関東大学バレーボール春季リーグ戦男子1部,第7日


いまは時間制限ありなので,今日帰ってから追記するかもしないかも。

中央大3-2慶應義塾


中大ここまで5勝全てフルセット。


慶應は,1部初勝利をほぼ手中にしかけ,指の間からこぼれ落ちていった。


ただ,中大がフルセットボーイズさんなのはわかってたので,第5セットの10点目を過ぎてもまだ負ける気がしなかった,のは結果論。


途中からではあったがすんごい近くで見た。間宮超巧い。サーブもレシーブもスパイクも。跳んでから相手コートを見渡していろいろ計算して打ってる感じが凄くある。


中大は,4セット序盤で千々木負傷退場。一瞬目を話していた隙に,床に倒れていてぴくりとも動かなくなった。おんぶされて外に出るまで,わずか1分かかっていないぐらいだと思うけれど,ものすごく長くて恐かった。足首ぐるぐる巻きで完全固定。骨には異常なしとのことだけれど,でも。


これでやりにくくなるだろうなと思ったけれど,なんか凄い試合になった。勝った中大はコートで小躍りしていた。


慶應は少年漫画誌のスポーツ漫画になりそうなチームだ。場所は大学トップクラスの関東1部,大学は誰もが知ってる私立の雄なので第三野球部的な雰囲気には欠けるけれど,バレーの名門高校を出た選手と,慶應附属からの選手と,いわゆる進学校出身の選手とが,同じチームで同じ目標に向かって戦ってく姿って,漫画っぽいなあと思う。キャラが立ってる。去年の1部昇格までもきっとドラマ。岡田と星谷が入っての1部での挑戦は第2部。

法政大3-0国際武道大


両コート同時に見られない仕様だったので,全く見ていない。今季も法政はよくわからないというか。翌日も同カード。

順天堂大1-3明治大


第2セットの34-36が。ががががが。


どこか特定のチームを,おもしろいな,と思って興味深くウォッチしているうちはいい。そのチームに勝ってほしいと思い始めたら負けだ。


素直に明治は好感度の高いチーム。黒鷲挟んだ前週の対日体大ストレートあたりでこいつはヤバイのでは(そもそも開幕試合でその萌芽は見られた)と腹をくくってはいたが,やっぱりヤバかった。するすると勝ち星を重ねて5勝2敗で1回戦総当たりを終えた。


サイドのスパイカー3人が3人とも気持ち良いスパイクを打ち,強いジャンプサーブを武器にしている。前週からトスを上げている塩田も飄々として味がある。なんというか,シンプルで明快。


順大は渡辺俊が不在だった。もともと変則的なチームなのでいなくても案外どうとでもなるのだが,おかげでセットごとに別のチームの如き様相だった。


その代わりに,というのも違うんだけど,今日は久しぶりに伊藤がキレていた。最初はそれほどでもなかったけれど,第3セットぐらいから凄く良くなっていった。


第1セットは山田−竹浪対角。山田が後衛センター始まりなので,いつもの渡辺のところが山田(たぶん)。山田ワンセッターっぽかったけれど詳細不明。


第2セットもスターターはたぶん同じ,途中,矢口が入っていた。交替は見てなかったけれど,竹浪後衛のときに竹浪に代えていたんだと思われる。矢口がトスして山田が打つときの山田のスパイクが良かった。


竹浪がなかなか決まらないなあと(日ごろ良いだけに)思ってた第3セット,竹浪にかえてスタートから佐野。山田ワンセッターで佐野オポジット。途中で山田に竹浪,佐野に矢口という2枚換え。


で,この佐野が良かった。右利きなんだけどライト攻撃の打球の速さと鋭さが1年生じゃない。山田と渡辺俊がいなくなった来季は矢口ワンセッターで佐野がオポジットなのだろうか,と,ふと思わせたメンバー。


第3セットは中盤まで明治が走りまくっていたけれど,いつのまにかひっくり返して順大が取った。


第4セットも明治がリードしていたのに,最後は順大が追いついてデュースになった。


かなりリードしてても追いつかれてさくっと3-0で勝てなかった明治は,どこらへんが弱いのかはわかんなかった。逆に,なんで順大が追いついたのかもよくわからなかった。


ただ,ラリー勝負になると,2段トスを打ちきれるスパイカーが揃っていた明治が強かった。最後は明治がパワーで押し切った感じだった。


追いついても勝てない順大。なんか,いつまで経っても,ちょびっとずつちぐはぐでちょびっとずつばたばたしている。


あと3試合。

東海大3-1日本体育大


だそうです。この試合が終わった時点でAコートは第2セット途中。両コートで随分時間の差が出た。ぜんぜん見てない。東海大は黒鷲不在だったらしい塩田がスタメンで出ていて,いつものメンバー。