バレーボールが終わって腑抜け。

今日は,夕方アサヒコムをたまたま見た拍子に,阪神−ヤクルト戦で先発がそれぞれ藪と石川という情報を入手してしまったので「早く帰って野球見なくちゃ」モードになってしまった。いつからそんな熱心なプロ野球ファンになったんだ,おれ。


だからって全部を明日に回すと明日がめんどくさそうだったので,即帰ったりはしませんでしたが。家に着いたら7回裏だったか8回表だったか。辛うじて石川がまだ投げていたのはちょっと嬉しかった。


その善し悪しは別として,先発ピッチャーが8回に登板すると,それだけで「お,珍しい」と思ってしまう昨今。で,石川は8回に登板したものの,結局8回3分の1で4点リードのまま降板。


チームの成績はいかんともしがたいが今シーズンは少し意識的に動向に注目してみようかとペナントレースが始まって2か月経ったところで漸く重い腰を上げて(?)いるものです。2001年に日本一になったときには,なんだか気がつけば夏(一位独走モード),再び意識の外に追いやられてその次に気がつけばもう優勝,みたいな感じでしたからね。返す返すも,3年半も同じ家に住んでいながらケーブルテレビの野球中継の有り難みに去年の秋まで気づいていなかった自分の間抜けさが悔やまれる。


しかし今シーズン,それもここにきて俄にヤクルトヤクルトとうるさいのは,こちらの所為なのですが(所為って,失礼だな)。民放の地上波で試合が中継されなくても,ニュースを見なくても,新聞を取っていなくても,結果がわかれば気にはなるもので。岡山人遭遇と同じように,同じ趣味嗜好の人たちだけが集っているわけではない場所で出会うと,なんとなくついつい。


だからって,わたしまで毎日結果を書く必要は全然ないのだ。


あ,NHKニュース10のスポーツコーナー見るの忘れてた。きょうのニュースは,ちょっと見たくないですからね。いつも見ないんだけど,所謂社会面のニュースが一面トップに踊るようなときには特に見たくないのです。


しかしほんまになんか腑抜けたな。早く帰ってもどうしようもないのに夕方になると条件反射のようにそわそわ。女子から考えると1か月近くバレーバレー言うてたんですもんね。元来,ゴールデンウィークが開けると12月まで完全にオフシーズンになってしまう人なのに。冬も基本的に試合は週末だけで,BSの中継もたまにしかないから,そんなにそわそわすることはないですし。


これもオリンピック効果ですかね。あと半年以上……長いなあ。


いえまぁ,すぐに忘れることでしょう。忘れついでに冬になっても思い出さなかったりして(ぉ)


これで書き納めということで1つだけメモ(短く短く)。


今回のオリンピック予選の民放2局の中継がなんでうざいと感じるかとかなんで精神論に偏っているように感じるかとかいうことについてつらつら考えてその度にくどくどと書いていたのですが,日曜日(つまり最後の最後)にようやく答えらしいものに行き着いた。


わたしの父親がいやがるように,1つ1つのプレーは短く,すぐプレーが終わる。が,野球ほどには間はない。1つのプレーが終わった後,アナウンサがその選手のオリンピックにかけるエピソードなどを話し出すのだけれど,話の途中で次のサーブが打たれる。それでもその話を止めない。話が終わる前にその1プレーが終わる。終わってから先ほどのプレーについて,見たまんまのことを(○○がサーブを打ちましたがこれはアウトになりました,とか)早口で喋る。そうすると,早口になるから聞き取りづらいし,ラジオじゃないんだから,と今更感が漂う。そういう路線を取っていると,プレーに関する技術的な解説を差し挟む余裕もなく,解説者も感想めいた一言程度のコメントしか言うに言えない。


要するに,彼ら(実況のアナウンサ諸氏)はこのスポーツのことを自分では説明できないぐらいに,知らないのだな,と。「ガールフレンドをアテネに連れて行きたかったと言っていました」といった内容しか,話せることがないのだな,と。


でも,比べても意味がないけどわたしだって実況中継できない。未だにAクイック以下クイックの区別がつかないぐらいだから,アナウンサ諸氏よりもずっと知らない。数年に1度のスポーツについて慣れろとか詳しくなれとかは要求しづらいものがあるのだけれど,だったら黙っておいた方が,まだましなんじゃないかと。数年に一度しかテレビ放送されないマイナなスポーツでしばしばこの種の不快な現象が発生するのは,アナウンサも解説者も,慣れていないことに起因するのではなかろうか。プロ野球の実況や解説も一様ではなくなかにはどうかと思うのもあるが,年に各チーム140試合戦っていてその殆どを(ラジオ等もあるからね)中継していれば,そりゃ,慣れもするしノウハウも蓄積する。比べてはいかんよな。でもって,どんなマイナなスポーツの中継でも実況のアナウンサが一通り勉強したことを伺わせるNHKは恐ろしい組織であるな。


テレビといえば,テレビを見る見ないという問題と著作権問題と個人のWebページにおけるキャプション画像とについて数日前にかなまるとけんか腰でやりあって泣かされて,その件で未だにわたしは根に持っているのだけれど,いい時間になったのできょうは書きません。(0:51)