2022天皇杯ファイナルラウンド・5日目(枠だけ)

東京体育館
勝戦
男女別チケットなので、男子のみ。いろいろあって、都内某区在住の友人に招待いただいて、区民招待枠(の付き添い?)で観戦。3階の端のほうの席だったけど。
試合が、一方的な展開になってしまったのは、少し残念だった。

2022天皇杯ファイナルラウンド・3日目(枠だけ)

@武蔵野の森総合スポーツセンター
準々決勝
なんと、アリーナでした。しかも、記録席の後ろあたりという、すばらしく見やすい場所。
チームのベンチ裏と比べて前に大きい人がいるわけでもないし、主審側と違って審判台も邪魔にならないし。
こんなに近くでV1チームの真剣勝負を観たのっていつ以来かしら。

2022天皇杯ファイナルラウンド・1日目(枠だけ)

@武蔵野の森総合スポーツセンター
3セットマッチ。
CAPCOMのボール
ヴィアティン三重が、直前に棄権。B5は福岡大学不戦勝。

東亜大学2−0ヴォレアス北海道

顔見知りの北海道ファンが荒ぶっていた。
ストレートだけれどどちらもデュースの濃い試合

中央大学2-0奈良ドリーマーズ

V3の奈良が近畿ブロック通過していることに驚いた。甲南大学近畿大学を破っての代表。
V3のFRっていたっけ、と書いたら、チャレンジ2に落ちていた頃にきんでんが出たのではないか、とか、ヴォレアス北海道の初FRのときはまだチャレンジ2だったのではないか、などの指摘がなされた。いずれも未検証。

立命館大学0-2東京GB

りっつ

ジェイテクトstings2-0仙台大学

力の差はあるんだけど。
キャプテンセッターの小野寺、どこかで見たことがある記憶がある。
2番の似内も。でも、気のせいだろうな。良いエースだった。
試合後、何人かの選手が、柳田とツーショット写真を撮ってもらっていた。遠いとおい、それこそ2012年の全日本インカレのころの同世代の憧れの選手、から、10年経ってもなお、憧れの選手であり続けるのだなあ、などと。

アイシンティルマーレ0-2早稲田大学

なるほど

坂出工業高等学校0-2VC長野トライデンツ

坂出工、リベロを置いてなかった。ベンチにはいたのだけれども。
わたしにはとても新鮮。

筑波大学2-0松本国際高等学校

筑波大の坊主集団がさらに刈っていて、坊主の松本国際高等学校よりも短い選手もちらほら。
なんなの。

2022年度全日本大学選手権(最終日前夜)

今年も、なんとか、開催されました。残すところあと1日。どうか無事閉幕を迎えられますよう。
今年は、1回戦から有観客。チームチケットのみの会場もいくつかあったが、一般チケットが出た会場も多かった。前日18時までの前売りのみ、という制約はやっかいだが、有り難いことである。
わたし自身は、例によって、始まるまでは気持ちが向かず、始まってからも気持ちが向かず。今年は比較的都合をつかやすかったので強い意志で木曜から観に行っている。(そして、自分が見始めると五月蠅い)。そのかわり火曜水曜は、経過を追うのもままならない感じだった。
ベスト4が出揃ってみれば、男子は常連の顔ぶれになったけれど(女子はたぶんなかなかびっくり)、そこに至るまでは波乱の大会だった。
関東1部で言えば、専修大が初日に敗れ、2日目には明治大が2部の国士舘に敗れ、1部同士の対戦だが順天堂がフルセットで駒澤大に敗れたのにも驚いた。

3日目の木曜日、3回戦

大田区総合体育館では、男女とも第二シードが3日目ベスト16で姿を消した。女子の筑波大は福岡大に1−3で。男子の中央大は天理大に2-3で。これがほぼ同時進行だった第2試合、衝撃だった。インカレは時々こういう試合があって、何年経っても折に触れて思い出すことになる。
そして、第2試合で疲れ果てて移動を諦めた駒澤屋内の第3試合では、国士舘近畿大をフルセットで下した。

4日目の金曜日、男子準々決勝

早稲田3-0国士舘
筑波大3-1駒澤大
日体大3-0天理大
東海大3-0東京学芸
駒澤第3セット取れてたらなあとは思ったけど。
ベスト8まで残れてもそこで力尽きた国士舘や天理を見て、4年前の福山平成大はほんとうに凄かったと改めて。

