2021年を振り返る(3):トピックス

「関連記事」で出てきた2014年のじゅうだいニュースがおもしろかった。
コロナ禍2年目の2021年。年初に期待したようにはものごとは解決しなかった、むしろ感染者数の増加や医療崩壊など、状況は悪化していた。
一方で、ワクチン接種は、始まった頃の想定よりは早く普及したかな、と、個人的には。「我々が打てるのは来年(2022年)かな」なんて言っていたので。そら、もう少し早くにできていたら夏場の惨状はもう少しましになったのではないかと思わなくもないけど。そのへんは、思い通りにはなってくれないところもあるので。
今まで書いた中にあまり出てきてないこと

イタリア語(Duolingo)

8月前半のある眠れない夜に、急に思い立ってDuolingoを始めた。最初だけブラウザで、そのあとアプリを入れてからは、専らアプリ。アプリを入れた時にブラウザからアカウント情報を引き継いだつもりなのに、ブラウザ版は今もブラウザでやったときの進捗になっているので、そこに戻ってしまうのが怖くてブラウザではできないでいる。
イタリア語、トルコ語ベトナム語で始めた。トルコ語は聞き取りはもちろん書くほうがネックでだんだんやらなくなり、ベトナム語は案の定ぜんぜんわからなくて早々に挫折して、専らイタリア語ごく稀にトルコ語、で現在に至る。
ずっと無料版だったので、5回間違えるとハートがなくなってLessonができない(Practiceはできる)ので、トルコ語ベトナム語で間違える余裕もなかった。
Duolingoは、もともと解説はほとんどなく、Lesson中の各例文にディスカッションページがあって正誤判定まわりの質問や回答のやりとりが見られるのだけれど、イタリア語は英語でしか学べないのでディスカッションも英語でさっぱりわからない。
習うより慣れろ方式とはいえ疑問も湧くので、文法用の参考書を買った。ほとんど参照してない。Duolingoでは語彙が足りないが、別に単語集を買ってもどうせやらないだろうから手を出していない。
語学だとかマスターしようだとか気負うと折れるので、ゲーム感覚で楽しむぐらいにとどめてゆるく続けている。
2020年の春から見ているテレビの「旅するイタリア語」→「旅するためのイタリア語」は10月から新プログラム。渡辺早織さんがかなり勉強されているのが反映されていて、入門(初級)のフリをしつつも、スタジオでのやりとりはついていけないハイレベル。
また、10月からラジオの「まいにちイタリア語」も聴いている。NHK語学アプリで1週遅れ。応用編が楽しかった。

振り返ってみると、イタリア語は2011年にヴェネツィアフィレンツェを旅行する前に、少し取り組んでいた様子。2010年10月開講のラジオ講座のテキストを1か月分だけ買っていた。主に料理関連単語の暗記カードも作っていた。だいたい10年ぶりで、また直説法現在からやり直し。そういうものですよね、と思いつつ、せっかく学生時代に2年かけて一通りやっていたので、少しは先に行きたい。

在宅勤務と家ごはん

秋が深まってからは出社制限も緩和され、内容上も出る必要がある日が増えたので出社多めだったが、それまでは出社制限が強い日が多かったので、出社は平均週1.5日程度。20年度と違って夫は基本的にリモートではないので同居日数は少なく、生活リズムがぐずぐずだった。
ごはんも、家で食べることが多かった。
昼はコンビニかあらかじめ買っておいた冷凍食品、夜は、家にあるもので適当に、または、気力があればスーパーに買い出し。自分でつくるごはんは美味しくないが、外食も、あいているお店が少なかったり、出られる格好に着替えるのが億劫だったり。
家にいない・家で食べないことが前提の冷蔵庫だったので、冷蔵庫の容量が足りない。食料が足りなくて外に出なければならないのは不便だった。
冬になったら冷蔵庫を買い換えようと何度か家電量販店にも行ったが、古くも壊れてもいないので、冬場には気合いが入らない。また夏に「今度の冬こそ買う」と思うのだろう。

