2022東日本大学選手権(男子決勝戦)

墨田区総合体育館
女子決勝戦が11時から、男子決勝戦が15時から。
そもそも寝坊したのが悪いんですが、急いで身支度してあとは鞄を持って出るだけというところで急に自分の気持ちが切れてしまって、なんとか浮上して移動して着いたらちょうど女子の表彰式が終わったところでした。なんでやねん。
しょうがないので、炎天下の錦糸町で酢を探してうろうろしたりパンを買ったりベトナム料理を食べたりしました。サイゴンマジェスティック、通し営業だし、ランチセットの時間も長めなうえにグランドメニューも頼めるし、味もおいしい。ハーブの違いだけはどうしても日本では得られない。こればかりは仕方ない。

今大会は表彰式も簡易で、女子男子それぞれの試合後ただちに。こういうご時世だし、そうでなくても帰りが心配になる場面がままあるのでこれもひとつの方法だと思う。ただ、結果的に東海大が男女揃っての優勝だったので、一緒に表彰式できればよかったね。と。記念撮影は客もはけたあとで、一緒にしていた様子。

男子決勝戦 東海大 3(25-19 25-20 25-23)0 筑波大

筑波大:19中西 18柳田 14エバデダン 15砂川 9垂水 7西川 L22木村
東海大:5櫻田 10佐藤隆 3池田 22中道 4樋内 2佐藤駿 L18高木

筑波大は連覇(3年ぶりの)がかかる。
3年前北海きたえーるで観た円陣、高らかに響く「桐の葉」。1年生だったラリーの表情が目に焼き付いている。

対する東海大は今年の春リーグ覇者。東日本インカレは決勝戦進出が2015年(花巻)以来。前回前々回はベスト4にも入れておらず、しばらくセンターコートから遠ざかっている。

ーーと、ここまで書いて寝かせていたら、7/16(?)のバレーボールチャンネルで東日本インカレの様子が放送されたようで。あいにくわたしは観ていないのですが。
ストレートだったし、各セットの点差もあったので、ざっくり丸めると一方的と言うことになっちゃうのだろうか。そうでもないと思うけども、双方ブレイクが多くて(サーブポイントもサーブフォルトも多くて)、試合展開が早かったような印象はある。
第1セット第2セットはたしかに東海大のペースで、もう一波乱あることを期待したし、東海大も崩れるとどうかな、なんて思っていたのだけれど、筑波大は前日がハードだったのも大きかったか。第3セット開始早々に西川が負傷(着地で捻ったのかね)退場したのも辛かった。交代で入った1年生の平野(高崎高だ!)は急な出場だったけれどがんばっていたし、筑波リードで競りつつだったので、それだけが理由ということはないんだけど。西川も15−15でコートに戻れたし。それから、筑波のリリーフサーバの職人ぶり、素敵。10番の木田はいまコーチやってる安藤くんが10番で神ピンサだったのを思い出した。最後21−24でリリーフサーバーで出て、2連続ブレイク(ブロックで佐藤りをシャット)、3本目のサーブも崩した。結局スパイクミスで終わってしまったけれど、簡単には終わらせないよって。

筑波大の「また」感もある銀メダルはちょっとしょっぱい。垂水も西川も、飛田給春高の決勝戦を観たときの3年生で印象深いし、砂川も柳田も同じく(こちらはてれびかもしれないが飛田給かもしれない)春高で覚えた選手なので、この2年で全くわからないチームになった、という感覚にはならないが、彼らが高学年であることに時の流れの速さは感じる。いつも難しそうなことをさらっとやってのけて、クレバーでパワフルでポジティブでとても素敵なチームだと思っているので、あとちょっとのところで優勝できないのが納得いかないというかなんというか。そりゃ、相手のあることだけどさ。。2位はじゅうぶん立派な成績だけれど、表彰式の選手達はちっとも納得していなさそうな表情だった。準決勝で早稲田に勝ったのに、シルバーコレクターは3年前に乗り越えたのに、あとひとつが遠かった(インカレのBGMで「あとひとつ」がかかるともれなく涙しちゃう仕様)。

東海大は飯田が良かった。前日を観て、セット中盤で中道が前衛に回るところで1度(3ローテ)だけ入って、下がってサーブを打ったところで終わりがルーティンかと思っていたのだけれど、そうではなかったみたい。
勝戦、第1・第2セットは池田のリリーフサーバーとして出場し2回ともブレイク成功(そして筑波がタイムアウトを取り、タイムアウト明けにサーブミスするところまでがワンセット)、第3セットは9−10のビハインドの場面で中道にかわって出場してずっと出ていた。手元の記録を見る限りでは無双の点取り屋になっていたわけではないけれど、軽やかさとリーチの長さとパワフルさが良く出ていたと思う。

12年ぶりの優勝

そわそわ1年生
優勝

2010年以来12ぶりの東日本インカレ優勝。その年わたしは観ていない。福岡にいたから。当時3年生の小澤監督もいたかどうか。福岡だったような気がする。(パンパシのリーフレットを確認したら小澤さん入ってませんでした。なので東日本インカレのメンバーのはず。お詫びして訂正)。八子主将筆頭にスタメンのほとんどが不在で優勝した、めちゃくちゃ強かった、あの時以来。
そう考えると、かなり昔だ。
東海大たるもの常に強豪たるべし、というわたしの思い込みとは裏腹に、ここのところの東海大は、中の上というか上の中というか。早稲田の君臨をおいておいても、対抗馬、二番手という感じさえもなかった。
それが今年は春リーグについで二冠。あれこれと変則的な状況ではあるが、それでも実積には違いない。これを自信にして、秋に向けて、冬に向けて、また新たな一歩を踏み出してくれることを願う。今の4年生の代の中で極々ひそやかに推している樋内がこの大会キャプテンマークをつけて、キャプテンとして優勝し、表彰されていたのは嬉しかった。

