その他雑感


・新郎たる人は,ぱっと見「優しそう」「誠実そう」「真面目そう」な顔つきで,何より目が素敵だった。お歴々がひたすら新郎が如何に優秀であるか述べてくださる。ああいう場だから悪いところがあったとしても言わないし褒め言葉も何割か増しがお約束だろうが,単純なわたしは彼らのスピーチ内容を鵜呑みにするのだった。


しかし,最後の新郎謝辞,文言の詳細は忘れてしまったが,内容にしろ話し方にしろ堂々たる風格があって,そこで,他人の褒め言葉ではなく自分自身の印象として,この人は本当に優秀そうだ,と感じた。そんな短い時間ではわからないけれど,どうやら周りのスピーチはテンプレに放り込んだだけではなさそうだ。


彼女が結婚を決めた人なのだから,素敵な人に決まっている。そんなことは会う前から分かっているんだけど,でもなんだか(涙腺緩い)。いいカップルそうだ。


・草履履きでいつもと違うところの筋肉を使ったからか,家に帰ってから何度も足がつる。ふくらはぎではなく足の甲で,痛みはほとんどないから平気なんだが。


ハイヒールよりは歩きやすい。そんなに立ったり歩いたりしていないけど,これでハイヒールならもっと疲れていただろうと思うのは酸っぱい葡萄かしらん。


他人の挙式披露宴とはいえ,自分がおめかしできるめったにない機会でもある。うかれて(着付けの人たちに遠回しに止められながら)帯結びを文庫にしてもらった。前々から(というか2004年の大河を見ていたときから)一度やってみたかったので。


当時はともかく,今は20代も終わりかけの既婚者が文庫はどうかという気もしないでもない(駄目っていう決まりはないはずだけど)。黙っていればわからないのだから未婚のふりをしていればいいのに(最初はそうするつもりだった),聞かれてもいないのに婚姻届をいつ出したとかを自分からふっていたのだから阿呆と言えば阿呆。結婚したてってことに免じてお許しいただきたい。


・気になる殿方がいても,「もう結婚したからなー」と声をかける等の行動をためらってしまう。何故無意味に自分を縛るのか。


・やはり生演奏はいい。知り合いの管弦楽団を連れてくるといった離れ業を使える人間は限られているが。10人ちょっとのミニコンサート。使った譜面台はプレゼントとな。譜面台って買おうとするとけっこうアレなんよね。