python

オリンピックのバレーボール競技のデータを見てみたい、というのが発端。
神のような人が試合ごとの個人成績を抜き出したデータを公開してくださっている。いい感じに1つのファイルにまとめて集計して分析して、というのをやりたくて、pythonの勉強を始めてみた。
1週間か2週間ぐらいで挫折した。データを1つのExcelファイルにまとめるところまでは(ほぼ夫の手により)できたんだけど、そこで達成感を味わってしまって、その先何がしたいと思っていたのかがわからなくなった。技術別の順位なんかは公開されていたし。
大学の秋リーグもたしか帳票が出ていたので、応用で集計できるのではないかという野望はあった。大学リーグ用に自分でつくっている試合結果や星取表のExcelは、かなり力技で建て増しを繰り返していて、汎用性も拡張性もない。チームや試合数がちょっとでも増減したら使えない。

でも、秋リーグ(無観客・配信)には身が入らなくて、そうこうしているうちに、phthonの勉強も有耶無耶になってしまった。
トピックスを書いていて思いだしたくらいには忘れていた。自然言語も苦手だけれど、人工言語はもっと性に合わない。
でも、スクリプト書けると便利だろうな、ということはわかったので、また、必要に迫られたら再挑戦しよう。

2021年を振り返る(2):今年観た物2021

と言われましてもこんな1年でしたから。
もう何もかもすっかり忘れて、オミちゃんの気配に怯えつつも人々の生活はほぼ日常を取り戻しているかのような東京ですが、今年の9月までは、”緊急事態”宣言が出ていない日のほうが少なかったのでした。

バレーボール

意識的に現地に行かなかった1年。現地だけに絞るとかなり少ない。
★は初めて行った体育館。
VLEAGUEのテレビ等観戦は除く。

現地観戦は推定合計14日。11月12月のブーストが効いて、去年の10日よりは多い決着でした。
きちんと記録をしていないので、漏らしている試合もあるかもしれません。

振り返るためにツイログを見ていて*3思い出したのですが、20/21シーズンの年明け以降は、Div2において、出場辞退チームの増加、リーグ中止(打ち切り)、それに伴いリーグ成立の可否チャレンジマッチの開催如何、等々、試合のなかみではないところがかなりごたごたしていました。
Div1ファイナルと同日開催予定だった大分三好-ヴォレアス北海道の1-2部入れ替え戦も直前に中止になり、中止なのか延期なのかでまたごたごた。結局ヴィアティン三重の尽力でGWに三重で開催され、両チーム残留と決まりました。黒鷲旗期間中にやるなんてどうよ、なんて話もありましたが、結果的には黒鷲旗が中止になったからね。
そう、2年ぶりの開催予定だった黒鷲旗はチケット取りが激戦で、見知らぬ親切な方にお手数をおかけし別の見知らぬ親切な方にお譲りいただきと奔走した(させた)のですが、あのときの大阪はかなりまずかったので仕方ない。
大学リーグ、関東男子は春は公式戦はできずオープン戦、東日本インカレ中止、秋リーグは無観客で変則(2グループに分けて1回戦、その後順位決定、入れ替え戦なし)方式ながら公式戦ができ、全日本インカレも無事開催。全カレは5日目までが無観客で、準決勝と決勝は有観客でした。
オリンピックも無観客。生涯唯一の機会だっただろうオリンピックの生観戦、惜しむ気持ちはなくなりませんが、現地往復していたら観られなかっただろう前後の試合まで観られた点は良かったのかな。
天皇杯都道府県ラウンド及びブロックラウンドの開催状況はブロックによりまちまち。関東は開催できたものの無観客でリアルタイムでの配信もなしでした(後日動画公開あり)。ファイナルは2020よりはチーム数・試合数が増えて1回戦も復活。

有観客開催になったインカレの準決勝決勝も天皇杯ファイナルラウンドも、1席あき販売だったのでそこそこチケット入手が大変でしたが、親切な人たちのおかげで全日程見られました。体育館に10時間コース。
ほとんど観戦しなかった1年を取り戻すかのような年末の連続観戦。5週(9日)連続で観戦に行くと、美容院に行けなくなります。ええ、うっかりしていて越年決定です。