表彰式のプレゼンターが積山先生だった。積山先生から賞状を受け取る東海大の選手達、そして優勝監督賞を受け取る小澤さん。すごく感慨深かった。小澤さん、何年目だっけ。すごく大変だったろうし大変だよね。これからも大変だよね。でも、なんか、ね。うん。

優勝監督賞

早稲田がトーナメントの大会で優勝しなかったのも、2019東日本インカレ以来。あの年はたしか監督がいなかった。今年はコーチが不在だったと聞いた。
秋リーグは、そして今年の全日本インカレはどうなるだろう。これを書いている今日は7月18日で、この1週間東京都の新規感染者数16000人などと恐ろしい数字になっていて、いや、もう、ほんと、勘弁して。

個人賞

  • 最優秀賞 樋内 竜也(東海大
  • 敢闘選手賞 垂水 優芽(筑波大)
  • ベストスコアラー賞 甲斐孝太郎(専修大
  • スパイク賞 佐藤駿一郎(東海大
  • ブロック賞 樋内 竜也 (東海大
  • サーブ賞 佐藤 隆哉 (東海大
  • レシーブ賞 中道 優斗 (東海大
  • セッター賞 櫻田 義春 (東海大
  • リベロ賞 高木啓士郎(東海大
  • 優勝監督賞 小澤 翔(東海大


ベストスコアラー以外東海大。すごい。樋内君のブロック賞は、佐藤駿一郎の隣だから駿一郎避けて、というパターンもあったのかしら。

2022東日本選手権・3日目(準々決勝・準決勝)

男子@小田原アリーナ*1
13時試合開始。朝のラッシュに巻き込まれたくない勢としては大変有り難かった。
が、油断していると遅刻。試合開始ぎりぎりになった。案の定。
小田原アリーナは公共交通機関で行きづらい(駅から遠い)のが難だが、観客席は暑くないし、広くて快適。とはいえフロアはそれなりに暑かった様子。
スタメンは拾えていないので適当。B票上がるといいんですが。*2

準々決勝

4コート同時進行。

東海大3-0青山学院(25-16 25-22 25-18)

青山学院:3今橋 2山田 7青山 11今野 6森口 12高宮 L9中峯
東海大:5櫻田 10佐藤隆 3池田 22中道 4樋内 2佐藤駿 L18高木

青学は日本大を、東海大慶應義塾を破ってのベスト8進出。
青学、春リーグでほとんど観ていない。前回大会(2019年)の準優勝チームだけれど、そのときのメンバーとなると山田亜藍ぐらいか。アウトサイドの森口とMBの高宮が1年生。ふたりともなかなか悪くない感じで頑張ってはいたけれども。
東海大は、山本龍の名前がなく、キャプテンが樋内。セッターは4年生の櫻田。セッター以外は「いつもの」感。ところどころコンビがあわなかったりと攻撃が不安定になる場面もあったけれど、おおむね堅い。セット中盤の中道前衛ローテで飯田に交代して下がってサーブ打ってから戻すのがルーティンのよう。

専修大3-1中央大(25-21 20-25 25-23 25-21)

専修大:19井出 18竹内 6バーナード 1甲斐孝 21甲斐優 15堺 L10山崎
中央大:17村上 7藤原 13澤田 1佐藤 16柿崎 15山根 L12山本

専修大、春ちょこっと観たときは甲斐兄がセッターをやってて(試合の途中でOPになってた。ツーセッターというわけでもなかったような、よくわからない)、弟のほうはMBで出ていたと思う。たぶん1試合ぐらいしか観てないんだけど、こう、よく言えば専修らしい、ロマンティックな(ドリーミングな)チームだなあ、と。
今大会は兄がOPで、弟はパンフ記載通りアウトサイド、レセプションにも入っていた。ロマンティック感はマイルドになり、攻撃力の恐ろしく高いチームになっていた。

4試合のなかで、わりとこのコートは観ていたほうなんだけど、潮目はよくわからんかった。専修が勢いで持っていった、かな。そうでもないか。
中大の佐藤は、当時1年だった2019東日本インカレでの活躍が鮮烈だった。もちろん去年の全カレも今年の黒鷲旗も観ていることは観ているんだけど、3年ぶりの東日本インカレという大会で、とりわけ北ガスアリーナやきたえーるの記憶がぼんやりと思い出されて、1番を負う背中に失われた2年の大きさを噛み締めた。その間を観ていたかった。まだ今年が終わったわけでもないのにもどかしい。せめて、秋リーグは全日本インカレは、と願う。

筑波大3-2日体大(23-25 19-25 25-23 25-16 15-13)

日体大:15池城 6川口 16大赦 24吉村 7鬼木 22森 L14森田
筑波大:18柳田 7西川 15砂川 9垂水(12橋本) 14エバデダン 19中西 L22木村

日体大は、春リーグからわりと4年生少なめで、この大会も試合に出ていたのは川口&鬼木のMB2人のみ。登録上キャプテンは笹本だったが、たぶんいなかった感じ。
筑波大が2セットダウンから逆転で取った。ちらちら観る限り日体大が勝ちそうな流れに見えていたが、すげえな。

明治大0-3早稲田(17-25 21-25 20-25)

早稲田:22前田 11水町 9伊藤 4重藤 10山田 1岩本 L12荒尾
明治大:8工藤 11溝井 16坂本 18岡本(10澤口) 1安井 4神園 L14武田

最初なにかもたついていて他のコートよりも開始が遅れていた。
この試合もほとんど観てない。第3セットはやや明治リードしていた感じだったけど、中盤に早稲田が逆転して、最後は山田が4本ぐらいサービスエースかそれに近い形で無双して終わってみれば5点差。おつよい。

準決勝

ダブルヘッダで行われた準決勝は17時試合開始。季節柄、夕方近くなっても陽射しが容赦ない。風がとても強い日で、散歩(昼食)に出たら日傘が曲がる曲がる。

準決勝なのに平日で(仕事終わってから向かって間に合うような時間でもなくて)、2面同時進行で場内アナウンスもスタメン呼び込みもないのは淋しいけれど、観てる方とっても短縮日程は体力的に楽ではあり、悩ましいところ。
3位決定戦がないので、試合終了後に3位チームの3位表彰と記念撮影など。

東海大3-1専修大(25-21 26-24 26-28 25-21)

専修大:19井出 18竹内 6バーナード 1甲斐孝 21甲斐優 15堺 L10山崎
東海大:10佐藤隆 3池田 22中道 4樋内 2佐藤駿 5櫻田 L18高木

Senshu Univ.