5日目、準決勝

早稲田2-3筑波大
東海大3-1日体大

去年は垂水が怪我した、というのをTwitterでみかけて、あれは去年のことだったか、と。
凄い試合だった。どちらも、それぞれに。
明日は帰りも遅くなるし、来週は天皇杯ファイナルラウンド。各試合の印象などはおそらく書けないだろうから、この程度で。

2022/23 V.LEAGUE Div3 日野大会(本文はない)

@日野市市民の森ふれあいホール

初V3観戦でした。おそらく。初年度は4チーム、2020/21はもう記憶にないが、出場辞退したチームも多かった。2021/22も有観客試合試合が0だった(のかな、アイシンが入れ替え戦でそんなことを言っていたような)。
そんな21/22に、翌22/23シーズンからのカテゴリ再編が決まり、V2からの自動降格ありでV3が10チームになった。V3も大きくなったものよ(よきことかどうかは別)。そもそも、21/22ってさまざまな理由でオフシーズンの練習さえもままならないチームが多々あった中、リーグ期間中も試合の中止延期が頻発し、結局消化試合は不揃いでリーグの成立さえも危ぶまれた中で当初決定の諸々の方式を終盤にごにょごにょしてなんだかんだ×2シーズン、という今リーグ再編します? とは思いましたけれども言うてももうどうしようもないわけで。落ちたチームって、20/21辞退組ばかりじゃん(知らんけど)。入れ替え戦で上がったアイシンも20/21辞退だけど。みたいなことは思いますけれども。

そんなわけで在京3チームが所属する魅惑のV3ができ、紅葉の盛りの日野市市民の森ふれあいホール、たいへん良いロケーションでした。すぐ隣の公園が綺麗なのよ。
1日3試合開催で、アリーナ指定席が前売り2000円。いまのVリーグになって、ここ数年のイベント系チケット高騰化の流れのなかで、これはかなりの良心的価格。しかも(よきことかどうかは別として)、前夜でも最前列が取れた。
観たのはこの6チーム。
警視庁フォートファイターズ
奈良ドリーマーズ
長野ガロンズ
千葉ゼルバ
東京ヴェルディ
トヨタモビリティ東京スパークル(ほぼ観てない)

警視庁とガロンズ(?)は2020年2月の東村山以来。ほかは、もう何年ぶりかわからんかった。初ではないと思う、ぐらい。その警視庁さえも、あの選手もこの選手もみんないなくなってしまったのだなあ(詠嘆)という歳月を感じましたが。
平原がめっちゃ格好良かった。きょう中道と対角組んでるのをみて(昨日は中道がいなくて河西・平原対角)中田のいた頃を思い出すなど。

「記事の管理」を観ていて、Vリーグみたよ、のエントリが、2020/21の3月の古賀幸一郎引退試合以来だったことがわかり、我ながら驚いた。昨季は観戦数少なかったかな。今季は自分でも意外だけれど、かなり多い。そして、土日が潰れ、食パンを買い損ね、日曜の夜になって洗濯をし、残していた仕事を思い出して憂鬱になる(終日家に居てもやっていなかったと思う)。

個人用覚書:単の季節の装い(秋)、或いは雨の日。

10月の国立劇場に行くときに着たもの。着物カレンダーでは10月は袷? 知るかそんなもの。
もう1か月以上経っていて、天気や体感はほぼ忘れてしまっているが、どうやら全般的に暑さに参ったようで、その後しばらく強烈な「暑さ対策」欲に取り憑かれていた。
11月に入ってから得た買い物の機会で、むしろこれから防寒を必要とするだろう季節に抗うかのようにへちまの帯板だの麻の腰紐だのを買い求めてしまった。腰紐なんて変えてみたところで気分の問題でしかなさそうだけども。

10/7

天気と時刻

夜18時からの公演。
夕方から荒れた空模様で、雨風強め、そして、10月にしては寒かった。11月中旬なみの気温とか言ってたような。
洋服で行けよ、という感じだったけど、思うところあって。
終演後は雨は上がっていたかな。いや、小降りだったか。

着たもの

補整用のさらし +タオル(うろ覚え)
綿の肌襦袢
綿の裾よけ 
長襦袢モスリン
長着:ウール(詳細不明。太めの木綿糸みたいなざっくり質感の薄手)
半襟:木綿の端切れ
帯:木綿の名古屋帯
帯揚げ:ちりめんふうのポリエステル
足袋:木綿
草履:時雨下駄に爪掛
雨コート:夏用じゃないほう。絹。
雨傘:もちろんふだんの