今年こそヲタクめいたバレー観戦行動からの卒業を目指していたのですが、有耶無耶のまま元の木阿弥となりそうな、いや、気を引き締めていきます。

野球

東京ヤクルトスワローズの5年ぶりリーグ優勝&20年ぶり日本一に沸いた年でしたが、10月に入るまでは全く興味関心を無くしていました。久しぶりに、ファンクラブにも入っていなかった。神宮球場の試合も有観客で(当初は人数を制限して)開催されていたものの、なんか、まあ、もう、いいかな、みたいな。テレビ観戦も時間があってもあまりしていませんでした。
9月の終わり頃、首位になって優勝行けるんちゃうん? となったころからのそのそとファン面をし始めるという。タチ悪し。

ということで、観戦は日本シリーズ1試合のみ。ファンクラブ会員じゃなかったので、一般のろーちけ抽選で東京ドームの3日程分申し込んで、1日だけ当たった。たいそうホーム感のない、むしろアウェイ感に満ちたドームでしたが、寒くないし、石川の日本シリーズ勝利も観られたので大変よかった。
あとはテレビで観てました。おもしろかった。今年のNPB界の個人的な最大トピックはオリックス(であり野球の五輪金メダリストであり沢村賞でありNPB現役最強先発投手との呼び声も高い)山本由伸が備前市出身だったことです。同じオリックスの頓宮も。なんてこったい!

映画

劇場でみた分。

モルカー自体が今年(年初から)だったんですよね。火曜朝7時半にテレビを観られるわけはないので、youtubeの公式チャンネルで観てました。(個人的)爆発的ヒットで、以来何かというと「ぷいぷい!」と言ってごまかす癖がつきました。
映画は、テレビ放送の13話(×2分)分をスクリーンで一気に流すだけ、というだけのものでしたが、先着順でもらえる音の出るぷいぷいボール(シロモだった)を鳴らす応援上映のようなスタイルが、楽しかったです。

ピーターラビット2は、1のときのミュージカル調が少し減っていたのと、ピーターが良い子だった(動物たちの畜生度合いが低かった)のが少し期待外れといえば期待外れでしたが。字幕版も観ようと思いながら結局行きそびれて吹き替え版のみ。もふもふは正義。

観劇

  • 01/24 令和三年新春歌舞伎公演「四天王御江戸鏑」@国立劇場
  • 02/13 令和三年二月文楽公演第二部「曲輪文章」「菅原伝授手習鑑」@国立劇場
  • 03/27 令和三年三月歌舞伎公演「時今桔梗旗揚」@国立劇場
  • 05/22 ミュージカル「レ・ミゼラブル」@帝国劇場
  • 05/26 五月大歌舞伎第三部「八陣守護城」「春興鏡獅子」@歌舞伎座
  • 08/21 八月花形歌舞伎第三部「義賢最期」「伊達競曲輪鞘当」「三社祭」@歌舞伎座
  • 09/11 九月大歌舞伎第二部「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」「女伊達」@歌舞伎座

1月の国立劇場でポスターを観て2月の文楽に行き、劇場でポスターだかチラシだかを観て3月の明智光秀を観に行くというループ。
そして、お高くて足が遠のいていた歌舞伎座にも三度も行っていた。五月の「春興鏡獅子」は、丑之助と亀三郎が胡蝶の精を踊るというので。このときの「八陣守護城」が、中村吉右衛門が演じる予定だったものを、休演につき歌六の代役。吉右衛門丈、帰らぬ人となってしまった。丑之助との共演がかなうのを楽しみにしていたのだけれど。
八月も代役で、いろいろと不自由の多い一年だった。
九月の盛綱陣屋も丑之助と亀三郎目当て。小学生(をつかう松竹)に掌で転がされている感。
レミゼは、何年ぶりだったか。前回公演とはキャストほぼかわっていた。自分が観たキャストという意味では総入れ替わり。来年は「ミス・サイゴン」観たい。

