それにしても,原宿にはいろんなかっこうのひとがいるよね。

そして,白人の外国人(と思われる人)が多いのも特徴。駅から代々木体育館(或いは明治神宮)に向かう通路にごすろり(わかんないひとは辞書で調べてみよう載ってないから。年鑑ならありそう)なひとがわんさと集っているのもいつもの光景。それを異人さんが撮影しているのもいつもの光景。


着物を着ようとして躓くのが,和裁の知識がまるで無いことと,洋裁というも烏滸がましい針と糸のちょちょいとした裁縫すら技術&知識が無くなっているということ。半襟付けは避けては通れない。縫い目は裂ける。


洋服を着てたって,スカートの裾はすぐ踏んづけて裾上げがほつれてしまうし,ボタンはぶら〜んとなってるし,それぐらいはできなきゃね,と,いう点では大差ないけど。


ごすろり服製作用型紙本というのを書店で見つけて,「あぁ,自分で縫ってはるひともいるんや〜」と思った。ものすごく縫製が難しそうなカッティングやパーツを多用した洋服がごすろりの特徴ともいえる(と勝手に思っている)ので,感心というか尊敬というか。もっとも,以前は「あんな服どこで売ってんのやろ,みんな自分で作ってはるんかな」と思っていたので,それ自体は驚きはしないが。(実際には既製品のブランドがいくつかある模様)。


需要の少ない(流通の少ない)商品は大量生産されず大量生産されない物は市場が小さく,えぇと,よっぱらっているので書いてることが出鱈目ですが,一般にみられるのと違う格好をしようとすると,既製品市場が小さいので,自分で作ったり手直ししたり,しなくちゃならん率が高くなるわけだ。着物にしろごすろりにしろ。でもそれには手間も暇も(お金も)かかるので,何らかの理由(その格好をしたいという気持ち)が無いと,普通はわざわざ手間暇かけてまでその格好をする必然性はないわけだね。


結果として,まちには同じ様な格好の人が溢れる。ま,それは至極当然のことなので良い悪いといった類の話ではない。流行とかおしゃれとかの価値判断基準って,なんだろうね? と,もやもやっとした気分になるだけで。