2020年を振り返る(2)

トピック2020


長いよ。

  • 1月:もはや記憶にない。今でも覚えているのが、年明け最初の週、もしかしたら2019年の最終週だったかもしれないが、同僚とたまたま軽く立ち話をしたときに、”ニュースで中国で新型のウィルスが流行っていると知ってとても恐ろしい”と聞いた。わたしはそのときが初耳で「へぇ」とまさに自分に関係の無い遠い国のできごとのように流したんだった。まさかその後こんなことになるとは、そのときは想像もしなかった。
  • 2月:まだ中国便のみが欠航だったころのホーチミン旅行(ベトナムの学校はすでに休校していた)、旅行中に日本の小中学校の休校が決まる。帰国したころには状況は悪化、宝塚歌劇滑り込み観劇から、V1ファイナルの無観客、V2打ち切りに、Vチャレンジマッチ中止。
  • 3月:1週目は「どーする」と言いながらスキー&気球乗りに行った。行けて良かった。夫の国外出張も今思えばギリギリのギリ。友人との夜の会食の最後が2週目か3週目あたりで、月末ごろにもう一度やろうぜ、と言っていたのはその後キャンセルになった。黙々と映画館に足を運んでいた。というか、この頃仕事がほんとうに繁忙を極めていて、幸いわたしはそこまで苛酷な状況ではなかったものの、おなじグループの人たちはとくに中旬以降、洒落になっていなかった。わたしでさえも終電近くなる日が珍しくなく、まずめったにないことに夕食に対する意欲が失われてしまい、図らずも減量に成功していた。*1
  • 4月:緊急事態宣言発出に伴い原則在宅勤務の強制執行。幸か不幸か、今となっては幸だったと思うのだが、「こんな状況だから仕方ない」を錦の御旗に業務の見直しがなされて、それでも最初のうちは混乱もあって大変だったけれど、3月の状況がそのまま続いていたらもっとまずかったと思う。メンタルの限界で夫を呼びつけたのが10日ごろ。運動不足が懸念されてFitBoxingを始めたのが18日。夫にはぬくぬくと介抱されて、10日靴を履かない、などという軟禁生活を送る。春が来た感覚がまるで沸かない。
  • 5月:記憶にないと言えば5月がいちばん記憶にないかもしれない。GW休みは、せっせと近所の散歩をしたが、体重は著しい上昇カーブを描いていた。*2たしか5月通して2日ぐらいしかカイシャに行かなかった。プロ野球の開幕は遅れるし、春リーグも黒鷲旗も東日本インカレも中止だし、オリンピックもB-Tの箱ツアーも延期、楽しみは悉くあれもこれも失われていく中、秋には状況が良くなっていることに望みをかけて、9月連休の旅行の予約をした。*3
  • 6月:緊急事態宣言が解除され、お当番シフト出社ではなく、週に半分ぐらいのシフト出社になる。しごともどん底泥沼は脱していたような気がするような(もう覚えていない)、世間も少しは前向きになっていたかもしれない。日帰りででも仙台に行こうかしらなんて言っていたのは覚えている。旅行してもよさそうな気運が戻ってきてはいた。しかし、気力体力が無くなっていて、結局行かなかった。家に引きこもっているのはいいものです。休日は休むためにある。リングフィットアドベンチャーの抽選に当選したのが、18日ぐらいかな。
  • 7月:日帰り出張で3か月ぶりに県境をまたいだ。重みがヤバイ域に入り、夫がいない時期を見計らって減量を試みる。幻のオリンピックの時期はしごとでひぃひぃ言っていて「いったいどうやって休むつもりだったんだろう」と何度も思った。
  • 8月:第二波襲来。出社シフトの調整がなされる。出る曜日がかわった程度だけど、それいらい会ってない人がたぶんわりといる。目論んでいた出張第2段は取りやめ。夏休みもSTAYHOME。
  • 9月:その夏休み中に思いついたような気がするが、関東は秋リーグも中止になったのでいよいよ腹を括って重い腰を上げ、かねて懸念のまま放置していた着物関係に着手した。2年前に修理に出して以来音沙汰のなかった箪笥の行方を問い合わせ、あれこれの末、代替品を送ってもらう。それから、数年前に親類の形見分けで貰った反物を抱えて呉服屋に相談し、洗い張りされていた*4小紋1枚を仕立て、着付け教室の門もたたいた。黒鷲旗と春秋のリーグ戦と東日本インカレ(の費用)。*5中止は残念だけれどわたしはただの観客でしかないので、見なければ見ないでなんとでもなる。むしろバレーボール観戦に全振りしている余暇の過ごし方を見直す最大のチャンスでもあると思った。
  • 10月:ぎりぎりまで決まらなかった夫の後期の勤務形態が全リモートと決まったので、夫の勤務環境を整えるべく折りたたみ式の机とサイドテーブルが購入される。わたしの家仕事用の椅子も買う。せっせと着付け教室に通う。演劇関係は復活していたので、国立劇場の歌舞伎公演に行く。プロ野球も観に行く。Vリーグ開幕、DAZN等でちらちら見る。なんとか出張にも行けた。*6
  • 11月:秋リーグの代替大会が途中でとりやめになったのでもしかして池田ちゃん(ほか代替試合で見られなかった各主将)の背番号1姿は見られんかもしれん、と暗い気持ちになっていた。全日本インカレがどうにか開催できて、本当によかった。ふたたび歌舞伎を見に行く。Vリーグを観に行く。2月中旬以来のバレーボール生観戦だった。わたしは応援しているわけではないので声が出せないことはさほどストレスではなく、その場で自分の見たいときに自分が見たいところを見られる現地観戦の醍醐味を味わえた。*7下旬、法事で帰省。実家滞在2時間のピンポンダッシュ帰省だった。このとき我々は「年末年始は無理じゃろ」と予想していたが、親は年末年始にも帰省してほしそうにしていた。結局、いま、東京の家でこれを書いている。
  • 12月:秋に一時期落ち着いていたおしごとがおいそがしくなってきて、全カレが配信で良かったと思いつつその配信を見る時間があるでなし、という状況。とはいえ、在宅勤務環境と配信がなければ結果もろくに追えなかったと思うので(だからどうということもないが)少しはマシだったはず。試合も幾らかはアーカイブで見ることができた。何かを書く時間と体力はなかった。天皇杯FRも前半はリモートマッチ。決勝戦だけ有観客で、これは観に行くことができた。毎年「うちはクリスチャンじゃないからクリスマスはない」とうそぶいているが今年は夫と一緒だったので家で良いご飯を食べ、ストレス解消と称していくつか大きな買い物もした。BUCK-TICK武道館。