ライブ

秋に予定されていたツアーが今井さんの骨折で全部中止になりまして、武道館が唯一のライブ。秋時点では、まだ、少々微妙、いや、微妙じゃないか、みたいな頃合いだったので、結果的には、まあ、よかった、の、かな。
長〜い受付期間のファンクラブ先行を長すぎるがゆえにうっかり忘れていて(締め切りがちょうどインカレのころで)、その後の一般発売も天皇杯のころで、なんだかんだと前売りを買い損ねて、当日券でした。5時半発売開始なのに4時過ぎから並んだ。おかげで無事に2枚連番で入れたのは入れたけれど、一緒に並んでくれた夫が風邪を召しそうになっていた。
前売分は、事前の写真登録で当日は顔パスできたりとか、いろいろあり、一席空きではなく詰めての販売。ながらも、塞いでいる席は多めで、いつもよりは観客数少なめ設定にしていた模様。

*1:ほとんど見てない

*2:ずっとやってたんですが、1週目しか見てない

*3:はっきり書いていないことが多くて役に立たなかった

2021年を振り返る(1):買った物など

例によってNHK紅白歌合戦を流し観しながらこのエントリを書いています。*1
今年も、夫と2人で東京の自宅で年越しをしています。周りの知り合いからは今年は帰省するという声を多く聞きましたが、うちは帰ってこいと言われなかったので。

対目標振り返り

  • 早寝早起き→×
  • 読書→×寄りの▲
本は、あまり躊躇わずに買うよう心がけたので、例年よりは多めに買った。一方、買っただけで満足しての積ん読が多い。読み始めると早い(少しずつ読むことができない)が、取りかかるまでにエネルギーが必要。

今年の旅行2021

「え?」というのもまじっていますが、何卒、時効ということで。

  • 2月 伊豆|結婚15周年の記念に、10周年で泊まった修善寺「あさば」再訪。行きの列車は当時引退間近の特急「踊り子号」185系修善寺駅には撮りの方がそこそこいらっしゃった。今回は1泊。そのかわり風呂付きの部屋。ほかの宿泊客にもほぼ会わず、街中の観光もせず。
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    185系とE257系
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    おふろ
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    西日
  • 7月 京都1|不要不急”ではない”旅行。食事はせざるをえないので、というのは言い訳だけれども、個室(半個室?)の思い切り高いごはん屋さんで高いごはんを食べた。あとはただ漫画を読むだけ。
    和ごころ 泉 - 日本料理

  • 8月 京都2|ワクチン接種2回目。自分の職場の職域接種も住んでる自治体もかなり遅かったので、はやめに打てて良かった。翌日翌々日の熱発はなかなかしんどい。日曜の午後に打って火曜の午後に東京に帰る日程にしていてよかった。
  • 9月 草津|夏休み。1泊2日。学生さんが多かった。
  • 12月 高崎(熊谷泊)|天皇杯ファイナルラウンド
毎週土曜日深夜の「世界さまぁリゾート」を楽しみに観ていて、その度にいわゆる南の海に行きたいと願っているのに、去年の休暇はホーチミンだったし、その後南の海なんて夢のまた夢な状況が続いているし。そして、次に海外旅行に行けることになっても、きっと結局ビーチリゾートにはならなくて、南の海に行きたいと言い続けるのだろうなあ。

