関東大学男子1部第2日
昨日は暗くて目がしんどかった記念会堂,今日は半円筒状の屋根のてっぺんの窓が開いていてトップライトが。試合が始まった頃はコートの一部分だけ床に反射して明るすぎるぐらいだったけれど,太陽高度があがるにつれて満遍なく明るくなっていった。
蒸し暑いのは前日と同様。それなのに,わかっていたのに扇子を忘れた。さらに拙いことには,観戦三種の神器のうちの2つ(パンフレットとメモ帳)を家に置いてくる始末。始末に負えない。
明治大学0-3中央大学
お買い物したり現金を引き出したりしていたら,開始には間に合いませんでしたとさ。
第2セットが以下。おそらく第1セットと同じ。
→明:2松本 17鎌田 22大塚 28有田 10澤田 21新 L30中村
中:17早坂 13傳田 1千々木 3白岩 4岡村 5高橋 L11山香
明治は前日と同様第2セットの途中に新→1塩田,17鎌田→5北谷内,その後第3セットはそのまま。また,今日は第3セットでスタートから有田→20飯塚,L15牧瀬という大幅なメンバーチェンジも見られた。
中大はいっとき試みられていたフロントオーダーではなくバックオーダー(明治……はもとからちがったっけか。なんだかんだいいつつも蓋を開けてみればバックオーダーに落ち着いたチームが多い)。だけど,OPの千々木もレセプションに入っていた。確認しそびれたが,ローテーションごとに適宜1人外れてるのか早坂が外れてるのか。前者かな。
開幕週の2日を終えて,中大の滑り出しは上々。一方明治はけっきょく2連敗,ということになってしまった。明治は塩田−北谷内ホットラインなど素敵だったんだが。全体的な印象はブロックに差があった気がする。中大はブロックがいいかんじに機能しているように見えた。キルブロックの本数というのではなくて。
中大は前日に引き続いてピンサで出場した1年生24尾松が活躍。武渕,新井も参戦。
国際武道大学0-3慶應大学
このカード,昨日見られていないチーム同士の対戦だったのに,今日も隣(M-C)を見てしまって以下同文。
第2セットの途中で拾ったところでは
ぶ:1佐藤 37南康 5高志保 23三浦 22王 14奥中 L2古賀
慶:26野口 23星谷 19岡田 16間宮 27稲田 30丸谷 L15前田優
慶應高い。
武大の武大らしさみたいな粘っこさを慶應が全部実践していて,武大はそうでもない,という感じだった。ごちゃっと続いたラリーのほとんどを慶應がものにしていた。延長戦につよいというか接戦につよいというか。
慶應は3打目をスパイクに出来ず両手オーバーパスで返すだけという場面はしょっちゅうだったんだけど,なんどもなんどもワンチとディグで粘って,なんども相手にチャンスボール与えておいて,最後はブロックで仕留める。高い。
春の六大学なり早慶明なり東日本インカレなりと比べて柳田がいなくても山本悠登がいなくても,ちゃんと強い。チームとして機能してるように見える,けど,最初に書いたように,2日とも横目でちらちらでしかない。11試合もてば本物の強さだわ。前田のセルジオ素敵だわ(毎回書くよ)。
東海大学3-0国士舘大学
→東:13星野 3塩田 1小澤 12阿部 2安永 15深津 L10大矢
国士:18佐藤貴 33佐々木 19浜田 17井本 16上村 23長澤 L51古田/8安次富
国士舘の背番号の大きさ(=人数の多さ)にびっくり。ごじゅうばんだい……。
リベロの2人の交替の仕方は,おそらくなにがしかのルールに則っているんだろうけど,不明。順大や日体で見られるレセプション/ディグでの都度交替ではないのだがそれなりに頻繁に入れ替わっている。
第1セットは長澤ワンセッターだったけれど,第2・第3セットは変則ツーセッター方式。中盤に浜田が後衛に下がるところで長澤→3佐藤耕として,浜田がトスを上げる。
浜田は先の国体予選の埼玉代表でもセッターをしていたが,そういう器用さはたいへんツボに嵌る。
ほかにも佐藤貴の後衛での→48権藤など選手交代が多くめまぐるしい。
楽しそうなチームには見えるのだけれど,2試合ともストレート負けとなり,初日が出るまではしんどいかもしれない。一緒に1部に上がってきた早稲田が2日目で初日を出したのでよけいに。
東海大学はしんぱいだーしんぱいだーと言っていたけどここまでは悪くない。もちろんこの2日間は対戦相手が昨季2部だったチームではあり,この先今シーズン調子が良さそうなチームと対戦しはじめてから真価が問われる。
東海のスターターは前日と同じで全セットS6固定方式(最初のサーバーはセットごとに動く)。ピンサの神岡が良い感じで,彼のサーブで連続得点になることが多かった。
しかしなんといっても今日のお立ち台は阿部。スパイクミスも多く粗削りな面は見られるんだけど,三振かホームランかの頼もしさ。野球に喩えるとわけわからんな。つまり,ミスも多かったけどそれ以上に良いショットが目立ってた。サーブ良し左打ち良し右打ち良し真ん中打ち良し前衛後衛どんとこい。サーブで狙われ(きのうほどじゃない)てもだいじょうぶ。あべじゅんちょうかっこいい。まじかっこいい。あべじゅんが5!
