京都から帰って来ました


写真と映像はあとで。

23(金)


昼すぎに家を出る。15時半過ぎに京都着。16時から京都駅地下街ポルタのポルタプラザ(ツリーのある広場)で,渡辺あきら氏のパフォーマンスを見る。


ポルタのクリスマス企画でギアとコラボっているとかで,その一環のステージパフォーマンス。ギア(歯車のギアね)というのは京都でノンバーバルのエンタテイメント公演をやっている団体だそうで,あきらさんがそこに参加しているのはご本人のTwitterで知っていた。ただし,今回のステージはMCあり。というかMCまくり。


動かない鞄と,手の上でボール回すのと,お手玉とバトン。ぴかぴか光るバトンが綺麗だった。お手玉凄いしトークも楽しい。さすが関西というかなんというか。エンタテイメント。


見終わった後動かない鞄をやりたくなるのは人情。


ステージパフォーマンス,実は見たことなかったかも。活動拠点が関西なので。また機会があれば是非。箱のやつも見てみたい。


18時からさとのやで焼肉。実際にはポルタ前乗り組が乗り込んで1745ぐらいから勝手に始めていた。成人11人子ども4人。生レバー亡き今,ハツ刺しが出てきた。あっさりしてて少しこりこりしていて,おいしい。ヱビス飲んでごはんもお代わりして,お肉(たぶんカルビメイン)山のように食べて。


会計の時にかなまるが「二人分です」って払ったら,二代目のおっちゃんに「彼女?」って言われたのでうれしくて笑ってしまった。


また来年。


かなまるんちの下宿でその日から風呂が使えるようになったのが1番の出来事。

24(土)


夫の人が学会@二軒茶屋方面で終日不在。家の鍵を借りて昼前まで眠り倒す。昼に京都駅で独身貴族H氏と待ち合わせ,昼食の後,14時半ごろから梅小路京都水族館へ。


まだオープンして1年経っていないとか。人工海水を使った初めての水族館だとか。そりゃ,あの距離は運べないわね。


入場料大人2000円年間パスポート4000円。


入り口すぐの,オオサンショウウオや川魚をフューチャーした鴨川水系の生き物の水槽が綺麗だった。オオサンショウウオ,もりもりいすぎて重なって渋滞してた。かわいい。


海獣はアザラシが二種類。それから,やたらたくさんいるケープペンギン。泳いでもかわいい,歩いてもかわいい。


くらげ。


大水槽は,海遊館美ら海水族館なんかに比べればそれは小規模なものだったけれど(福岡のマリンワールドの水族館よりもまだ小さい),うまく珊瑚礁ゾーンを作ったり洞窟ゾーンを作ったりと,一つの水槽内でも棲み分けされるような工夫がしてあった。人工海水だからだと思うのだけれど(そしてあまり大きくないことも幸いしているのか)水の濁りがなくて,綺麗で見やすい。ゆったり泳ぐエイの群れ。エイかわいいよエイ。


京都の海(日本海側)のブースでは,甘鯛の各部の名称や料理を紹介したパネル。……魚と食文化は切っても切り離せませんよね,京都ですものね。


一通り回って16時からのイルカパフォーマンスを見て,あとはちょろっと京都周辺の水回りのコーナーがあって出口,という流れで,お土産も物色して外に出てちょうど17時の閉館時間という素晴らしいタイムテーブル。ミュージアムショップの柱にはりついていたオオサンショウウオの特大ぬいぐるみ25000円也が,尻尾のうねり具合が愛おしかった。連れて帰ろうにも体長200cm近くあるのはどう考えても無理。


ふつうサイズのぬいぐるみは全然らしさがなくて,そのくせかわいらしさも中途半端で,びみょう。推し展示物としてグッズ展開するにはデフォルメが難しい生き物かもしれない。海洋堂の特製フィギュアはリアルすぎてちょっと気持ち悪いぐらいだった。両棲類がんばれ。


それからビックカメラでSXたんのケースを買ってカメラを冷やかして,伊勢丹で晩ご飯を食べて,迎えにきたかなまると落ち合って解散。


京都駅周辺は人が多くて,食事に難儀した。水族館自体は,かなり混んではいたけれど,三連休の中日なので混んでいてあたりまえという意味で想定の範囲内。小さい子連れの家族連れとカップルが多かった。人が多いと小さい展示が見づらいのがねえ。


夜は「乙嫁語り」と「森薫拾遺集」,それから「高杉さん家のおべんとう」の最新巻を読み倒す。おべんとうのレシピブックが出てた。そしてちゃっかり買っていた。

25(日)


目覚ましをかけずに寝て,10時頃に目が覚めて,「幻影博覧会」の最終巻と「ジゼル・アラン」1〜3を読む。冬目景描く大正時代の着物姿の素敵なこと。「ジゼル・アラン」は最初見たときに「森薫?」と聞いたぐらいで。「別名義じゃなくて?」とも聞いたぐらいで。別人だそうです。「エマ」のテイストとは全然違うけど「乙嫁語り」のこってりした感じの画風に近い。「乙嫁語り」と同じ雑誌(すごくフェティッシュな雑誌ですね,マル)で連載されている作品で,コミックス談で隣に置いてあったから買ったと。


舞台設定は20世紀初めのイギリスっぽいけれど必ずしもそうでもない感じのふしぎな世界,黒髪ショートカットの少女が何でも屋をやり,うだつの上がらないメガネ男子が巻き込まれて助手的扱いをされる(んだけどヒロインに惚れている)という。


漫画って凄いね! 本当に。


お洋服の描写だけでによによ。見返しの凝った壁紙風のデザインも素敵。ああうっとり。


ほんで昼過ぎには活動開始して,一乗寺でラーメン。ラーメン屋行く途中に「けいぶん社」に寄る。観光客っぽい。


いわゆる若い女性向けのガイドブックには必ず載っているお店。初めて行ったけれど(一乗寺は生活圏じゃなかったね),それこそ,女子心をくすぐる雑貨がこれでもかと並んでいてくらくらする。小さな封筒とかメモ用紙とかスタンプとかカードとか栞とかブックカバーとか手帳とかそういうの。紙って素敵よねえ。内装や本ももちろん素敵で,近くに住んで通い詰めたいくらいだった。財布の紐を緩めるととんでもないことになりそうだったので(そしてお腹も空いていたので)ぐっと堪えてお持ち帰りなし。


ラーメンは,まあ,ええ。たかやすがえらい混んでいて如何ともしがたし。


そこから大人の交通手段(訳:タクシー)で曼殊院門跡。ずいぶん久しぶりに行った。紅葉はもうほとんど終わりかけだったけれど,地面に散ったもみじに風情がある。枯山水の庭が絶妙で,天気も良くて,空気もおいしくて,気持ち良かった。


いい加減夕方になったので,荷物をピックアップして駅に戻り,Illyで一服して帰路。


今年も良い旅になりました。三連休に紅葉の見頃と重なってほんとうに人が多かったけれど,紅葉だけはこの季節じゃないといけないし,毎年必ず綺麗に色が変わるとも限らない。


買い物や食べ物は人の少ない別の時期を狙うがよろし。と言いながらなかなか足が向かないのだけれど,せっかく「ことりっぷ」も買ったのでもう少し使ってやりたいかもしれん。