土曜日。

朧月夜と鍋(男女各2名)。久しぶりに日本酒を飲んだ。出羽の地酒の純米吟醸その名も「祇王祇女」(角野氏土産)。それから,これは珍しい京都伏見の焼酎(もちろん米)「はんなり」(高倉氏所蔵)。おいしかった。電車に揺られて帰ることを心配しなく良かったので,ちょっと飲み過ぎた。


10代のころを知っている人から「変わっていない」と言われると嬉しい。<成長していない>ということかもしれないが,会話はそういう文脈ではなく,どちらかというと外見やその他の「若々しさを失っていない」意である。但し,我々は彼らに「変わっていない」と言わせるよう暗に強要していたように考えられなくもない。


「二人とも全然変わっていないね」とわたしたちは言ったけれど,ほんとうはそれぞれそれなりにいろいろあっただろう。表面上変わらなく見えるのは,つきあいの浅さ故でもあるけれど,現状のうだうだを横に置いておいてつきあえる,昔なじみの浅いつきあいだからこその気安さや,変わらないでいるといいなと思っていて実際変わらないでいた(ようにみえる)ことが嬉しい。2000年の4月に会って以来だったのに時間を感じさせない,学生時代の知り合いは貴重だ。


いくらかいい男になっていたと思う。


そして,女の子合宿も久しぶりで,女友達は有り難いなぁと思いながら,「聞いてくれればそれでいいの」的話を一方的にしてしまった。すまん。しかし,先週もごとうさんに似たような話(同じ話を別の切り口で)をしたっけ。時間が経って自分の中で整理が着いてきたのか,消火しきっていない感情を自覚していらいらしているのか,どっちなんだろう。いずれにしても,あまりべらべら喋っていいことではないんだが。自分のことについて口が軽いのもどうかなぁ,おれ。


たかくら嬢はいつ見ても心に涼風を呼ぶ。同性ながら時にどきどきしてしまうが,身に危険を及ぼすようなことはいたしませんので,大丈夫です(何がだろう)。