2012年度関東大学春季リーグ男子1部・1日目
2年ぶりの春リーグ。始まった。開幕を迎えられたよろこびがじわじわ染みる。新しいチーム新しい背番号新しい選手,新しいユニフォーム。
2コート進行なので全部は観られません。とりあえず,見た方のみ。そして,夜更かしして頭が痛いのでそのうち追記。
去年の秋の終わりの反省を踏まえて,スコアをExcelに放り込んでおこうと決意したのだけれど……たぶんしない。
中央大学3-0国際武道大学(25-21,25-23,25-22)
みてません
去年のチームに4年が多かったので,メンバーが様変わりしていた中央大。スターティングセッターは1年の関田(東洋)。渡邉奏吾がキャプテン。傳田,江頭,新井あたりを目視。リベロは山香,と,もう1人が森だったとか。早坂いるかとおもったらいなかった。
武大は,奥中がキャプテン。番号若返ってるけれど,わりと引き続き組が多そうな雰囲気だった。王,南兄弟,三浦,あたりをちら見。リベロは1年生かな。
どのセットも前半武大が走り,かなり点差をあけるのだけれども16点ごろに中大が追いついて,最後はひっくり返して中大が取る,という展開のストレートだった。
筑波大学3-0慶應義塾大学(33-31,30-28,25-22)
筑波:14前田 17宮内 19篠村 11出耒田 5李 13久原 L2白石
→慶應:23柳田 22野口 12星谷 8岡田 1間宮 5山本 L9前田優(d)/25野瀬(r)
筑波の新キャプテンは矢野。1年生の篠村(習志野)がでびゅー。
筑波のユニフォームが黄色×緑から青系にかわることは知っていたけれど,紫っぽい濃紺だと勝手に思っていた。そしたら,水色。順大よりもぴかぴかつやつやの蛍光色。創造学園っぽい水色。びっくり。しばらく見る度にびっくりしそう。
(ぼけぼけ。右の方にいるのが新コーチ)
慶應は,コートプレーヤー(?)は去年のメンバー持ち上がり。リベロは2枚使いになっていた。
開始2セットどちらも30点台までもつれる疲れる試合。開幕ゲームに相応しいというかもう少し後で観たいというか。
どのセットも慶應がリードしていたのだけれど,というのは隣の中央−武大もそうだったのかなあ。隣ほどの点差は開いていなかったか。
慶應柳田対筑波出耒田のエース対決という側面はあり,どちらも,いっとき,そこにしか上がらない感が漂っていて,見ている側がしんどい部分はあった。慶應は岡田にもあげていたんだけど,どうも岡田自体がまだ本調子ではない様子。もうちょっとラリー中に真ん中使えるといいんだけどなあと思いながら。どちらにしても。
結果ストレートだけど,特に序盤2セットは展開自体は競ってはいた。勝敗を分けたのは,慶應側に,長く続いたラリーの最後の1球しかもフリーという場面でのスパイクミスが目立ったこと。そのほか,惜しいチャンスを逃した場面が目立った。言うなればゴールポストに嫌われているかのような。そして逆転されてセットを落とし続けたことでの微妙な↓感。
対する筑波は,久原のサーブポイントがオイシイ場面で炸裂した。1人で何本サーブポイント取ったんだろう。ラインきわきわのレセプション陣の薄いところに決まる決まる。第1セットの33点目と第2セットの29点目が久原のサーブポイント。そのほかにももちろん。
もちろん,慶應の間宮のサーブポイントなどもありましたが。
慶應はけいすぽの事前特集で課題としてあげていた守備は良かったと思うんだ。それよりも決定力のほうが気になったので体調待ちかな,というところ。という状況で,優勝候補とおぼしき筑波と初戦で当たったのがどう影響するかしらん。
東海大学3-1早稲田大学(23-25,25-19,25-17,25-22)
早:1伊藤 11専田 15福山(2s途中から2小関) 7七里 8北地(3s途中から5吉村) 10濱松 L6本間
→東:13鶴田 18鈴木 7池田 2阿部 29栗山 1深津 L15大西
東海3年の池田が7番つけてるものだから「うおお,4年生少ねええええ」とびっくらこいていたら,早稲田はもっと少なかった。パンフ掲載の部員総数15人。15番の福山(鎮西)はパンフレットに載っている唯一の一年生。スタメンは大きく変わっていたように感じたけれど,試合が進むにつれて小関が入り吉村が入り(うめはどうした)。七里(こちらも3年生)が7番なのは,おさまるところにおさまっているかんじで安心。
1部の10チームのうち,中大と並んで昨季4年生中心だったのが東海大。それも「去年4年でレギュラーでした」というのではなく下級生のときから出ずっぱりだった。とくにMB対角とリベロは2008年秋から大学リーグ見始めたわたしはそのポジションに他の選手が入っているところが想像つかないぐらい(近が出てた09秋はわたしが見ていない)。
リベロ含めた7人中深津1が深津3にかわっただけ(=一見どこも変わってない)という年さえあったのに,そしてその次の年も影響の大きさはさておき人数的には八子1人が抜けただけだったのに,今回蓋をあけてみたら,去年のメンバーはふかつとつるだしかいなかった。とくにスタメンがっちり固定交替選手もルーティンのチームなので,「これはかなり変わったぞ」感が強い。
先の春高の放送の際に東海大に進むと知って楽しみにしていた東亜学園卒の栗山が予想通りMBの対角におさまった。東亜の監督さんを客席でお見かけしたような(見間違いかもしれない)。その栗山と中高すれ違いのせんぱいはなにをやらかしたのかベンチアウト。ウィンドブレーカ着込んで出る気配ゼロだった。
