。わたしはたまたまみそ汁だけど,人によって違うでしょう。相手がどんなことをメリットと感じるかを見極めてプロポーズの言葉を繰り出すのがよろしいのではないでしょうか。


もちろんメリット以外の観点から攻める(落とす)こともできるので,その辺は好みや効果を考えて選択すればよろしいのではないかと。例えば雰囲気に流されやすい女性に対して雰囲気重視の演出をするとか(この際に言う言葉が重要でないとはいわんが,言ってる内容そのものよりも状況の方が鍵かと)。


すげー他人事(笑)。


結局は相手が結婚したいと思うかどうかだから,付き合いの浅い相手または相手が結婚を全く意識していない状態だったらプレゼンは重要と思う。相手をその気にさせなくてはならないわけだから。しかし相手の気持ちが既に固まっていれば(諾でも否でも)何を言っても結果は一緒だろう。そうなってくると様式に対する自己満足(或いはお互いの満足)の世界ではないかしら。