今年の旅行2020


  • 01/01-05 岡山→京都(年始帰省)|初詣は石清水八幡宮。鳩グッズをたくさん買い、屋根吹き替えの寄付もちょこっとした。
  • 01/25-26 かぐら(スキー)
  • 02/21-26 ホーチミン
  • 03/07-08 安曇野&白馬(気球&スキー)
  • 11/21-22 岡山(三回忌法要)


予定だけなら、仙台や香港もありました。温泉行きたい。

今年買ったもの2020


思い出したものだけ。配偶者の財布から支払われたものも大いに含む。

  • ラベイユの蜂蜜福箱。*8一瞬で消え、そのあと何度も蜂蜜を買い足すことになる。*9
  • ホーチミン
    • バッチャン焼の皿(大小)、碗、花瓶。
    • シルクストール、ペンケース
    • 洋服(シャツ、スカート、ワンピース)
    • クロックスのサンダル*10
  • ウェッジウッド業務用コーヒーカップ2客。以前ソーサーだけ買っていたもの。夫がずっと探していたらしい。
  • Nintendo Switch の周辺
    • 「Ring Fit Adventure」
    • 「Fit Boxing 2」
    • ヨガマット。今年の「買って良かった」筆頭
  • 在宅勤務関係
    • マウス
    • キーボード
    • 椅子(キャスターがついてて、座面も回転するやつ)
  • Miffy 60th Anniversary プレート
  • BUCK-TICK Album「ABRAKADABRA」
  • 着物まわり
    • 和箪笥の上置3段分
    • 小紋の仕立て(生地は持ち込み。湯のしと胴裏と八掛と仕立代で6万円ぐらい)
    • 長襦袢(手持ちに適当な袖丈の長襦袢がなかった)
    • 着付小道具諸々(クリップ大4・小1*11、ベルト付き帯板、ウェストベルト、コーリンベルト*12、へちま帯枕*13
    • セールで衣紋抜きとか半襟とか足袋とか
    • フリース裏の足袋
    • 袋帯(年末に勢いで)
    • 帯揚げ、帯締め(同上)
  • 圧縮ウールのセットアップ
  • 手袋
  • 短めのブーツ×2足(表革のきれいめなのと、暖かさ重視のカジュアルのと)
  • ルピシアの2021福袋(ノンフレーバー紅茶ティーバッグ・竹)
  • 仔羊の毛皮(厳密には、ふるさと納税の返礼品)


ほか、バンコク出張土産で、シルクストールとジムトンプソンの象のぬいぐるみももらった。


今季こそ(少なくとも東日本大震災は経験している)ダウンコートを買い換えたかったが、うっかり帯を買ってしまったので、どうだろう。1月の冬物セールで何か良いものがあれば、だけど、買い物に行くのも躊躇われる感じ。


家にいる時間が長かった&夫が家にいる日数が多かったので、家で食事をすることが多く、ホーチミン土産の食器類も真っ白な大きめコーヒーカップも、購入時は予想しなかった頻度で大活躍することになった。うさこちゃんのプレートは「ちょっとしたごちそう」風味なので、かたまりの肉を焼くときに使われる。しかし、バッチャン焼を買った「オーセンティック」は閉業した様子。日本人観光客向けっぽいお店だったので、打撃が免れなかったのかしら。素敵なお店で機会があれば再訪したかったので、かなしい。

*1:4月に入ってからのことになるが、一瞬だけ44kgを切った。

*2:7月アタマぐらいまでの3か月で5kg増えた。

*3:もちろん行けませんでした。

*4:つまりハサミが入っていた。

*5:足は出ている。さすがお着物関係、なかなかお高くていらっしゃる。

*6:年内これが最後になった。

*7:逆に言えば、中継映像のストレスがそれ。身支度も移動時間も不要で気ままにだらだら見られる在宅観戦の良さはもちろん捨てがたいが。

*8:手違いで年内に届いていた。

*9:今年はさらに多めに買いました。

*10:持参したサンダルが壊れた。

*11:劇的に着やすくなった。そりゃそうだ。

*12:予備で

*13:持ってたウレタン製が経年劣化でぼろぼろになった。