2015年度関東大学春季リーグ男子1部・4日目
@早稲田大学戸山キャンパス記念会堂
法政大3-1慶應義塾(25-21 22-25 25-18 25-19)
H) S1長谷川 WS10藤本 MB4田中 OP3千住 WS14榎本 WS16安東 L19小林
KO) MB18増田(2s途中-12上野) S22尾木 WS8池田 MB6上田 OP23黒田 WS11布川 L2野瀬
日体大3-1東京学芸(26-28 25-15 25-11 25-11)
N) S19辻本(2s-2大上) WS1緒方 MB29佐藤 OP31高梨 WS9伊澤 MB21矢貫 L13山本
G) WS16岡田 MB15慶伊 OP9中村博 WS1柳澤 MB3竹元 S5樫原 L10高澤
日体大は第2セットからセッターをかえて,WSの対角も入れ替え。
緒方-伊澤対角。個人的に伊澤好きというのもあり。今日は緒方が光っていた。いわゆる二段トスなんだけど綺麗なジャンプトスを上げる。セッターみたいな。
相手の学芸が苦しい状況というのもあろうが,今日の日体大はうまく回っていて,やりたい形が作れた感じ。一つ成功事例ができたことでこの先も期待できそうな予感。
東海大3-1明治大(21-25 25-19 25-19 25-18)
To) WS13松林 MB19小野寺 OP5鈴木 WS9久原 MB1栗山 S25龍 L18井上航
M) WS15川村 S12政井 MB6原 WS2與崎(5野村) OP16加藤 MB9小林凌 L1瀧野
東海大が上手(うわて)。小野寺サーブのローテーションでかなりブレイクを重ねていた。小野寺はフローターのコントロールサーブを打つのだが,前衛レフトの與崎の前に落とす。それで與崎自身が前に行かされて助走で開きづらいうえに,他の選手を使いづらいレシーブ軌道&セッターの動きになる。攻撃の選択肢を狭めたところでキルブロックにかける。一時期どこに上げてもブロックされていた。なんであんなに合わない(というかブロックとあっちゃう)んだろう。不思議なぐらい。
前日の試合についての東海スポーツの記事(選手コメント)にあったのだが,龍と小野寺のホットラインが熱く,ラリー中でも上げられるとなると小野寺にあげる。相当信頼している様子が窺える。
専修大0-3順天堂(18-25 24-26 15-25)
S) WS13小森 OP8冨田(1s途中-21伊藤) MB2柴田 WS1藤中 S20為我井 MB3高橋 L16平原/10平安山
J) WS15熊倉 MB2堤 OP9後藤 WS4浅野 MB16濱道 S3渡邉 L1小芝/11松崎
専修今季3人目のセッター現る。そしてOPも3人,いや,開幕の藤中OPも入れると4人目になるか(藤中,冨田,小川,伊藤)。伊藤は1年生で宇部商卒。身長173cm。ちっちゃい系なので途中で出てきたときは後衛だけのレシーバーかと思いきやサイドの選手だった。
唯一得セットゼロを爆走しており,非常にこう……。
中央大3-0筑波大(25-20 25-16 25-21)
C) S1関田 WS14石川 MB6渡邊 OP2今村 WS16武智 MB13大竹 L11伊賀
Ts) S8中根 WS9秦 MB12樋口 OP4高橋 WS5ロジャーズ MB3兒玉 L7小池
中大は平田・山下を入れるモードも発動。第3セット最後は,今村→平田の1枚替えも。交代枠6をふんだんに使っていた。
ストレート決着。でも,筑波も悪くは見えなかった。ほかの試合とは総じてボールの音が違う。重さと速さのある力強いスパイクが行き交い,月並みではあるが男子バレーの「迫力」といったものを存分に感じられた。その点で見応えのある試合ではあったが,やはり中大がなあ。今日は武智が上手かった。全カレでレシーブ賞を受賞したときは揶揄する気持ちもあったが,今日はレセプション本数も多いし(大崩れしないし),スパイクも技巧的だった。
それから今村は去年途中交代で出てもあまりぴりっとしなかったものだが,今季は素晴らしいね。
早稲田2-3国士舘(25-22 22-25 25-23 23-25 16-18)
W) S2山口 WS17藤中 MB1福山 OP4田中 WS12喜入 MB3加藤 L8後藤
Ks) WS6池田 MB4福島(4s-2奈良岡) OP39石井 WS37工藤 MB17小島 S1伊藤 L66野島
福島が第3セットの着地で足を傷めて,奈良岡。
接戦・熱戦。第4セット終盤からコクシが沸きに沸いていた。流れがコクシに来ていた。
第5セット点差がつかない状態で終盤まで来た。早稲田はスパイクサーブを強めに入れていく作戦だったようだが,3回連続でネットにかけた。ツキがなかったのだと思う。最後は田中のスパイクがアウト判定。「え? 判定どっち?」みたいな間ができてしまい,すっきりしない終わり方になった。