ライブストリーミング配信実験の受信結果報告


の前に。松下電器パナソニックパンサーズ(長い)ファイナル進出おめでとうなのです。行くよ,大阪,行くよさいたま! しかし大阪初日の3月4日(金)は色校戻しとデザイン依頼と……。あわわわわ。


今日の試合結果はNEC0-3松下。これで松下電器は最終戦(及び本日のサントリーJT戦)を待たずにファイナル進出決定。ベスト4の椅子4つ埋まりました。相変わらずサーブレシーブがへたくそそうな青ロケの今後に不安を抱きつつも今日のところはこれでよし。


NECはレギュラーっぽいメンバを全員休ませて,第1セットの初めっから控え&若手中心の布陣で臨んだ由。昨日も第2セットから似たようなメンバにして豊田合成に3-2で負けている(むしろよくフルセットにまで持ち込んだ)。ここまでお膳立てされてベストメンバーの松下が負けられるはずがない(負けたら目の前に全員正座させて2時間ぐらい説教してやる)。と,わたしのやきもきを余所に予定通り(?)危なげなくストレート勝ちだったようです。


さて,ライブストリーミングですが。結果から言えばかなりがたがたとってもストレスフル。しかしそれが送信側の問題なのか途中(回線)の問題なのか受信側の端末の問題なのかがはっきりしないために何とも言えず。受信していた感じだとどっちもどっちだった風だけど,回線と受信側の環境がたっぷりしているとどうだったのか知りたいところ。


うちの環境は,下り1MbのADSL,マシンはPowerPCG3_700MHz,640Mb_SDRAM,ソフトウェアはMacOSX.3,Safari1.2.4及びIE5.2,WindowsMediaPlayer9。これがMacOSでなくWindowsならじゅうぶん動作保証環境内なのだが,まずMacが動作保証されていなかった。この時点でいろいろアウト。htmlページの中心で映像が流れ,その周りには色々オプション(MVP投票やら選手へのメッセージ送信やらメンバ紹介ページやvscoreでの得点経過やら)がついていたのだけれど,それらオプションへのリンクがきかなかったのはそのへんが原因ではないかと思われる。もともとあまり良い環境ではないのだから(推奨はADSL8Mb〜だった)できればWebブラウザ経由でなくWindowsMediaPlayer単独で動かしたかったのだけれど映像本体のファイル名(URL)がわからんので仕方なく。


配信内容は,映像と場内音声だけかと思っていたら,ちゃんと場内からの実況アナウンスと解説がついた「インターネット生中継」だった。試合開始の20分ぐらい前に放送が始まり,雰囲気はNHK-BSの中継風。すげー。映像はカメラが映し出す場内映像のみで得点経過その他の説明テロップは一切入らないが,3台あるカメラをブラウザ見ながら自由に切り替えることができるので,(ちゃんとできれば)おいしい。


しかし実質映像はほとんど受信できなかったので,結果的にはこの実況&解説があって助かった。動画が止まって音声だけ流れるのは,うちの画像処理方面の問題かも。もともとストリーミングを再生すると映像が止まることしばしばで,少し前に戻って再生し直せば元に戻る感じ。今回はカメラを切り替えることで対応できた。しかし動画が止まらないときは映像と音声と両方がぶちぶち切れる状態になり,映像が動かなければ音声が安定するというのはいいような悪いような。


ただ,「映像止まって音声のみ」と「動画&音声両方再生ただしぶちぶち」の繰り返しは最初の方だけで,第1セットの終わり頃に急にうんともすんとも言わなくなった。マシンを再起動したりキャッシュ削除したりしつつ次につなげられたのは第2セットの後半,しかしこれもセットが終わるころにまた止まる。そしてその辺りからサーバがえらい重くなったようで,なかなか接続できない。ライブストリーミングページへのアクセスにやたら時間がかかり,Vリーグ公式のトップには全くアクセスできなかったので,これはうちのマシンの所為ではないような。ようやく第3セットの中盤から復活,映像は全く読み込めず,その分音声は安定してすっかりインターネットラジオ状態で放送終了まで聞いた。


放送自体は楽しかったし,動画が動けばうれしいし,だけどじっとしているとフラストレーションが溜まって仕方ないので,ついついごそごそしてしまう。かといってマシンに負荷は掛けられない。となるとどうしてもキッチンと部屋を往復して口を動かすことになり,この1試合の間にチョコレート2分の1箱,クッキー3枚,コーヒー4杯が消費された。自称ダイエット中。今朝の体脂肪率久しぶりに25%。


以下余談だけど,この中継の解説はNEC男子バレー部の総務だかマネージャーだかの中村貴司氏だった。実験中継だけに内輪(中継の技術協力がNEC)で手配した感じが見え隠れするもので微笑ましいといえば微笑ましい。試合当事者の一方の現役スタッフだから解説しにくい部分もあったろうに,そんな気配を微塵も見せず,解説のスタンスもあくまで中立だったのが好ましかった。また,スタッフといってもコーチ方面ではなく事務方の人なのだけど,想像以上に現在の他チームの状況や選手について詳しく,解説もそつなく話し方もわかりやすくて素敵だった。もうけもんというか拾いもんというか。中村マネ,元セッターだったんだそうな(知らなんだ)。


昨日録画分を見ていた,sky・A(12月4日サントリーNEC箕面スカイアリーナ)の川合俊一氏の解説も,全体的には軽い感じで超適当だったけれど(それは彼が今の選手をよく知らないことに起因するように思われた),さすが元日本代表センタープレイヤーかつ現役タレントだけのことはあって,ブロック周りについての解説などはわかりやすかったし話しぶりも上手だったように感じられた。解説者それぞれ,出自によって注目するポイントや解説するポイントが違うのは面白い。


解説の上手い下手というのもあるのだろうけれど,わたしはあまり気にならない(「この人わかりやすい気がする」と思うことはあっても,自分が競技のことをわかっていないから「下手」かどうかは判断できない)。それよりも実況の人の上手い下手やノリの方が,中継の音声の大部分を占めるだけにかなり気になる。地上波民放のバレーボール中継が聞くに(見るに)堪えないのはおおかた実況のアナウンサーの所為だし。今日の安達氏はどこの誰なのか知らないけれど,それなりだったので,まずまず安心して聞くことができた。NHKの広坂氏が好き。あと,こないだ2月5日のJT−合成戦@大分の田中氏は,慣れてないのかところどころ間違えはしていたけれど,なんとなくこの人バレーボール好きそうだ,というのが伝わってきて好感度大だった。