高身長の選手が多く、身長の感覚がバグる。
専修、サーブつええ。スパイクつええ。甲斐兄弟が目立つが、そんな中で2年の竹内がうまかった。
東海大は序盤サーブを甲斐弟に集めるわかりやすい戦術。2セット取ったあとはちょっとガタッとなって、どうなるかわからないと思ったけれど、第4セットで仕切り直していた。
OPに中道を、いわゆる「ライト」の選手を入れているのが、アンダーカテゴリ的と解釈していいのか、それとも一周回って新しいのかはわからないが、単純なレフトエース仕様でもないので、ややこしいことをよくやってるなあとは思う。中道のサーブ受数自体はおそらく多くないけれど、難しいフォーメーションを取らないで済むのが安定に繋がってるのかなーとか。時間差とかパイプとかいった細々コンビをスピーディーに使ってくるのではなくて(セッターがリーグと違っていたからかもしれないが)MBのスパイクを意識させつつ前衛レフトと後衛ライトの対角線を広く使ってのびのびバレーしている感じ。ブロックについては、保留。

筑波大3-1早稲田(25-23 20-25 29-27 25-23)

筑波大:18柳田 14エバデダン 15砂川 9垂水 7西川 19中西 L22木村
早稲田:22前田 11水町 9伊藤 4重藤 10山田 1岩本 L12荒尾

Tsukuba Univ

ピントがないが橋本君を愛でる西川君がかわいかったので。

フルセット一試合やったあと、まだこれだけ動ける筑波。そして、第4セット15-13から交代出場した橋本がもり立てた。
早稲田は最後のほう山田の足が限界だったようで、こちらも交代出場の中島が踏ん張っていた。結果的には負けちゃったんだけど、3年生sが華やかな今のチームで、岩本にしても重藤にしても中島にしても、4年生がぐっと屋台骨を支えてるんだろうなあと思う場面多々。大塚いなくても。
コートの内も外もがっぷりぶつかりあう、熱気の伝わってくる試合だったが、2試合同時に処理できる能力がわたしにはなく、結局どっちつかずの観戦だったのが残念。

*1:女子は墨田区総合体育館

*2:7/4現在、見つけられない。

2022東日本大学選手権・その1

3年ぶりの開催。

日程

例年より1日短い。
1日目(22日):1回戦と2回戦。1回戦は3セットマッチ。2回戦は5セットマッチ。この日は試合数多かった。
2日目(23日):3回戦。1会場につき2試合
3日目(24日):準々決勝と準決勝。準々決勝は4面同時進行、準決勝は2面同時進行。
4日目(25日):男女決勝戦。特設コートで2試合。3位決定戦なし。
無事に最終日まで開催できたことが何よりでした。

観客

有観客試合は3日目と4日目。各日程、チーム席のほか一般チケットもあった。一般チケットは前売りで2500円。春リーグより安かった。有り難い。チーム応援席とは別枠で、決勝戦はチーム応援席がアリーナだった。
残念ながらリアルタイムの配信はなし。会場(コート)の多さを考えると、スタッフ・機材が足りないだろうから仕方ない。
準々決勝以降は後日YouTubeアーカイブがアップロードされる予定とのこと。
あってもあまり観ないのに、あることにあたりまえになっているのがこの3年での大きな違いか。
3回戦までも、一部、インスタライブなどで独自に公開しているチームもあった模様。3回戦の明治大-中央学院大は時間休を取って観てみた。すまーとほんの小さすぎる画面ではなかなかに厳しいものがあったが、こうやって、手持ち機材で生中継ができる・されるようになったことは、この3年での最大の変化だとは思う。

個人用覚書:単の季節の装い

呉服業界界隈(?)でしばしば登場する謎ワードのひとつに「ちょっとしたお出かけ」がある。そして、その一派に「友人との食事」というのもある。
普段の自分の生活や行動には該当するイベントの心当たりがさっぱりないアレである。ところが、この度、珍しく、「友人との食事」に該当するだろうイベントが出来したので、これがチャンスとばかりに、十五年ぐらい前に買ったきり一度も袖を通していなかったちりめんの単の小紋を着た。
つまり、平たく言うと、新宿御苑沿いの路面店で5000円ぐらいするお高いランチコースを食べた。堀を挟んだ向かいが新宿御苑という緑の多いロケーション、ちょうど歩道沿いの紫陽花が見頃だった。
食事後は場所を変えてカフェでお茶とケーキ、そのあと、御苑(入場料500円)内を軽く散策。わたしは用があったので御苑を通り抜けるだけで先に失礼したが、新宿のど真ん中なのにゆったりした贅沢な時間と空間だった。帰りは新宿駅まで歩いた。

天気と時刻

晴れ。気温は忘れた。陽射しはえらく強かったが湿度は低かった。
12時前から16時半ごろまで

着たもの

綿の肌襦袢(省略したかもしれない)
綿の裾よけ 
補整にタオル
長襦袢:麻
半襟:絽(ポリエステルなのでつけたまま洗濯してる)
帯:博多織八寸
帯揚げ:絽ちりめん(おそらく化繊)
帯締め:夏用レースの帯締め(たしか。忘れた)
足袋:麻
草履:いつものカフェぞうり
晴雨兼用傘
シルクストール