今年買ったもの2021

  • 食べ物
    • ラベイユの蜂蜜福箱 125g×15個 すでに恒例。でも足りない。足りない分を買っていた小田急百貨店が2022年9月でいったんクローズなので、途方に暮れている。
    • ルピシアの福袋(ノンフレーバー紅茶ティーバッグ・竹)こちらも恒例。夏に同様の福袋があったので買い足したものがまだ残っているのに2022用も買うという。
  • 在宅勤務まわり 年度末にちょこっと補助金出ました。もちろんそれでまかなえる額は大幅に超過しています。
  • 着る物(着物関係)
    • 草履(未使用)。去年買った付け下げ&袋帯にあわせられる手持ちの履き物がなくて気になっていたところに、デパートの催事で「伊と忠」出店を見かけてうっかり。でも、小さく箝げてもらいすぎた。そして薄いグレーに白っぽい鼻緒なので汚れそうでおいそれと履けない。買った意味なし。
    • 麻の長襦袢。あわせて薄物の単の裄丈と袖丈のお直し。奮発。
    • 雨コート(未着用)。古着で。備えあれば憂いなしで、憂いが勝りすぎて買っちゃったんだけど、大雨には耐えられないし、春も盛りになればもう暑くて着られまい。ほんとに雨が降ったときにわざわざ着物で外出するか。否。足もとも雨草履持ってないし(雨下駄はある。15年ぐらい前に買って一度も履いてない)
    • 博多織の八寸名古屋帯。これも古着屋さんで。おかげで9月に2度ばかり単着られて満足。
    • 裁縫道具 糸切りばさみ、裁ちばさみ(未使用)、指ぬき、糸通し、針セット(未使用)。お裁縫苦手だけれど襟付け的な意味で針仕事は避けられない。ということで古い綿レースの長襦袢から袖を外した。筒袖の半襦袢に袖だけ付けようと思って外したんだけど付け替えはできていない。
  • その他
    • 歯のかぶせもの。歯が痛くなって歯医者に行ったら自費のセラミックか保険内の金属かと言われ、見えるところといえば見えるところなので、自費にしました。初めての自費診療。高かった……そして、治療したのにまた近辺の歯茎にできものができている。
    • 脱毛サロン。高い歯を買うより前に、あまり出歩かないときがチャンスと思って。概ね達成感(?)は得られたものの、気になっているところ(口ひげとか指毛)にかぎって効果を感じにくい。
    • かぎ針とアクリル毛糸 アクリルたわしを作った。毛糸は百均。
    • NHK出版「これならわかる イタリア語文法」リファレンス用。あまり参照してない。
      NHK出版 これならわかる イタリア語文法 入門から上級まで | NHK出版
    • Duolingo PLUS ずっと無料でやってましたが、年末にPLUS(有料)に切り替え
    • 石のはんこ。映画を観に行ったときに通りかかったフリマ的なイベントに出展されていた。アカウント名由来のはんこがあると素敵だな、と思い立って(使うアテはない)、ノリと勢いで、見本帳めくってデザイン選んでその場で相談しつつラフ描いてもらって決定。年賀状におします。
      ■楽印工作室 by ストリートはんこ屋(手作りの石のはんこ、遊びのはんこ、落款印)
    • トルコのチューリップ柄のテーブルセンター
あとはお高いコスメ。
洋服は部屋着と肌着しか買わなかった。年末に下着を新調しようと思いつつ今に至る。

*1:6行書いたところで中断し、1月2日に続きを書いています。

2021天皇杯ファイナルラウンドをひとことで・5日目(決勝戦)

本日の副題:パッションを文字に起こせない

@高崎アリーナ
NHKBS1で生中継されていました。解説は福澤達哉氏。
TwitterのTLに流れてきたテレビ組の感想によるとかなりよさそうなので、録画を観る前に書きます。観たら何も書けなくなる。
例年通り、決勝戦のみ男女別チケットの完全入れ替え。女子が11時開始、男子が16時開始でした。

堺ブレイザーズ - ウルフドッグス名古屋(22-25 29-27 18-25 25-21 17-19)

<第1セット>
名古屋:6近(5前田) 3クレク 26山崎 11傳田(23勝岡) 21永露 22高梨 L24小川
堺:4高野 1松本(8佐川) 13バーノン 2樋口 7出耒田(5堀江) 17深津 L20山本
<第2セット>
堺:17深津 4高野(9迫田) 1松本(8佐川) 13バーノン 2樋口 7出耒田(5堀江) L20山本
名古屋:22高梨 6近(5前田) 3クレク 26山崎 11傳田(23勝岡) 21永露 L24小川
<第3セット>
名古屋:21永露 22高梨 6近 3クレク 26山崎 11傳田(23勝岡) L24小川
堺:9迫田 1松本 13バーノン(14山口) 2樋口(4高野) 7出耒田 17深津(10千々木) L20山本
<第4セット>
堺:17深津 9迫田 1松本(5堀江) 13バーノン 2樋口(4高野) 7出耒田(8佐川) L20山本
名古屋:11傳田(23勝岡) 21永露 22高梨 6近(5前田) 3クレク 26山崎 L24小川
<第5セット>
堺:17深津 9迫田 1松本 13バーノン 2樋口(4高野) 7出耒田(8佐川) L20山本
名古屋:26山崎 11傳田(23勝岡) 21永露 22高梨 6近(4伏見) 3クレク L24小川

