公開ラブレター(仮)
タイトルと本文は関係ありません。
大学生カテゴリの選手に対して特定個人によりすぎた内容を書くのはいささか気が引ける。何を今更と言われましょうが。
しかしわたしが当該カテゴリを見る目なりスタンスなりはどうやらVリーグに対するそれと変わらないようなので,見方としてそういう方向に振れちゃう傾向があるんだろうなあ。
ほんだい。AJを探せ。木曜の深夜にふと思い立ってTwitterに流したことをまとめておく。
- 2010黒鷲旗*1:深津英,八子,阿部,小澤/清野,星野,安永
- 2010東カレ*2:深津英,鶴田,塩田,小澤,深津貴,阿部
- 2011東カレ*3:深津,星野,安永,小澤,鶴田,阿部
- 2011↑の4s:深津,阿部,鈴木,小澤,鶴田,安永
- 2011秋季開幕:深津,星野,塩田,小澤,阿部,安永
- 2012春季前半:深津,鶴田,鈴木,池田,阿部,栗山
- 2012黒鷲旗:深津,鶴田*4,鈴木,池田,阿部,栗山
- 2012春季後半:深津,星野,鈴木,池田,阿部,栗山
- 2012東カレ*5:深津,星野,鈴木/栗山,池田,鶴田,阿部
むり。
春からずっと(大げさだ),あべじゅんのことをおもっている。
彼が出ている試合を観た最初がいつだったか記憶にない。2010年の黒鷲を観た人達から彼がなかなか良かったという話はきいていた。そのときにはすでに顔と名前と背番号を一致して認識していたので,それ以前になにかしら試合で観たことがあったかもしれない。
高校時代センターで,自分で観たのもたぶんはじめはセンター。なのに,どうしてか現時点でサイドっぽいと思っている。
過去の書き物をひもといてみるともともとはMB(ここではセンタープレーヤと同義)という認識だったようだ。なのに,今回の東日本インカレでMBで出ているのを見て,「……そっかー,みどるかー」ってなった。
2011東日本インカレの対筑波戦はMBで出場していたところ,第3セット途中でサイドの星野が足をいためて退場し,次のセットは阿部がサイドに入った。それを見て,一緒に観ていた方とやけに盛り上がったことは覚えている。だから去年の今頃はまだMBだと思ってたんだろうな。ところが2011秋の開幕から2週サイドで出て,今年の春もサイドで全試合出場して,そのあいだに,わたしの意識として,サイドの選手,というふうに知らず知らずに変わっていたんだろう。
これだけぐちゃぐちゃとその時々で異なる役割を求められてそれを涼しい顔でこなしている。言ってみれば攻撃寄りのユーティリティプレーヤで,層が厚いとは言い難い近年のあのチームにおいて,誰かに何かがあったときに最初に順番が回ってくるのが彼という難しい位置づけをずっと続けていた。
最終学年となる今年。今回の東日本インカレのめだまが通常仕様だとして。
レギュラーポジションを獲得するのであればそれは大変喜ばしいことではあるのだが,なぜかつきまとうもったいない感。春の栗山・鈴木のMB対角が悪くなかったからというアレもあることは否定しない。が,それとは別軸で阿部自身に対して,MBで出るのをもったいないと感じてしまう。むしろそっちが本職だろうに。
このところサイドでの出場が多かったために,サイドプレーヤのイメージがついているだけかもしれないのだが,どことなくサイドっぽい雰囲気がある。なぜかはわからない。スパイクの打ち方がサイドぽいのか,自分がブロックに注目していないからか,身長があまり大きくないからか。わからん。
今年度の東日本インカレ,とうかいの試合を観たのは準決勝と決勝の2試合だった。それぞれ1度ずつ,彼がサーブのときにトランジションアタックのトスが上がった。一度目(準決勝)はアタックラインの踏み越しを取られて失点。二度目(決勝)は綺麗に決まってそのセットを取る得点となった。
前衛ライト池田,前衛レフト星野,後衛レフト鶴田。それだけ警戒した上での阿部のバックアタックという選択は,相手ブロックを完全に振っている。後衛でトスが上がるMB。あのカテゴリ界隈でも貴重なMBのバックアタックはめちゃくちゃ萌ゆる。
今年の春も,阿部のパイプは有効だった。ブロックが振られようが振られまいが。単純に,わたしがバックアタックが好きでとくに後衛のセンター付近から跳んでくるのが好きで,彼がMBで出ちゃうとバックアタックの機会が極端に減ることを寂しく感じているのかもしれない。それだけのことかもしんないけど,うん……うん……。
とりあえず,ここまで。例によって結論めいた物も論旨もなにもなく,続きは,たぶんない。東西インカレは行かないので,次は秋のリーグ戦ですかね。長い夏をこえてあのチームがどういう布陣で来るのか,楽しみにしておこう。