感想

お店は駅から近くてよかった。散歩のときも暑くてしんどいということはなかった。
着付けのあら隠し兼首筋の日よけでシルクの大判ストールを持参したが、間違いなく暑いので、もう少し薄手の風通しの良いストールのほうが良かったと思った。
帰宅後は汗びっしょり。
秋冬カラーの草履が少々アンマッチだった。まだ6月前半だからと迷ってやめにしたが、もう夏草履でもよかったかもしれない。
でも、たくさん歩いたので結果的にカフェぞうりで正解。
今のカフェぞうりはすげ替えできるタイプだけれど、もう一足、底が完全に塞がっているタイプのを春夏向けの色味で買ってもいいかもしれないと思った。そうしたら、小雨ぐらいなら気にせず履ける。
とはいえ、草履は、好きな鼻緒を選ぶ、という行為が楽しいんだよなあ。それに、足小さめだから、Sが合えばいいけど、試し履きしないとわからない。

雨が降ったらどうしよう、という不安がつきまとい、数日前から当日帰宅するまで、妙な緊張があった。六月も九月も雨の多い時季なので、ちりめんは難しい。染みも黄ばみもたくさんあるので、結構着用されていたようで、すごいなーと思う。

このときの緊張に耐えかねて、その後、紗の雨コートを買った。
とはいえ、「降るかもしれないから念のために持っていこう」とぽいっと小さい鞄に入れられるような小さい荷物ではないし、履き物のこともあるので、結局洋服を着るだろうと思うんだけど、装備がないせいで出番がないままになるよりは装備を増やしたほうがいい、と、思うようになった。備えあれば憂いなし。まあ、少しずつね。

2022NPB日本生命セパ交流戦:東京ヤクルトスワローズ-埼玉西武ライオンズ

明治神宮野球場
本文なし。

レフトスタンド(の三塁より)で、職場の人とかなさんと合計4人で。
最近法律がかわって、都会のど真ん中の上空を飛行機が飛べるようになったそうで、神宮のレフトスタンド上空近くを羽田発着の飛行機が通る通る。ばんばん通る。ひっきりなしに通る。
ほぼ上空を観ていたかもしれない。

團菊祭五月大歌舞伎第3部

歌舞伎座
書いているのは8月12日です。お盆時分の飛び石の中日なので、振休。
年末に日付が分からなくなるのがわかっているので書いてから捨てようと半券を取っておいたのだけれど、書き物机の上にずーっと置き去りにしているのもそろそろ限界。
平日なので、仕事を少し早めに終わらせてダッシュ歌舞伎座へ。開演直前に3階Aの後ろの方に滑り込んだ。当然洋服で。
それにしても、もう何も覚えていない。

市原野のだんまり

平井保昌:梅玉 鬼童丸:莟玉 袴垂保輔:隼人

顔がいい。
顔がいいに尽きるだんまりだった。だんまり経験値が低すぎるので良く分からないのだけれど、所作事ぽい感じ。美しい月夜の書き割りに、鈍く光る衣装、古典的なおっとりした動き。お衣装もお顔も動きも絵も美的で整っていて、ただただ美しかった。
短い演目でそのあとすぐ35分の幕間だったので、観る前は平日早退ダッシュの恨めしさがちょっぴりあったのだけれど、良いものを観た。

全くの余談だけれど、これを観た数日後に、某所で、“莟玉のことを内輪でこっそり「こけだま」と呼んでいる”という話を聞いて、初めて「莟」が「苔」とは違う漢字であることに気づきました。「こけだま」だと思っていたわけではないけれど。

弁天娘女男白浪 浜松屋見世先の場/稲瀬川勢揃いの場

弁天小僧菊之助尾上右近 南郷力丸:巳之助 忠信利平:隼人 赤星十三郎:米吉 鳶頭清次:橋之助 浜松屋倅宗之助:中村福之助 丁稚長松:亀三郎 番頭与九郎:橘太郎 日本駄右衛門:彦三郎 浜松屋幸兵衛:東蔵

主目的はこちら。
端的に、席選びは失敗した。玄関入ったところの土間がちょうど死角になっていて、長松が土間に控えてお茶の支度やらしているのにまったく気づかなかった。本筋とはかかわらないので、いいんだけど、せっかくだったのにもったいないなあと。初めて観た演目でもなし。

こちらももう記憶にないんだけど、菊之助が右近というのがめずらしい感じ。さすが右近、幼いころからろくな目にあってなくて稚児(だっけ?)から悪いほうに転がって、女装して悪事を働いてる顔の良い若いちんぴらというビジュアル説得力がすごかった。
そして、悪い巳之助がめちゃめちゃかっこよかった。ガラが悪い、目つきが悪い、態度が悪い、喋り方も悪い。人の店で因縁つけて、バレてからは開き直ってお茶がどうこう言いながら煙管すぱすぱやってて、感じ悪いがすぎる。ぜったい関わりたくない。
この菊之助とこの力丸だといろいろはかどるねえ……しみじみ……(という乱暴な感想で締めるのもどうなの

第70回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/6(木)大会6日目・決勝戦

丸善インテックアリーナ(大阪市中央体育館

公式記録
http://www.ova-gr.jp/article/16118416.html

[女子] PFUブルーキャッツ 0-3 東レアローズ

〈メモらん〉

  • 最終日っていつもへろへろで女子決勝の開始に間に合わないんですが,今大会は日々の拘束時間が短かったので起きられた.準決勝からセンターコートで見たい気持ちはあるけれど,体にはやさしい.
  • 東レがおつよかった.でも,東レちゃん,皇后杯もリーグも,あと一歩で優勝を逃していたとのことで,念願の優勝旗だった.
  • 主力選手の不在率も高いので,名前がわかる選手もほぼいなかったんですが.
  • 16番の西川が気になりました.すてき.

