“日本語で書かれたイタリア語の文法書で簡単に入手可能な物は数種類”


昨日はお風呂上がりにうぃきぺでぃあ先生のイタリア語の項目を読んでしまい,結果夜更かし。まともに取り組んだのは初級の週2コマ×1年間だけ(中級は全く授業に出なかったが,定期試験を受けたところどうしたわけか単位だけは恵んでいただけた)とはいえ,その1年で主要な文法事項は一通りさらったはずなんだけど,目が滑る滑る。すっかり忘れていたものもあれば,読んでいて「ああ,そういうのあったなあ」と思い出すものもあり。文法用語や説明の仕方が自分が習ったものとは違っていたり,自分が習ったときの情報は古くなっていたり,そういうのもわかりにくさの一因だと思う。いずれにしても,うぃきぺでぃあ先生の解説はあくまで知っている人向け(イタリア語を,他のロマンス語を,言語の基礎を,etc)であって,まったく知らない人間が読んでもなんのことやらちんぷんかんぷんであろうことは請け合う。


イタリア語に限ったことではないが,外語全般,覚えようとしなければ面白い。うぃきぺでぃあ先生の解説を読んで思い出したのは,結局のところ,イタリア語初級の1年間は,最初から最後まで人称と時制と法と性・数に(だけに)苦しめられたという記憶。動詞は何をするにも人称,何をするにも時制,何をするにも法だし,形容詞やら冠詞やら代名詞やらはいつでもどこでも性・数の縛りを受ける。「辞書がひける」までの道のりは長い。


辞書がひけるまでといえば,書き言葉のタイ語やちょっと前までの中国語は,ある程度読めるようにならないと文の切れ目がさっぱりわからないので手の打ちようがない。それでも中国語は文字(=音節)の切れ目がはっきりしているからいいが,タイ語のアレはどうすればいいんだろう。「慣れたら読めるようになる」としか言いようがない,らしい。