代表リベロ智大対決。
第1セット22−24の場面で、山崎の渾身のクロスを山本があげたときには、場内がすごく沸いた。

ファーストサーバーの近がふにょふにょと高野にサーブを取らせ、傳田(たぶん)がバーノン(たぶん)をシャットして始まった試合。名古屋のサーブは高野狙いが多めで胸の位置でしゃがみながらオーバーハンドで取らせ、良い形で攻撃に参加させない。そしてブロックの的を絞ってワンタッチにかけ、最後はクレクに託す。という戦い方。
第2セットは堺がリードする展開ではあったが、途中で高野が後衛に下がるところで、迫田に代えた。
これは効いたと思う。迫田のファーストプレイがサーブポイントというのも流れにブーストをかける面で大きかったし、以降名古屋はサーブの思惑をかえなければならなくなった。その後のセットでは、樋口の後衛ローテで高野を入れる方式にかえて、これも、樋口どうしても狙われるので、ディフェンス強化になってよかった。高野−樋口の対角に比べると迫田が入ることで攻撃の比率は偏りが出たと思うんだけど、チーム全体のバランスとしては整ったということなのかな。
MBの打数も多かったし。スタジアムDJ氏も何度か触れていたように、出耒田はスパイク決定率がすごく高かった。松本も良いところで決めていた。2人ともブロックも良かった。

名古屋は、アウトサイドの2人のバックアタックが多いのが楽しい。山崎は良いねえ。わくわくする。第2セットの名古屋の5点目、ラリー中にクレクがバックライトに展開できなかったときに、山崎がバックライトから打って決めた。そこに上げる永露も凄いし、入って跳んで打って決めた山崎も凄い。
この大会、永露と山崎の組合せの良さを感じた場面がいくつかあった。2人がいたころの東海大の記憶はおぼろげで、調べてみたら、永露4年で山崎3年のときにどうやら一緒に試合に出ていたようだ。
その程度なので、ずっと一緒にやっててコンビ完璧みたいなイメージはなかったのだけれど、ここに来て、永露の高いトスに山崎が後衛から軽々と走り込み軽々と跳びあがって高い打点からぶちのめす爽快感は、これも歳月の為せる技なのかなあと思ったんだった。東レの藤井-李みたいな、阿吽の呼吸から繰り出されるはやい攻撃とはまた違う味わい。

永露が、優勝インタビューにこたえていて、つまり優勝セッターですか、とおもうと、たいそう感慨深かった。
自分が遠目にしか観ていないからわからないだけで、今も近くで見たらきっとちょいちょいいろいろやってるんじゃないかと、特にアタッカーがプッシュで逃げたりどシャットじゃないはたき落としブロックを喰らったり、ブロック避けすぎてサイドライン割ってアウトになったりしたときには思うのだけれど(悪い意味での思い込みや色眼鏡から抜け出せていない)、例えば第5セットでレセプションが乱れて相手コートに返りそうになったボールをワンハンドで上げたところは、永露の面目躍如でそれはそれはかっこよかった。この場面、9−10で堺がリリーフサーバーで佐川を投入したところ、真ん中は高梨で、小川は「健太上、上!」と声をかけていた。上にはあげたがあわや相手コートに返らんとするところを永露が阻止して傳田のクイック。しくったら同点というけっこうなキーポイントだった。それから、10-13で堺の2度目のタイムアウト中に伏見が呼ばれ、ワンブロだろうと予想はしたけど、永露前衛なのに永露じゃなくて近にワンブロ出した。どういうことやねん。(その疑問は解消していない。永露がワンブロ不要セッターだとしても、そうなります???)。

名古屋のこの同期、永露、高梨、勝岡、小川。いま何年目だっけ。入団発表当時、4人も入ったことにも驚いたし、面白い線をつくラインナップ(有り体に言うと、微妙に謎いチョイス)と思ったけれど、今こうして天皇杯の決勝戦で4人全員コートに立って戦い優勝に貢献しているのだから、凄い。名古屋は伝統的に新卒新人の採用と育成があまり得意じゃない(中堅やベテランががんばって支えてる)イメージを持っているけれど、この代と次の山崎に対しては腹をくくって使い続けてるよね。