[男子] ジェイテクトSTINGS 0-3 サントリーサンバーズ (19-25 24-26 17-25)

ジェイテクト:1藤中 3陳16久保山 6フェリペ(3s7柳澤) 4福山 20都築 L17本間/12興梠
サントリー:20西田 8柳田 3小野 13ムセルスキー 10藤中6彭 L15喜入/2高橋

〈メモらん〉

  • サントリー,強かった.リーグの決勝戦と同じような.危なげない試合運び.
  • この試合に限らないけど,ビハインドでも慌てない.時が来るのを待てる.
  • 競らないので,試合の盛り上がりとしては,それなりになるんだけど
  • この日もフェリペが第2セットでかなりお怒りになり第3セットスタートは自主退場(嘘).で,かわりに出場した柳澤が最初のサーブでエース取って,存在感見せつけた.中盤なかなかスパイク通らなくなってムセルスキーにブロックされて16-19になったところでフェリペと交替したけど,柳澤がいてくれてほんとに良かった.

個人賞(特別表彰選手)男子



〈メモらん〉

  • 黒鷲旗の男子ムセルスキーと女子のクラン・ヤナは中止を挟んで2大会連続.男女黒鷲賞の連覇は,2009-2010の清水邦広(パナ)・木村沙織東レ)以来.
  • 以前はしばしば,サイドアタッカーばっかりやん……なセレクトだったベスト6も,近頃はポジションバランスが考慮されている.
  • 個人賞の発表は若鷲賞からで,「男子……該当なし」のアナウンスに,場内はざわめいた.西田と都築の一騎打ちで勝った方(優勝した方)だろうと読んでいたわたしは,西田の名が呼ばれるに違いないと身構えていたので「えええええ」って声出たわ.
  • 西田はベスト6,都築は敢闘賞.つまり二人とも活躍は大いに認められたが「新人」扱いはされなかったってことですかね.でも,2年飛んだ分考慮してくれていいじゃん.入団以来ずっとスタメンというわけでもなく,じゅうぶん新人枠だったと思うけどなあ.女子は東海大4年の中川つかさだし,2010年の八子大輔も当時東海大4年生だから,チーム在籍○年目以内,という規程でもないよね.年齢?
  • 西田のベスト6(≒ベストセッター)に不満はないものの,興梠と同じく今大会を最後に引退する久保山も,引退なんてご冗談を,という仕事ぶりでチームを準優勝に導いたので,個人賞を取って欲しかった気持ちが大きい.
  • 敢闘賞の都築は,ほんっっとにがんばった.決定力に物足りなさを感じた場面もあったけど,6日間ほんとにがんばった.試合に出て得られるものは大きいと思う.

第70回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/4(水)大会5日目・準決勝

丸善インテックアリーナ(大阪市中央体育館

公式記録
http://www.ova-gr.jp/article/16118416.html

[男子B1] パナソニックパンサーズ1-3 ジェイテクトSTINGS (21-25 25-20 23-25 23-25)

ジェイテクト:4福山 20都築1藤中 3陳 16久保山 6フェリペL12興梠
パナ:22小宮 2深津 13クビアク 6白澤 1清水 8仲本 L16伊賀

〈メモらん〉

  • 大荒れ.
  • 翌日だったかのweb記事で,フェリペが怒ったのは,日本人選手が大人しいことに対して意図的にお怒りをぶつけたようなことを読んだけれど,後味は悪かった.クビアクもフェリペもたいへんお怒り.
  • VリーグV1ではビデオ判定がある.人間の目には限界があるので,準決勝からでもビデオ判定できればよかったのに,とは.(決勝戦もね).
  • 入れ替え戦のチャレンジ成功率すごかったもん.
  • わたくし,久原の引退発言*1の衝撃のあまり,パナのほかの選手の進退を知らなかったんですが(パナだけでなく,ジェイテクトも知らなかった),試合後に牧山と白澤の胴上げが始まって,いや,ちょっと待ってよ,ってなった.
  • 第4セットの終わり方がなあ.
  • 23-23から24-23になったクビアクのネット上の押し合いのキャッチボール判定は,ルールがかわってキャッチボールの反則を取ることになったそうなんだけど(次の試合で東レ側に似たような場面があってやはり反則になった),それに疎かったのもあるし,なんせクビアクがたいそうお怒りで審判に詰めていたので,グレーなプレーを黒判定されたのだろうと思って後味が悪かった.
  • 白澤さんはそんな送り出し方をしていい選手ではない.うえええん.
  • 何年前だったか,オールスターか何かで白澤さんが引退されそうな物言いをされたときに本人がまだまだやるから勝手に引退させないで,って言ったのを思い出して,うわあああん.
  • 富松引退でべっこりしてるのに,白澤もなんて聞いてないよおおお.84生フォーエバー.

[女子C1] 東海大学 0-3 東レアローズ (24-26 23-25 20-25)

〈メモらん〉

  • マーメイズ力尽く.
  • どのセットも,東海大がリードする場面があったような気がする.でも,セットも取らせて貰えない.取れそうで取れないところが相手の強さ.
  • 良い動きをしているのに,最後まで維持できない.体力的なことなのか,途中で追いつかれたり突き放されたりするところで迷いが出てぶれるのか.いずれにしても,相手のかたちを維持させない,自分たちの土俵に持ち込んでしまうのがさすがV1だなあ,なんて思ってみていた.

[男子B2] 東レアローズ 0-3 サントリーサンバーズ (29-31 20-25 18-25)

東レ:8真子 5米山 1富松 4パダル17小澤15李L3山口
サントリー:3小野 13ムセルスキー 10藤中 6彭20西田 8柳田 L15喜入/2高橋

〈メモらん〉

  • そんなわけで,サントリーにもジェイテクトにも含みはないけど,パナ・東レで最終日に合同卒業式できるとよかったのになあ.現実さんは気が利かないし無粋.

