おおきゅうてぃーの途中ですが人事異動のお知らせ


一つめはid:dhalmel氏経由で知った井上裕介堺ブレイザーズへの移籍。移籍の噂自体はかねてよりあったので,個人的な争点(関心事)は噂の信憑性と移籍先の二つだった。関西は関西でも青い方じゃないかとも言われていたけれど,蓋を開ければ黄色いチーム。


井上の移籍によって今度は三好さんのリベロが1人になってしまった。ここに先日堺を退団することになったリベロの奥村が三好に入れば,二人目の長江?


井上といえば(堺の公式記事にも出ているが)玉野光南出身。岡山の男子は岡山東商オンリーっていうイメージは多分古すぎるんだろうなと。


それらはさておき,実は昨日の夜,北京五輪最終予選兼アジア大陸予選の真っ最中ではあるのだけれど,「次の」代表選手なんてものに想いを馳せていた。そしてリベロポジションで真っ先に頭に浮かんだ名前がまさしく井上だった。実際にはその時のトップがどういうチームをつくるかにかかっているように感じているところではあるが,今季のリーグでの活躍を考えても,井上の名前が挙がる可能性は高いだろう。


また,三好サイドの発表によれば本人が強く移籍を希望したとのことで,仮に彼が代表選手として国際大会に出ることを自身の目標として視野に入れているならば,移籍という選択は大いに納得できるのも正直な気持ち。そしてその一方でNECの古賀の置かれている環境を歯がゆくも思う。井上が国武大出身であることと古賀が国武大出身であることとその2人が同学年同世代であること(ついでに正リベロが古賀だったこと)はなかなかきちんと頭の中に落ちていないんだけど,古賀は古賀でとてもいい選手だと常々感じているからこそ(時に隣の芝生が青くも見えるけど),もし本人が希望しているのなら同じ土俵にあがってほしい(あがらせてやりたい)。そういう観点で見れば,この2シーズンのNECの環境では,ちょっと物足りないとも思う。難しいことは分からないので,単純にここ2シーズン強力な外国人選手がいない,という点に於いてだけなんだが。


余談になるが「ゆうすけ」を変換すると第一候補は先日肩の手術をした合成のMB氏の名前が出てくる。そういえば手術の首尾はどうだったんだろうとブログ覗きに行ったら点滴画像。無事で何より。30歳を越えての手術→リハビリによる通常トレーニングからの離脱・体力の低下とその恢復に向けた孤独な戦いは,けして楽な選択ではないだろうけれど,昭和52年組激減の中,現役を続けてくれるだけでも嬉しい。そして冬にまた元気な姿を見せてもらいたい。大学に入ったときは(卒業が決まったときは)3月で最後じゃないかと思い詰めたし,4月に現役続行の発表があってもまだ,黒鷲で最後じゃないかと疑っていた。地味〜な選手だが息が長……というにはまだ早いと思うんだ。昭和52年組のVプレミアって,北川とJTの前田と,あと誰が残ってるんだろう。やめた選手ならいっぱい思いつくんだが。


そして人事異動の二つめはこないだ現役引退したNEC大村の赤ロケコーチ就任,三つ目は青ロケコーチに青木一平。いずれもソースはNEC公式(リンク省略)。大村が女子指導者方面に行ったのにはたまげた。今季での勇退自体突然すぎてまだ信じられないぐらいなのに。女子ねぇ。女子に行くと男子には戻ってこないわな。女子は女子で近頃一時期に比べて低迷しているし,どうにかしてくれって気持ちだがいきなりだなあ。しかし何年も何年もしたのちにそれこそ代表監督にでもなったら凄いことよのう,とある意味夢だけは広がる。男子コーチ新任さんは,現役引退以来数年ぶりの現場復帰だが,毎年のように地元開催試合の会場で姿だけは見かけていた。チームスタッフとしてではなくチーム応援席の受付テント付近だったり,一般の観客席だったり,フロアのその辺だったり,あくまで私服ではあったけれど。今年4月の入れ替え戦にも来ていた。満を持して(?)いよいよジャージ(なんとなくイメージが)に身を包むか。コーチじゃなくて選手登録でもいいですよ,とか思ってしまうのがオールドファン。NECのセンターラインも,ブロックはザルだしだしだしだしで,いまんとこ(当たり外れが賭けの外国人部門と期待の新星菅を除いて)いちばんキニナルポジションではあるわけで。それにしても,竹内→青木ラインは,現役時代を(比較的長く)知っているだけに,選手の上に立って指導なりする姿が想像しにくい。他のスタッフにも変更が多く,さて新体制で新チーム。選手はほぼ減っただけなのが気がかりですが。


ブロックがザルと言えばOQTのイラン戦は日本のブロックのザルぶりが気になった(ら試合後のインタビューで監督もブロックが課題とな)。前述の某合成のMB氏などは一昨年も肩さえ痛くなければブロック賞を取れたと言わんばかりの調子だから,個人技としてのブロックにそうとう自信を持っているんだろう。ブロックにはそういった個人技の側面もありつつ,しかし対外試合は国内リーグとは条件が大きく異なるという事情もあり,その分チーム戦略とチーム戦術の比重が大きいように思う。MBに限らずリーグの個人成績の話しを出すとげふんげふんになってしまう選手が1人や2人や3人じゃないのは,それだけリーグ戦と代表の試合が別物ってことの証左だと個人的には解釈している。