背番号7番3年生左利きオポジット対決となったこの対戦。1番キャプテンセッター対決でもあり背番号がかぶるかぶる。第1セットは,ことしのとーかいはきびしーだろーなというぼんやりとした危惧通りの展開。久しぶりの試合観戦ということもあって何がどうなってそうなっているのかという状況や展開の把握はできず,誰がどうということもなく誰がどうということもなくずるずると。強いて言えばサーブで崩され気味で深津がコート外まで走ってってトス上げる場面は珍しくはなかった。が,それがどういうことなのかはわからん。対する早稲田は滑り出し好調。
第2セットは何が吹っ切れたのか,池田の調子がえらく上がってきて,鈴木あたりも落ち着いてブロックにつけるようになり第1セットは何だったんだろうと(どちらに対しても)不思議に思うぐらいの超東海ペース超さくさく進行。終盤福山がサーブで下がるときに小関に変わった途端に,小関サーブが炸裂して一挙5点を挙げて差を詰めたけれども,それまでのアドバンテージを使い着る前に東海が逃げ切った。第3セットも然り。第4セットは,第3セット途中から入った吉村も良い感じで,競った展開だったけれども,なんかよくわからんけど,僅差で東海が取った。
東海大は鶴田大先生の攻守にわたる安定感と守備範囲の広さがいかんなく発揮された。
レフティオポジット対決で2人ともパワーヒッター系というか線は細いけど弾丸鋭い系という印象だったけれど,クロスもストレートもあればレフト打ちもありで,なかなか器用で楽しかった。リーグ中1度しか対戦しないのは残念。
日本体育大学3-0国士舘大学(25-20,25-19,25-16)
みてません
国士舘は去年中心になっていた3年生達がそろって最上級生(キャプテンは長澤)。人の出入りもあまり多くない。
一方の日体大は,梅野・小林が抜けたところに田尻と山田の2年生対角。キャプテン山本将平,MB対角は黒木と上西だったのかな,とこの辺は4年生。もう1人のサイドは渡辺大地,リベロ吉武。
梅野がいなくなってどうなるか読めないと思っていたけれども,(試合は見ていないけれど)日体大がつよかった模様。観ていた方の評価によると良さそうなので楽しみ。梅野がいなくなることに気を取られていたけれど,具体的に名前を挙げてみると,それほど「抜けた」わけでもないし。といいつつ,日曜も日体は見られないかもしれない。去年の秋も日体運があまりなかった。
明治大学3-0順天堂大学(25-13,25ー19,25-20)
明:12新 17杉本 8鎌田 13大塚 19有田 1澤田 L29瀧野
→順:3阿部 11細中 4竹浪 12佐野 9伏見 33渡邉 L1渡邊(r)/29館石(d)
明治が良かったのか順大が公開ゲネプロ状態だったのか。
明治はそれなりに昨年のメンバーが引き続き。1年生リベロの瀧野(創造学園)以外は去年から頻繁に出ている選手だからか,チーム全体のまとまりや馴染み具合を感じた。去年の明治が出だし苦しんでいたっぽいことを思い出すと1年の歳月を感じる。
とくに守備のねちっこさが際立っていた。瀧野も実にうまくて,ディグの反応もいいしセカンドタッチの打ちやすいトスにしようという心意気がまた素敵。
得点源だった松本が抜けて「最後はこの人」な特定個人がいるわけではない点はこの先の対戦相手や試合展開によって気にならないことはないけれど,今日の様子を観るにサイド3枚に良い感じにばらけるのがかえって良かったみたいで,順大はほとんどまともにブロックにつけていなかった印象。
新くんもうまいんだろうなあ。澤田・鎌田も織り交ぜつつ良い具合に配球している。
ということで,試合そのものは徹頭徹尾明治ペースで,順大は「あちゃー」状態だった。
仮に順大の年間計画が「今からチーム作り始めますんで完成は早くて今年の冬です」だったとしてもいっこうに驚かないんだけど,コートで声が出てないしお通夜な雰囲気のままだったのが,気になったといえば気になった。大人しいのはもうじゅうぶん分かってるけど,せめてもうちょっとこう明るい雰囲気で声出していきましょうよと。
去年の伊藤さんはがんばってたんだなあと思った。
その,遠慮無く言い切ってしまえば覇気のなさは残念だったけれど,相変わらずといってよいのか,やろうとしていることは面白い。
試合前のコート練習で竹浪がトス上げてて,わたなべしゅんがスパイク練習してたあたりから,予感はしてた。
ツーセッター。やるかツーセッター。
それよりもさらに前に,キャプテン渡邊光がリベロユニで,リベロはゲームキャプテン出来ないから誰がキャプテンマークつけるのかしらと思ったら竹浪に腹棒ついていたあたりでもう愉快な気持ちになっていたわけだけど。コイントスも試合終了後のサインも,当然全部竹浪さん。
ややこいので詳細は省くが,竹浪・渡邉のSR対角ではじめてみて,セッターは14藤井を織り交ぜつつのいろいろ。あと佐野翔のところに23西尾を投入してみていろいろ。
去年の順大は,試行錯誤した結果の矢口ワンセッターでそれでもばたばたしていた感じだった。今年はどうなるのかなあ。それこそ初戦の1日だけではなんともいえないチームで,そこが面白いところではあるのだけれど。
明日の第1試合は今日見られなかった中央対国士舘を。日体は……裏が東海対武大なので迷い中。今日は1試合が3-1で残りは全部ストレートと,所要時間は短い方だった。それでも終わったのが19時前。体力勝負。