[女子C2] PFUブルーキャッツ 3-1 NECレッドロケッツ (12-25 25-21 20-25 25-23)

〈メモらん〉

  • PFUは1978年の創部以来初の決勝進出の由.
  • 勝戦のカードは男女いずれも,初優勝×連覇がかかるものとなった.

*1:4月半ば(?)に今年度の代表チームメンバーが発表されたときに女子のアシスタントコーチに久原の名前がありざわざわしているところで,引退します(しました)発表があったもよう.

第70回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/3(火)大会4日目・準々決勝

丸善インテックアリーナ(大阪市中央体育館
今日から5セットマッチ.
例年と異なり4面進行.1コートあたりは2試合なので,試合開始は11時.第2試合は14時.観客の体にやさしい.
祝日ということもあるのか,5セットマッチ勝ち抜き戦に入ったからか,客入り上々,入場時の検温や消毒などもあるので入場に時間がかかり,30分前でも長蛇の列になっていた.それでも例年の4日目に比べれば少なかったかな.
女子は東海大×筑波大の「関東でやれ」案件出来.大学勢ベスト4確定なのは嬉しいが,ここで大学同士対戦するのは勿体ないような気持ちも.(何が勿体ないのかはよくわからん).

負け即胴上げ案件なので悲喜こもごも.初日あたりには「いうてもリーグで引退する選手も最近は多いしさー.引退じゃなくて退団移籍希望も多いしさー」とうそぶいていたが,日々続く胴上げはひとつひとつ,胸に沁みた.
優勝したサントリーだけそういうのがなかった(全員リーグで終わっていた)のもまた,勝敗とエモーションとは必ずしも合致しない現実かな.

[A1] サントリーサンバーズ 3-1 FC東京 (21-25 25-21 25-19 25-23)

FC東京: 2玉宅 1ヨナス 12小田嶋14長友 15エスペホ 11山田 L10古賀/5谷口
サントリー:8柳田 3小野 13ムセルスキー 10藤中6彭 20西田(7アライン) L15喜入/2高橋


〈メモらん〉

  • サントリーの顔ぶれがこれが完成形.リベロの運用はちまちまかわっていて,最初良く分からなかった.サーブ時とレシーブ時でわけていたこともあれば,前半後半でかえた? ような感じのこともあり.準決勝だったかは,スパイクサーブが高橋でフローターサーブが喜入だった.決勝は,レセプションが喜入でサーブ時が高橋だった,はず.
  • 結人君といえば,初日から,試合後の挨拶を元気に仕切っていて楽しかった.
  • FC東京は,FC東京としての最後の試合になった.せめてもう1セットと思うが,サントリーは落ち着いていた.序盤中盤でリードされていても慌てない.20点ごろからの要所を締める.
  • レプリカを着たサポさんの姿も多く見かけたものの一箇所に固まれるわけでなく南スタンドに点在していて,鳴り物もできない,声出しもできない,となると,どうにもならない.
  • 声が出せたらなあ.コールで送り出したかったね.
  • コートから客席へも.わたしはつねに天井桟敷の民だったので近い席の人たちがどうだったのかはわからんけど,大声の発声が禁止されている雰囲気は感じた.進行上の都合もあろう.なので,整列して挨拶したあとはふわーっと退場していく.北ホワイエお見送りイベント(?)もできないので,おさまりは悪かった. FC東京に限らず,日々そんな感じ.
  • その点で東京は,墨田や町田のホームゲームできっかりセレモニーをしていたのはよかった.

[B1] ウルフドッグス名古屋 0-3 ジェイテクトSTINGS (34-36 19-25 21-25)

ジェイテクト:6フェリペ 4福山 20都築 1藤中 3陳 16久保山(2金丸) L17本間
名古屋:1山田(3s19高橋) 6近 14椿山 23勝岡 11傳田16中野 L17市川(2s途中-20川口)


〈メモらん〉

  • 第1セットから30点越え.もつれるのはだいたい第1セット,そして第1セットを取ったチームが試合を制しがち.
  • と,以前なにかで読んだ.この試合もその通りで.第1セットを取ったジェイテクトがそのまま3セット連取した.
  • 名古屋がトーナメントでもこのメンバーで通したのは,意図的なのかやむを得なかったのかはわからないけれど,もともとこの大会は結果に重きを置いてのぞんでいないチームという印象なので.
  • 名古屋は神谷が引退*1.そして監督コーチも退団.監督はまだ長くないしレギュラーラウンド1位だったのにと不思議だったが,後日の記事で家族が日本に来られないからとのことで,それは,あんまりだ.しかたない.
  • 試合後,コートの上で,長いこと,選手それぞれと握手をしたりハグしたり話したりしていた.信頼関係が築けていたのだろうし,お互い心残りも多いのだろう.
  • それと,めちゃくちゃこなみかん感想だけど,通訳なしで直接話してるのをみると,改めて,すげえチームだな,と思う.大事な話や込み入った話に通訳を介すのは当然としても,ああいうちょっとしたコミュニケーションを直接できるのは,大きいなあと.円陣での神谷の挨拶を監督に通訳していたのは川口だったし.

[A2] 東レアローズ 3-0 JTサンダーズ広島 (25-19 25-23 25-13)

東レ:5米山 1富松 4パダル17小澤15李8真子 L3山口
JT:1安永(3西村) 12合田(14熊倉) 11坂下 9平井 6エドガー(20阿部) 18山本 L10井上航/15唐川

〈メモらん〉

  • 超絶今更(いまパンフ見て気づいた)だけど,西が全く出なかった.武智も姿は見たけど,出てないよね.金子は怪我? 慎くんもいるのは見たけど…….
  • ほかのチームにも出ていない選手はいるし,出ないの自体はぜんぜん構わないんだけど,もし怪我なら怪我人多すぎだろう.もにゃもにゃ.昨季大きな怪我をしたと聞いていた井上航がコートに戻って来られたのは嬉しいのだが,なんとなく,シーズン成績さもありなんと思わされた今大会のJTだった.長いこといてくれたエドガーの退団もとても寂しい.

