颱風一過
今日は熱風が吹いていたねぇ。空気が澄んでいる分日差しが強く,アスファルトやコンクリートの照り返しがかなり辛い。ここは日本だがサングラスかけると目が断然楽になる。さすが海外旅行必携品。
去年までは日傘で陰を作っていたから直射日光は避けられていたんだけどね。日傘日傘。
そんなこんなで。
昨日,久しぶりに本を買った。ぷらっと立ち寄った本屋で陰陽師の新しいのが平積になっていたので(新しいと言っても発刊3月だったけど。それに文庫だし)。
先に岡野令子の漫画で知ったものだから,小説を読んでも自動的に岡野氏の安倍晴明ビジュアルに脳内変換される。白い狩衣姿で簀子縁の柱にもたれかかって片膝立ててお酒飲んでるお約束のスタイルがカワイ(ry
狩衣と言えば,岡山の某神社でできる十二単コスプレケコーン式に関して知りたいことがあって扱っている業者の資料を取り寄せてみたものの,神社で貰った資料と大差なく期待はずれ。
ずっと気になっているのだが,資料写真(とDVD)の女性の衣裳が,「十二単」と謳っているにも関わらず所謂(ふつうに思い描くところの唐衣を着た)女房装束ではないのは,どうなんだろう。十二単の定義ってそういえば考えたことないし服飾史も詳しくないのだけれど,あれは小袿では? それでも裳をつけているのはアリなのかしら。小紋に黒の紋羽織みたく,とりあえず裳を付けとけばOKの略礼装的考え方があったっけか。
と,よほど直接電話して表着・唐衣の衣裳があるかどうか問い合わせようかと思ったのだが,単なる興味関心にすぎないので自粛。
ただ,男性も狩衣と直衣なので,表着とか唐衣とかがないほうが男女の釣り合いが取れているのかも。どっちにしてもお貴族サマの普段着なので,別に祝詞あげてもらうのが普段着でも一向に構わないと思いつつも,どことなくこう……しかし,その種の格好をする時点でただのコスプレ趣味でしかないので,コスプレで重箱の隅をつつくのは野暮と思いつつしかし微妙に気になりつつ調べるほどの気力もなく。
まぁどうでもいいんだけど。十二単着ていた時代に神前結婚式なんて存在しないわけで,本来を問うことはできんし。
そんなあれやこれやを思いつつ別の貸衣装屋のWebページを見ていたら,それこそ唐衣つき,鬘もおすべらかしというすんごい衣裳を見つけた。そこまですれば潔かろうが,打ち掛けの吹き綿なんて目じゃないくらいに重いんだろうな。いや,わたしはやりませんよ小袿にしても女房装束にしても。
小袿五衣長袴+裳,かな。
このサイトいい感じにあやしげなのでこれからじゅっくり読んでみる。