山本文緒「結婚願望」(角川文庫)読了
本題(結婚)からは少し外れるが,人との付き合い方のくだり(「一人では生きられない」)。
以前は人の誘いをうまく断れなかった。人を誘うというのは案外勇気がいるものだと知っていたので,それを断るのは悪い気がしたし,断ることによってその人から嫌われるのも,やはり恐かった。
わたしは今でも「うまく」は断れないけれど,断れるようにはなった。断れるようにはなったがうまくはない(ドタキャンとか)ので,その人から嫌われる云々もだし,その内友達と呼べる人が一人もいなくなる(今でも居るかどうか疑わしいが)のではないか,それは人として(人格として)どうなのかという不安はある。
それと関連して,もう一つ,「友達のつくり方」から,女友達ができにくい女性。
(前略)一種独特の「女の子集団のノリ」についていけない一匹狼タイプの人。一見そつがなくて人なつっこいけれど,同性の友達にも恋人にするように甘えてわがままを言うタイプの人。
わたしのことですか。