[B2] パナソニックパンサーズ 3-1 堺ブレイザーズ (25-20 20-25 25-21 25-17)

堺:14山口(10千々木) 9迫田 7出耒田 13バーノン 4高野(12小池) 1松本 L5堀江
パナ:22小宮 2深津 13クビアク 6白澤 1清水 8仲本 L16伊賀

〈メモらん〉

  • 隣や隣を見ていてこの試合はほとんど見ていないんだけど,堺が力出し切れなかったかな,という印象.グループ戦を見ているときは今季リーグ成績がよかったのも納得だったのだけれど,この試合はそうでもなかったような.
  • 千々木も佐川も長い間チームを支えてきた選手だし,小池ちゃんは高校のときに駒沢体育館の天皇杯ファイナルで見たよなー,なんて,しんみり.

*1:今季,東海大9495の現役引退が多い.歳月を感じるというほど長い歳月でないので堪えている.

第70回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/2(月)大会3日目

丸善インテックアリーナ(大阪市中央体育館

[A1] 鎮西高等学校 2-0 順天堂大学 (25-23 28-26)

鎮西高:6井坂 8玉井 1平田 3舛本 5荒谷 4平川 L12小手川
順天堂大:8染野 1岡野 9梶原 2金澤14加藤 4茂太 L34井上

〈メモらん〉

  • 順大のスタメンは初日から亀山→金澤,と,リベロがかわったかたち
  • 第2セットデュースになって,27-26で平田にサーブが回ってきたとき「ここで決まりそうだな」と思ったら,案の定(?)サービスポイントで決着した.初日か二日目に,V1相手にもたしかエース取っていたのがうっすら記憶にあったので.
  • 知り合いの順大ファンが,だろうと思っていたよ,などと.

[B1] 早稲田大学 2-0富士通カワサキレッドスピリッツ (25-23 25-19)

早稲田大:22前田11水町 9伊藤 4重藤 10山田 1岩本 L12荒尾
富士通;18長谷山 14谷平 7加藤4柳田 13兵頭1エバデダンL6小林

〈メモらん〉

  • このグループは二日目終了時点でパナ2勝・JT・早稲田大が1勝1敗,富士通2敗.セット率の関係でパナは決勝T進出確定,残る1枠をJTと早稲田大が争う形となっていた.早稲田大は富士通に勝つことが最低条件(負けた時点でJTが決勝T進出).そのうえで,JTパナの結果次第.
  • 富士通は,スタメン兵頭.淺野はベンチ入りしていなかった(会場にはいたらしい).
  • 早稲田も,佐藤がいなかったらしい(会場にも).
  • が,早稲田も前日の不調(?)は克服し,ふつうに試合できていて,決勝T進出へ望みを繋いだ.
  • エース(大塚)のいない大学にあっさり負けるVリーグ,みたいな文脈で語られると*1イヤイヤ……それは違うよ……その現状の是非は別として.
  • 富士通の松坂手塚志波は3人ベンチ入りで,それぞれワンポイントで出場した.が,ちょうど志波が出たときが,隣のコートの試合終了間際で,まさに平田がサービスエースで鎮西がストレート勝ちうえええ,とか言ってる間に出て終わっていた.つらい.
  • ここ2シーズンはぜんぜん試合見に行ってなかったし,季節のご挨拶もしていなかったし,まあ,ねえ.こんなご時世でなければ,黒鷲なら勢いでできる挨拶に伺いたかったけれどもそれも叶わず.

[A2] 中央大学 2-0 大分三好ヴァイセアドラー (25-23 25-20)

三好:10山田 8川口 2エメルソン14藤原 15安部 11伊藤 L12備/7小川
中央大:17村上 7藤原 13澤田 1佐藤 16柿崎 15山根 L12山本

〈メモらん〉

  • 今大会,中大,良かったなあと思う.対戦相手3チームともV1で,その3チーム全てに年の近い(在籍が重なっている)OBがいて,そのOBがフル出場してくれた.チームとしてどう受け止めたかは分からないけれど傍目には良いところを出して,サントリーからセット取って,三好にはストレート勝ちして,試合後にOB中心に集合写真も撮って.こんな充実できることはそうそうなかろう.
  • OB勢揃い大本命はグループ違いだった,というのが,第3試合でわかるわけですが
  • あと,都築はもちろん(?)伊藤くんも「いよぉぉー!」はしてくれなかった.鍬田はえらかった.
  • 尤も,この試合のOBのほうの伊藤くんは気負いもあっただろうし,負けちゃったのでしょっぱいだろう.(入れ替え戦も途中で下がっちゃったし,わたしは三好ユニフォームでの伊藤くんの良いところをあまり見られていないのだけれど,漏れ聞く様子ではシーズン途中から合流してすごく頑張っていたそうなので,報われてほしいし,次シーズンはもっと結果が出るといいな,と思う)
  • サーブで後輩達順番に殴っていったのは面白かったです.
  • あと,第2セットの佐藤君の3連続サーブポイント,痺れました.推せる.(178cmOPなのが推せるし,背番号23→?→8→1の中大エースの系譜も推せる.2019の東日本インカレの印象が強い.)