感想

行きはがっつり本降りで、傘持って鞄持って、で、階段の上り下りのときこの状態でどうやって裾持つの? みたいな。足もと下駄だし。練習にはなった。そして、この天気だと気合いの入った着物を着て外を歩くのは無理だと思った。幸い、気合いの入った着物はワードローブにない。
モスリン長襦袢で暑すぎるか気がかりだったけど、寒い日だったので、その点は問題なかった、むしろ暖かくて良かったけど、見た目の不格好さがひどく、家に帰って写真撮ったあとで凹んだ。
雨コートは去年(?)勢いだけで買った古着の初おろしで、かわいくて好きなんだけど、自分の外見に似合うかは全く別問題だった。買うとき試着はしたんだが、まあ、はい。つるんとした絹なので、ざっくりした着物と色も雰囲気が合わなかった。道行き襟だから着物の襟がよく見える。本当は道行き襟あんまり好きじゃない。
小雨になっていた帰りはコートを着ずに歩いてる人もいたような気がする(もちろん洗える着物だろうが)から、自分も雨に濡れたところでどうってことないウールなので、そのまま帰ったほうがまだマシだった。そもそもコート着る必要もなかった。いや、行きは上に着ないと膝から下がびしょんこだったな。

足もとは、劇場に下駄の是非問題が頭を掠めたが、大雨で履き替える草履まで持っていくのは大荷物すぎて無理だったのでおそるおそる決行した。国立劇場は劇場内は階段もぜんぶカーペット敷きなので音が出る心配はないし、自分のほかにも雨下駄の人が何人かいたのでほっとした。
ただ、爪掛の傷みが激しいのが気になって仕方なかった(劇場にも迷惑だ)ので、深刻に買い換えたい。
雨の日の履き物問題は根が深い。どうせ買うなら草履だろうかと検索してみても雨草履ってだいたいフリーサイズ(=大きすぎる)。

雨支度は別として、中身のほうは、そんなに悪くなかった。ウールに合わせる帯が欲しくて3月に買っていた木綿の名古屋帯もちゃんと合っていた。良かった。でもこのカジュアルセットを着ていく場所ってどこじゃろう、と考えてみても、あまり思いつかない。雨の平日夜の国立劇場の3階の一番後ろ、みたいなシチュエーションならともかく。(20代ぐらいの若者の男女数人のグループなどがいた。たいそう良い)。

10/16

天気と時刻

天気は覚えていないが、10月も後半に入ったけれど躊躇わず単にしようと思える程度の天気だったんだと思う。昼公演。

着たもの

補整用のさらし(+タオル?)
綿の肌襦袢
綿の裾よけ 
長襦袢:絹
長着:単の紬
半襟:塩瀬ふうポリエステル
帯:博多八寸
帯揚げ:ふつうの(けっこう厚手。正絹かどうか疑わしい)
帯締め:ふつうの(古びてるけど、濃いめの青の平たいのがこれしかなくて)
足袋:木綿
草履:カフェぞうり グレー×水色 おろした。
はおり物はシルクのストール

感想

この単の紬は、去年の9月上旬にも着ていて、そのときは、筒袖の半襦袢で着たんだった。
あまり意識していなかったけれど長襦袢とあわせて着たのは初めてで、着てみると裄があってなくて長襦袢の袖がしょっちゅう手首のところからちらちら出てきて、居心地悪かった。
振りは飛び出さなかったから袖幅はあってるとして、ならば、肩幅かしら。
着物のサイズって、最初の持ち主の寸法やワードローブにあわせたオーダーメイドだから、微妙なところがずれていることがしばしばある。
どちらも祖母経由で譲り受けたもので袖丈が同じだからあうだろうと思い込んでいたけど、合わなかった。着たのをみた記憶もないので、着物のほうがもともと別の人の持ち物だったのかな。
暑さ寒さの記憶はとくにない。着物着たら暑いのがデフォルトなのである程度覚悟している。が、きっと暑かった。終演後、裏手の伝統芸能会館に寄って展示を見て、半蔵門駅近くのサンマルクカフェで休憩しながら大学リーグのライブ配信を観るぐらいの元気はあったようだが。