ほれてまうやろー(またか)。
心の目なりフィルタなりを通過する段階で補正がかかっている点はご了承くらはい。落ち着いて数えるとけして阿部偏重じゃない。国士のミスも多かったし安永塩田をどんどん使って2人ともかなり良い感じだったし,小澤はもちろん攻撃のくみたての軸にあるし,星野もぼちぼちやってたし。だけど彼は数字以上のいい雰囲気を持ってた。久しぶりにあのチームでバックセンターからがんと飛んでどんと打つスパイクが見られて,往時が偲ばれたということかもしれん。
順天堂大学2-3早稲田大学
最初は東海−国士を見ていた。早稲田が2セット先取。おいおい順大大丈夫かと横目に思ってたら,第3セットでスイッチ入ったらしく25-17で順大が1セット返す。さて長い試合になりそうだ。ちょうど隣のコートが終わったのでのそのそと移動し第4セットから見始めたところ,それから壮絶なバレー好き試合になった。
第4セットのセットスコアは39-37。デュースになってからローテ丸々2周した。今まで生で見た中で一二を争うスコアのはず。生まれて初めて生観戦で40点に乗るかと思った*1。何時終わるともしれない持久戦。神経に堪える。
そしてフルセット。序盤から早稲田が走り15点制にしてはそれなりと思われる最大4点のリード。早稲田8-5でコートチェンジ,10-7で順大が2度目のタイムアウト。
タイムアウト明けから順大が5連取。佐野,いつの間にか入っていた竹浪,伏見,七里のスパイクミス→七里を佐野がブロック。こうやって書いてみてこのときの順大の前衛は壁。
そのあと七里が決めてそこから七里七里七里七里で早稲田が4連取,14-12でマッチポイントを握った。吉村のサーブが凄くて順大がようよう返してトランジションで七里。七里って分かってても七里。
それでも順大もそんなにあっさりとは落とさない。佐野がぷち無双で3連取してデュースに持ち込み先にアドバンテージを握った。そして早稲田がタイムアウト。
七里(この名前何回出てきたかな),伏見をブロック,佐野をブロック。で16-14。早稲田が勝った。
早稲田といえば,わたしが初めて大学リーグの門を叩いた2008年の秋には1部にいた。その後チーム数減などでしばらく2部暮らしが続いており,Vプレミアにも*2Vチャレンジにも*3OBがいるので強い印象があった早稲田が2部デスカーだったんだけど,その2008年も一勝もしていなかったようで,1部での勝利は4年生ふくめ全員初めてだったとのこと。そりゃうれしいわなー。それもホームで。
昨日の試合とあわせて考えて,この勝利はまぐれじゃない。混戦になりそうな予感。わくわく。
連敗スタートとなった順大は,わたしが見始めたときには矢口ワンセッターになっていた。最初はしらん。矢口ワンセッターのほうが2セッターしてた前日に比べてコートが落ち着いてるようには見え,さてこの先どうしたものかなあ。わたしが考えることじゃないが。どのぐらいのスパンでものをみて,どういう絵をえがいているか。
専修大学3-2法政大学
この試合が,先のJ-Wのフルセット(うち3セットがデュース)と同じコートでJ-Wの次に行われたんである。神宮がワタシを呼んでいるー。
涼を取りに外に出ている間に試合は始まっていた。両チームが1セットずつ取り合ったときに,長引きそうな予感はした。第3セットを専修が取ったので第4セットは心の中で専修を応援したのだけれど(下心でごめんなさい),第4セットは法政がぶっちぎって,フルセットになった。
このバレー好きめ。
でも,途中で抜けられない性格(腰が重いだけ)なので最後まで見た。疲れてへろへろだったけど,それでも目を引く興味深い展開だった。
試合終了後可及的速やかに移動して,どうにか1回表の途中で球場内に入れた。
来週の日曜も試合後に神宮に行く予定でいる。今回は会場が近かったからこの程度だったけれど,こりゃ来週は厳しいなあ。
ハシゴじたいも厳しいが,毎度6試合見るだけで疲れる。全部がっつり見るのはしんどいので,今後もところどころ休憩を挟みながらゆるゆる,かなあ。嗚呼勿体ない。本当に勿体ない。