[B2] 近畿大学 0-2 VC長野トライデンツ (26-28 25-27)

VC長野:9池田幸 16森崎3池田颯 6伊藤(17中村) 19三輪(15波佐間) 24長田(13椿) L11藤中
近畿大:16小磯 4中西 22丸尾(2s21フランシス) 15江口(2s11後藤) 11後藤(2s7藤川) 21フランシス(2s6安田) L27荒木/18本多

〈メモらん〉

  • 2セットとも,デュースの末に長野が取った.とくに第2セットは近大が取れそう(取りそう)だったので,最後に逆転されて,すごく悔しい.
  • 長野が途中で,伊藤から中村にかえたのが,奏功したなあと思った.近大がそんなにサーブ強くなかったので,攻撃力優先して正解だろうと.で,そこから長野が盛り返した感じはあった.けいとくん(大学のころの印象だけど)スパイクはとても良いけどサーブでぼこぼこに狙われて相殺されちゃう印象がある,

[A3] 堺ブレイザーズ 2-1 東レアローズ (25-18 23-25 25-23)

堺:14山口 9迫田 7出耒田(8佐川) 13バーノン 4高野 21竹元(2s1松本) L5堀江
東レ:10星野(2s-5米山) 18鈴木(1富松) 4パダル17小澤15李 8真子(14酒井) L3山口

〈メモらん〉

  • となりコートの第2セットスターターがややこしすぎて「え? えええ?」って言ってるうちに時間がすっとんでしまったのでぜひフルセットになってほしいと思っていたらフルセットになりましたが.
  • ゆうじがMBでスタート.この大会で最後なのでサイドでも見たいと思ったけれど.

[B3] パナソニックパンサーズ 0-2 JTサンダーズ広島 (19-25 22-25)

JT:11坂下 9平井6エドガー 18山本 1安永12合田 L10井上航/15唐川
パナ:20新 5渡邉 6白澤 4大竹 9今村 22小宮L16伊賀
(2s):3中村 5渡邉 22小宮 9今村 18牧山 4大竹 L16伊賀.

〈メモらん〉

  • このメンバーで中央大と対戦してほしかった第2セットの中央大学パンサーズ.小宮後衛のときは中村以外全員中大OB.
  • あまりに中大OBまつりなので,しばらく混乱して中村くんを伊藤くんと呼んでいた.*2
  • 第2セットのスタート,パナサーブスタートだったので,並び順はわかりやすかったのだけれど,それでも大混乱した.そもそも背番号3=セッター,とすぐに出てくるほど見慣れていないし*3,今村と大竹が同時にコートにいたら大竹OPで今村OHだと思っちゃうし.そこに背番号18までいて,18誰や,まっきーやん,まっきー? セッター? え? え? みたいな.
  • ことを言うてるうちに,16点すぎていました,と.
  • パナのこの日のこのスタメン(第1セット含め)に対して,準々決勝の対戦相手を選んだんじゃないかというワルクチも見かけたけれど,対戦相手は同時進行の結果次第なんだからコントロールできるわけないでしょう.
  • 早稲田の生殺与奪権を握っていたのはそうなんだけど,一緒に上がるチームを考慮する必要はないので,6連戦(予定)の3戦目でトーナメント進出が決まっていたらこのつもりじゃったんじゃろ,相手がどうあれ.という気持ち.別に負けるつもりでやってるわけじゃないだろ,結果的にそうなっただけじゃろ.
  • わたしは面白かったので良いのですが,混乱しすぎて楽しむ余裕がなかったのが残念だった.牧山のレセプションもレフトからのアタックも.がんばってたよね.5日目終わって胴上げされたところで,これが最後だったのはどうだったんだろうとしんみりした.
  • とはいえ,JTは怒って良いと思う.
  • 荒尾がTwitterで,決勝Tは3勝しないと行けないところ,と書いていた.結果は2勝1敗で3チーム並んでセット率でJT・パナのトーナメント進出なので,3勝しなくてもJTにストレート勝ちするかパナから1セット取る(と得点率か?)かしていたら話は違ったんだけど,プレーヤーの覚悟としてはその通りだと思う.わたしも,富士通にストレート勝ちしたところで,決勝T行けるな,って思った.佐藤くん明日はいるかな,って思った.でも他力じゃダメなんだよね.
  • JTスト勝ち(パナスト負け)パターンのセット率は事前に計算していなかったので,1位JT2位パナは驚いた.

[A4] ジェイテクトSTINGS 1-2 サントリーサンバーズ (19-25 25-20 17-25)

サントリー:20西田 7アライン 18小川 13ムセルスキー 11秦 6彭 L15喜入/2高橋
ジェイテクト:4福山 16久保山 6フェリペ 3陳 20都築 1藤中 L17本間

〈メモらん〉

  • 気づいてなかったけれど,決勝戦と同カードだったのね.
  • サントリーは6連戦の3日目仕様.ムセルスキーは出ていたけれど,柳田藤中そろってお休み.アラインがサイド,小川はMB.リベロも高橋結人(これより前からも出ていたとも思う.)
  • 結果論だけど,サントリーは,初戦の中大第1セットこそ誤算(イレギュラーな途中起用)だろうけれど,大会通しては6連戦を見据え,セッターが西田一人というのも踏まえ,戦略的にうまく戦えた感じ.どちらかというとノックアウト方式の大会は得意でない印象があるけれど,今大会は強かった(連覇ですけれども.前回はよねたつスペシャルだから).

[B4] FC東京 1-2 ウルフドッグス名古屋 (18-25 25-23 20-25)

FC東京:8栗山(2s-12小田嶋) 13柳町15エスペホ(3s26黒田) 11山田2玉宅 1ヨナス L10古賀
名古屋:11傳田(2s-13小山) 16中野 1山田 2山近 14椿山 19高橋(3s23勝岡) L17市川

〈メモらん〉

  • 名古屋も中野山田固定,良くんがんばれ,みたいな大会.でしたかね.
  • 試合の記憶はないんだけど,スコアだけ見ると,東京,落とすセットが競らない.ガタってなっちゃうのかねえ.逆に競ると取るのかもしれないけど.

*1:twitterで見かけた.

*2:早稲田OBの中村であることは認識していたが名前が伊藤だと思っていた.中大OB現大分の伊藤とは学年も顔も違うけど,大きめセッターで背番号4つけていた共通項があり,さらにパナにかつて伊東がいたり早稲田のセッターにかつて伊藤がいたり,そういういろいろ.

*3:山添が長いことつけてたから.