さて本題。

サーバ移転につき停止下にあるはてなから,きのう,削除申請メール(つまり,日記の一節を削除しろという命令)が届きまして,過去の日記の一部を削除しました。「はてな」だけ削除したのでは意味がないだろうと思い,本家のログも自主的に削除。削除申請者の削除申請主旨から考えて削除の必要はないと判断した某所は残していますが(勝手な判断ですが)。


今現在はてなが使えないので,削除申請がどういう仕組みなのか確認できないのですが,削除申請理由というのはきっと選択式になっているのでしょうね。理由が「名誉毀損(法人)」。ただの個人の日記が「名誉毀損(法人)」扱いされるとは,いささかショックを隠せませんが,これに関しては100%わたしに非があるので,直ちに削除申請に応じました。もうちょっと元気があったら,削除せずに訂正記事を載せたでしょうし,その方がより誠意があるんじゃないかと思うのですが,先方の要求は「削除」でしたし,如何せんきのうは体力気力なかったので。


それにしても,はてなって,ちゃんと管理しているんですね。でもって,個人の日記をチェックしている削除申請者(法人)も,ちゃんとチェックしているのですね。自分の書いたお気楽な文章の一節をそのまま該当箇所として引用されてメールが届くと,かなりいたたまれない気分になります。恥ずかしいったらありゃしない。


削除申請の理由は,わたしの文章に事実と異なる部分がありそれが名誉を毀損している,と。確かにそれはわたしが悪い。もちろん悪気があってのことではなく,ゆえに,速やかに対応しさえすればそれでいいっていうかそれしかしようがないっていうか,最初にそのような文章を書いたことを必要以上に悔やんでも仕方ないのだけれど,今回ちょっと後味が悪いのは,削除申請のメールが届くよりも前にそれが事実と異なることが(偶然)わかっていたのです。でもそのままにしていた。それはわたしがわたしの日記においてよくやらかしていることで,それが今回の削除申請に結びついたことで冷や水を浴びせられた気分。ずっと知らないままで届いた削除申請メールであれば,これほどショックは受けなかったんだろうけど。


文章を公表する以上書いていることが事実と異ならないかどうかを確認してからにしましょう,というのは,一見簡単そうだけど実はすごく難しい。書いている時には気を配りきれない場合や本当に勘違いしている場合もあってそれはやむなしと思う。(そもそも個人の日記を情報ソースにしてはいかんよ)。でも,あとで分かった場合や今回みたいにクレームが付いた場合には,速やかに対応しなくてはならんのよね。それって最低限なのよね。読んでる人,いるんだよね。それは「めんどくさい」で済まして良いことではないのよね,と。


くよくよ。わたし,いい加減だからなぁ。個人の娯楽であっても,誰もが読める環境に置いておく以上それなりの責任や最低限守るべきことは守らなければならないのよね,という,当たり前といえば当たり前なことが,ちょっと重荷に感じられます。それができないのなら書くなと。そういうことなんでしょう。うう。


しかし。「はてな」って検索したときに上の方に出がちなのかしら,いずれにしても,個人の日記をちゃんとチェックしていることが驚きでした。そもそも固有名詞出していなかったのに,どうして分かったんだろう。謎。(18:14)