かなまる土曜日の学会に関して

ここで「あり得ない」会話を一つ。「何の学会だったの?」「ゴヨウロンガッカイ」「誤用論学会? どんなことやるの?」「誤用論じゃなくて語用論だよ。」


そんな会話をしていた(していません)電車の中の吊り広告にあった某S英社の女性ファッション誌の宣伝文句が二人の間に物議を醸す。曰く「冬の決め色は白におまかせ」。文ニ非ズ。


「“おまかせ”だよ“おまかせ”!」とかなまるは随分と「おまかせ」が気に入った模様。「“シロにおまかせ”って,オマエは犬かー!」とまで言い出す(大盛り上がりの)かなまる。わたし,あんまりカガクテキに見ないからどこがそんなに不思議なのかよくわからんけど,色にはお任せはしないものらしい。


あの手のコピーは,言いたいことがわかるようなわからんような,フィーリングでわかるものもあればわからないものもあるし,わかる子じゃないとお呼びじゃない雑誌ってことかもしれないが,なんにしても,すごいのは,あの文でない文を作っている人だと思う。読む方はなんとなくで読みとれても,あれをひねり出すのは並大抵の才能じゃなかろう。


そこに現象が存在する以上科学者としては研究しなくちゃいかんのかねえ。そんなテーマの研究発表があったのだそうだ。しかし,文でないものというより「人間の言語じゃない(cかなまる)」ものを研究する科学ってのも,いやはや懐が深い。


iBookはよくわからないのでどうも出番が無さそうだ。かなまるにもうちょっと(iBookの)めんどうを見てもらおうと思ったけれど,年末まで会う予定がない。「よくわからない」というのは厳密ではなく,かなまるにも解析不能な現象により簡便に使うことができないらしい。それに対処する方法はあるのだけれど,新しいこと(作業の流れとか考え方とかキーボードの配列とか)を理解して実行しようという意欲が全く湧いてこない。純然と体調が悪いというよりか,何に対しても意欲が湧いてこない。元来めんどくさがりではあるけれど,めんどくさいのとも違う。何をしても楽しかったり気分が良かったりしない(とりたてて不快でもない)ので,意欲も湧かない,と。(01:51)