そんで,何時から試合なの?


試合終わりました。笑えない。


テレビで見るまで12人のメンバーも知らなかったぐらいで,どこでやってるのかも当然知らなくて,でも,どうやら東京体育館千駄ヶ谷だそうなので明日は様子を見に行こうかと。


今日は仕事に行くつもりでいたんですが,疲労困憊で目が覚めたらとうに正午を回っていて,次に目が覚めたら夕方で,まあそういうことです。月1野球観戦の誓いも5月は先週の楽天戦をさぼったのがきいて達成できず,はやくも頓挫。6月は少なくともハマスタに横浜−西武戦を観に行く予定ですが,って,そうじゃなくて。5連敗はキツイっすよ(今日は勝ったようですが)。モチベーションだだ下がり。


昨日の帰りだったか,電車の中吊りで日本総動員応援なんちゃらという広告を見かけて,こりゃプレッシャーだなあと思ったり,こんなときだけ総動員で応援してどうなんみたいなことを思ったり。なかなか自分のもやもやに折り合いがつけられません。


なんだかんだぶつくさ言いながらも無駄に力が入ってしまったので,どっと疲れました。心臓に悪い。


自分が小学生のころ,当時はまだ男子もオリンピックの本大会に出ていて,田舎小学校ゆえ女子のほとんどがバレーボールの少年団に入っていて(ワタクシは勿論マイノリティ),だから全日本の男子選手は多くの女子の憧れの対象で大人気で,下敷きを切り抜きが埋め尽くしていた時期もあった。16年前のバルセロナ大会のときは自分が身を置いていた環境が既に周辺総男バレファン状態には遠かったものの,塾で一緒になった友人がめちゃくちゃ熱心なバレー好きだったのでそうとう影響を受けた(それが数年後に繋がるのかもしれん)。高校生になっても,なんだかんだで全日本の国際大会@開催地日本だけはテレビで見ていたし日本代表の選手だけは知っていたものだ。ゴールデンタイムにテレビを見なくなったのは,その時間帯は会社にいるのが当たり前になったここ数年の話で(がもう9年目),代表選手に疎かったり興味がなかったりするのには,代表の試合の方がかえって見づらいという今の自分の事情も起因してはいる。


今だって,その頃よりも人気はなくなってはいるのかもしれないけれど(未検証),世間の基本は変わっていないんだろう。当時だって,代表選手としてテレビに映る姿の見慣れないユニフォームと違和感のある背番号にとまどっていた日本リーグファン(?)や大学バレーファンだっていただろう。変わったのは自分の立ち位置でしかない。


それでも,代表チームには,なんとなくだけど夢がある。オールスター的な,最強チーム的な。そうであってほしいという願望のほうが強いか。


最終予選の開催地についてのアンフェアさや,そもそもオリンピックが「エライ」のかといった疑問はある。バレーボールに限らず,団体競技で選手の国籍によってチームを分けることやそのチーム分けをもとにした国別対抗戦を行うこと自体に意味があるのかという疑問もある(意味なんて考え始めたらそもそもスポーツ競技自体になんの意味もないという結論も出てきかねないが)。さらに今年の北京については,いろいろと。それでもマイナなアマチュアスポーツが資金を得るにはオリンピックに出るなどの大きな大会で対外的に強いという分かりやすい結果がなければダメなのは致し方ないことだし,資金面でも人気面でもじり貧になれば当然レベルもじり貧になり競技者人口も減りとどんどこマイナスのスパイラルに陥るのも分かっている。だからって,そんなお金目当ての下心まみれで応援するのもどうかと思うし,応援されるほうだって余計なお世話でいい迷惑だろう。普段はそっぽ向いているくせにオリンピックのときだけ,ただ「日本」だからってだけで応援する大衆のほうが,よほどストレートで健全だ。


もやもやってのは,だいたいそんなところ。


それにしても,こういう場面の越川は頼もしい。いつのまにかすっかり大人の顔になっている。スポーツ選手がスポーツしているときって不思議とかっこよく見えるよね,というごくごく単純なミーハー心理が出発点であり,結局のところはそれに尽きるのかもしれない。