10/22

天気と時刻

たぶん良い天気だったはず。夜公演。
10月も下旬なので迷いつつも今日袷を着ると暑くて無理だろうなって思ったんだろうねえ。おそらく。

着たもの

補整用のさらし(タオルも巻かなかったような)
綿の肌襦袢
綿の裾よけ 
長襦袢:絹 
長着:単のちりめん
半襟:正絹。友禅体験でお絵かきしたやつ。
帯:詳細不明の茶色の八寸
帯揚げ:ふつうの(16日と同じ)
帯締め:ふつうの(16日と同じ)
足袋:木綿
草履:カフェぞうり グレー×水色
はおり物はシルクのストール おそらく。

感想

濃紺幾何学模様の一越縮緬ちゃん、今年2度目(通算2度目)の登場。古着で買ったものだけれど、寸法も色柄もしっくりする。
すれ違う人の裾をちらちら、不審にならない程度に観察していたけれど、圧倒的に袷の人が多かった。そりゃそうだよなあ。もう10月も下旬だもんな。ただ、1人か2人は単っぽい人も見かけたかな。
自分が着ていた着物は色も濃いめだし、帯も色といい雰囲気といい、夏っぽい感じはしない。くすんだ濃いめの帯揚帯締めで、比較的秋らしい装い(笑)になっていたと思う。
ふつうは他人の着物の裏地の有無なんていちいち見ないだろうから、気にしないことにしよう。
前回6月は麻の長襦袢で着て、今回は秋〜春用の絹の長襦袢をあわせた。でも、暑かったんだよなあ。たぶん。麻を着るか迷って、半襟を付け直すのが面倒すぎて襟にあわせて長襦袢選んだら暑かった。
胴回りにいろいろ巻きすぎている。さいきんさらしを巻くようにしてみて、胸元がすっきりして着付けしやすくなったけど、木綿何枚分も余計に着込んでるのと同じと考えると、暑さが増してるのも当然か。帯板の風通しの悪さに悪意を感じる。

またも草履(の類いの和装履物)を買った話:2022年夏

前回の続き。
cana.hatenablog.jp
さほど遠くない昔に、同じように、衝動買いとまでは言わない、それなりに検討したけれども、そうは言っても急ぎで必要に駆られているものでもないのになぜか必要に駆られているような錯覚に捕らわれてしまって草履を買ったような記憶が、おぼろげに、ある。あれは去年の始めごろのことだった。
cana.hatenablog.jp
去年買ったのはほんとうに草履(という言い方も妙だが)で、出番は限りなく少ない。買ってから約1年後に、付け下げを(シュミで)着た時に履いた。今のところはそれだけ。
たしかに、付け下げと手持ちのカフェぞうりはちぐはぐだった。草履は必要だった。けして悪い買い物ではなかった。けれど、もう少し選択肢がある状況だったり安く買える機会だったりを待っても良かったでしょうよ、という。わたしの買い物はそういうのが多い。あまり良いことではない。

草履を買ってからも、草履を履くような改まった場もないので、専らカレンブロッソのカフェぞうり。位置づけは下駄と同じぐらいだと思うんだけど手持ちの下駄よりは草履っぽく見えておさまりが良いのもあって、重宝している。ただ、そこまでめちゃくちゃ歩きやすいというほどでもないので、次にこの類いの履物を買うなら余所のもう少しクッション性の高いものを、と考えていた。
にもかかわらず、たまたま、近日中に8月にカレンブロッソの東京ミッドタウン店でその場で鼻緒を箝げるフェア(?)があるというのを見てしまい、春夏っぽい色合いのものを買うなら今しかないと思い込んで、六本木まで行ってしまった。
またやってしまった。なんということ。

東京ミッドタウンは都会ど真ん中なかんじでビル全体が都会で、身の置き所がなかった。
買い物は楽しかった。あれこれ相談しながらいろいろ組み合わせて見せてもらって、最終的に、薄いねずみ色の台にくすんだ淡い青色の鼻緒を箝げてもらった。もともと持っていた暖色系と正反対の寒色系で、青系統の着物にもなじんで満足。幸い買って1年ずっと眠るようなこともなく、10月に2度履いた。
なので、悪い買い物ではなかった。でも、案の定べらぼうにお高かった。
可及的速やかに必要なものではないからって「その類いのもうちょっとクッション性が高くてもっと安いもの」を買う場所と機会が約束されているわけでなし……趣味の散財って、どうしても勢いになっちゃうよね。悪くはない、が、気をつけねば……。