そんで、クレクのキャプテンシーも感じたり。クレクは以前JTに入る入らない問題があったので(本人の関与有無とは関係なく)、じゃっかん味噌がついた気分でいたのだけれど、この苛酷なVリーグの名古屋伝統芸の酷使に平然としている様子に舌を巻く。
ぽるすか人血の気が多いし、クレクも血の気が多そうなイメージあるしたいがい怖いんだけど、今日第5セットでコートチェンジしたあとさっと副審にサーブ順を確認していて、こんな試合でもやるべきことはきちんとして、派手なパフォーマンスはなくてもチームを鼓舞して客席を巻き込んで、表彰式のメダルかけでは、選手1人1人とハグをして、それが世界のトップクラスということなんじゃろうなあ、なんて。

名古屋の話ばかりになってしまった。
堺もまた、樋口がアウトサイド、で3年目? 4年目? 堪えて、という言い方も変だけど、堪えて、ここまで来てるのをみると、大学観てる勢としては、物思う冬でありますのことよ。

ここから追記--
リンクに気づいていなかったが、決勝戦のB帳票が出ていた。
https://www.jva.or.jp/domestic_convention/uploads/final_round/399/2021tk_final_men_b.pdf

きのう1度書いて消していたのは、堺が勝ちきれなかったのは、バーノンの調子が序盤に上がらなかったからかな、ということ。帳票を見たらアタック決定率が約35%で、むしろよくフルセットになったものだと思うくらい。序盤だけでなく、ワンタッチ取って切り返してというのを名古屋がずっとやっていた。ブロックの上から打てるぐらい調子が良ければいいのだろうけれども、決勝戦はそうではなかったのだろう。チームのバックアタック得点が1点というのも、言われてみればたしかにそうで、バーノンの調子が上がらないなかで両MBやアウトサイドをうまくやりくりしていたからけして単調ではなかったし、バックアタックがあることが良いとは限らないけれども(アタックラインの前からでも時間差でも位置差でもなんでもある)、これはもう「言われてみればそうだった」という感想だけ。
とはいえ、OPの豪快なバックアタックは見ていて楽しいものではあり、今大会が初見だったバーノンの凄さを目の当たりにするには不十分だったんだろうな、と。試合中に時々覗いていたTLで、堺ファンが時折トスが低いと指摘していた通り、バーノンに限らず、堺の打点があまり高くない試合ではあったのかなあ、と。
フルセットでデュースなので、結果論にすぎないのですけれど。
追記ここまで--
ここのところ表彰式とか簡略化されることが多かったので、表彰式閉会式があったのもうれしかった。
メダルはキャプテンがかける方式。これは、この2年の「禍」で編み出されたよき副産物。なぜかやたら低くして待っていた堀江がかわいかった。
優勝賞金1000万、準優勝賞金400万。MVP(クレク)賞金10万円。
副賞は、優勝が、日清製粉グループの青の洞窟スパゲティ2000食分と丸大食品の燻製屋と燻製屋ホワイト1000食分。そして開催地高崎の名産品、だるま。おおきなだるまで、背に日付とチーム名が入っていた。
準優勝の副賞はだるま。優勝だるまより二回りぐらい小さい。
どちらも、目が入ってなかったけれど、ぜひ、年明けなり今季なり来季なり。立派なだるまで縁起がよさそうで、集合写真でも映えて、すてきでした。

高崎アリーナありがとう!

2021天皇杯ファイナルラウンドをひとことで・4日目(準決勝)

