以前に書いたことがあるように思うのだけれど,
モーツァルトというと,何年も前の江戸川乱歩賞受賞作に「モーツァルトは子守唄を歌わない」という作品があって,それを読んだのはわたしがまだピアノを習っていた小学生の時分だったので,超有名な作曲家が登場する話を随分楽しく読んだものだった(わたしにとっては身近なテーマだったわけだ)。正確には,その受賞作よりも先にこの受賞作の続編となる短編集を読んでいて(父親の中で乱歩賞ブームだったらしく,図書館で順番に借りてきていた),そこに書かれていたベートーヴェン(謎解き役)の一人称で描かれる助手ツェルニー君のキャラクタがおかしかってねぇ。本筋以外のあちこちに笑いがちりばめられていて,コマまんがまであって。
ちょっと懐かしさに惹かれて調べてみたら,1985年第31回の受賞作。どうやらこの作家氏の本ほぼ絶版みたいですが。(復刊されているようですが)。短編集は「ベートーヴェンな憂鬱症」。秀逸なベートーヴェンとツェルニーの掛け合い漫才コマ漫画は魔夜峰央の手になるものだったらしい。明日(今日)図書館行って探してみるか(きっと無いと思う。「森」の棚は森博嗣ばかりだ)。(02:37)
【訂正】
オルフェウスの30周年アルバムにはメンコンは入っていませんね。どこで勘違いしたんだろう。そして,セビリヤの理髪師(序曲)はちゃっかり(1枚目の2曲目に)入っている罠。(03:46)