この話はそれで終わるのだけれど、少しだけ続きがある。
六本木に行った日は家に居る間から雨が降っていた。次第に止む予報だったものの、雨に備えて夏用の雨コートを着て、時雨下駄もデビューさせた。
はじめはバランスを取るのが難しかった下駄にも慣れ、うきうきしながら箝げ終わるのを待っている間にふと足もとをみたら、爪かけが、ぼろぼろだった。箱から出して履いて家を出たときには、綺麗だったのに。履いて歩くうちに傷んだにしても、激しすぎる。
はて、これはどうしたことか。

経年劣化。以上。
はるか昔に買ったっきり、履く機会がないまま下駄箱をあたためていた。時雨下駄は買ったものの雨コートがなくては意味がなく、そのうち着物も着なくなっていた。時折箱から出してによによしてまた戻すのを繰り返していた。
当時履いていた合皮の草履のウレタン(?)がとうに加水分解してめちょめちょになって処分してしまっていることを考えれば当然なのに、最初の見た目が大丈夫だったから気づかなかった。

過去ログを検索したら、買ったのは2003年の暮れだった。想像よりもさらに昔だった。19年前かよ。
cana.hatenablog.jp
すごく気合いを入れて選んだのだなあ。もちろん購入当時のことはきれいさっぱり忘れている。
けして高いものではないけれど、たしかに気に入っていたし、使用0で駄目にするのはもったいなさ過ぎる。そう思ってそのあと10月にもう一度だましだまし履いたが、やはりぎょっとするレベルだった。さすがにもう無理そう。なので、写真を撮ってから捨てようと置いてある。それならばいっそ綺麗なうちに撮っておけば良かった。

ということで、履物はしばらく買わないと決意したはずなのに、おいおい、雨用の履物を考えなくてはならない。
今時は下駄の爪かけなどなかなかなくて、ECサイトでも爪掛単品で扱っているお店はかなり少ない。それに、鼻緒もそれなりに劣化しているからすげ替えたい、が、好みというものもある。
雨草履のほうがいいかな。でも、フリーサイズしかないんだよな。たぶん大きすぎるよな。
いずれにしても、今度こそ、慌てて買わないようにしないと、とだけは。

初代国立劇場さよなら公演令和4年度10月歌舞伎公演 通し狂言 義経千本桜(本文ほぼなし)

国立劇場

国立劇場は来年の秋から建て替えに入るとのこと。ゆとりあるロビーとシャンデリアが好きなので、シャンデリアは残るといいのだけれど。椅子も良いし。

菊之助が四役(?もっと?)を勤める通し狂言。なかなか通しでかからないけどかかるなら、通しで観たい義経千本桜。良い機会でしたの。

Aプロ:二段目 渡海屋 大物浦
Bプロ:三段目 椎の木 すし屋
Cプロ:四段目 鳥居前 道行初音旅 川連法眼館

Cプロ(10/7)→Bプロ(10/16)→Aプロ(10/22)の順で鑑賞。
国立劇場は3階3500円とチケット代のお手軽さが魅力。Aプロは奮発して2階で観た。たまたまど真ん中の最前列が一席空いていたので(!)。それでも7500円ぐらい。

それぞれ開演直後に、短い映像で、背景の紹介あり。基本は同じで、途中からそのプログラムごとの内容にかわっているようだった。(Cプロは遅刻して聞いていない)。ナレーションは菊之助

Cプロ

きつねかわいい。かわいい。
義経静御前が源九郎狐のことをほほえましく観ていた様子がとっても素敵だった。
四の切は澤瀉屋の派手な演出の印象が強いんだけど、音羽屋型はちょいちょい違ってた。最後も舞台上の木に登るくらいのあっさりめだけど、それもまたよし。

Bプロ

音羽屋といえばこれ、なんだろうけど、「すし屋」の初見が、菊五郎の権太だったので、つい比べてしまった。
おやぢ様は江戸時代人じゃからな。

Aプロ

逆に、「案外ええやん」と感じたのがAプロ。ほかで観たことがなかったので、記憶の中と比べるといったことがなく観られたのが良かったのだと思う。
いや、あのですね、メインビジュアルで使われる知盛が碇掲げてる場面、あれが、血まみれで怖くてね、それで敬遠していたところが大きく。
観てみると、たしかにしんどいんだけど、その前から観てのあの場面に至る、の含めて(知ってる人は)観てるのじゃろうなあ、というのはわかった。
最後に定式幕がひかれた後、幕外で弁慶が法螺貝を吹くのが、たまらん余韻。
人気の作品にはそれだけの理由がある、と、あらためて感じた。