2週目も高崎アリーナ。今回は宿泊せずに日帰り×2日の予定。

準決勝から特設コート、第1試合が11時開始で、女子2試合→男子2試合の順。
サブジェクトに「皇后杯」がないのは、お察し。無理に早起きするつもりはなかったけれど、第2試合には間に合いたかった。東海道線が遅れていたりなんじゃかんじゃ(全て言い訳)。
アリバイ的観戦の第2試合が15:05ごろに終わり、第3試合の開始は15:50とアナウンスされた。
当初予定では第3試合(男子第1試合)の開始時刻は15時だったが、ネットの張り替えもあるのに、そんなにすぐには始められまい。とはいえ、特設コートの試合間は出入り口に客が滞留したので、観る側にとっても長めの試合間はありがたかった。今回入退場のたびにチケットのバーコードを端末で読み取っていた。従来のチケットと腕双方の紫外線感知スタンプ方式に比べて1人当たりの所要時間の差は感じられなかったが、端末台数がかぎられているので、少なくとも同程度には行列が発生する。準々決勝までは複数コート進行だったので、一斉の出入りにはなりづらく滞留もほとんどなかったのだけれど。

前週日曜日の準々決勝が10時始まりの5セットマッチ4試合で20:18ごろ試合終了だったので、初手から1時間遅い今日はどうなることかと懸念はあった。新幹線は遅くまで動いているので、帰れないことはない。遅くなる覚悟だけして出てきた。
結果は準々決勝よりも早く終わり、30分早い20:26発の新幹線に飛び乗った。


JTサンダーズ広島 0-3 堺ブレイザーズ(16-25 23-25 22-25)

JT:17金子(12合田) 18山本(19陳) 2小野寺 6エドガー 7新井(11坂下) 16西 L15唐川
堺:4高野 1松本 13バーノン 2樋口 7出耒田 17深津 L20山本

組合せ、逆だと思ってました。1・2試合目チーム×3・4試合目チームだろうとばかり。
JTは準々決勝でサントリーを破って勝ち上がってきたが、今日のJTは先月墨田で見たFC東京戦の(つまり、あんまりよろしくないほうの)JTだった。とくに第1セット。

第1セットは大差で落とし、第2セット、スタートは第1セットと同じだったが序盤のバーノンのサーブのローテーションで堺が6連続ブレイク。その間に新井→坂下、金子→合田と選手交代、5−11で山本も下げて陳を入れて16−16で追いついた。そのあとサイドアウトが続き、樋口のノータッチエースで結局堺が取ったが、JTも悪くない流れで第3セットスタートは、第2セット後半と同じ。第3セットも終盤まで競った展開ではあった、が堺がストレート勝利をおさめた。

このカードは、深津旭弘が抜けたJTと深津旭弘が加入した堺の対戦、という目で見てしまう。
セッター背番号17対決。深津と17はしっくりくるのだが、JTでも17つけていたことがあっただろうか(3が酒井だったころとか)。
堺にとっては関田が抜けて深津が入った形だが、JT側から見ると抜けただけ。*1シンプルに戦力面での損失はもちろん、それだけでなく、或いはそれ以上に、深津さんのあの熱さなりキャプテンシーなりが移籍した影響は小さくないと試合を見ていて感じた。
金子はかなり熱い選手と見受けられるが、ほかの選手が、なんというか、やさしい。優しさや穏やかさはけして悪いことではない(それに、個人的には好きです)が、ともすれば大人しくなりがちで、ビハインドでブーストがかかりづらいというか。選手はそんなつもりじゃないのは見て取れるけれど、性根の優しさが試合の展開に出ちゃうというか。

深津の件だけじゃなくて、なにかコレというカードが一枚二枚足りないような感じがある。けして選手が少ない・いないわけじゃない。実際、途中交代で入った3人はやさしさ少なめモードで、逆転まではできなかったが、まずい流れを止めることはできたのでメンチェンは奏功したと思う。
だから、「なんか足りない」感覚がどこに由来するかは自分でもよくわからん。強いて言えば八子的なナニカなのか、いやしかし、八子がそうだったか? わからん。いずれにしても、ないものを思っても仕方ない。いる選手で戦うしかない。そしてJTは、脇役なんかいない、と。そう仰ってるチームでしょう。

一方の深津はJT時代ほど前面にあれこれを出しているようには見えず、ずいぶん控えめに見えたけれど、石島がいたころのごりごりなイメージと違って物静かになりかかっていたところに、深津が起爆剤になった(か、これからなる)んじゃないかなー、みたいな。

B票
[https://www.jva.or.jp/domestic_convention/uploads/final_round/399/2021tk_semifinal_men1_b.pdf

ウルフドッグス名古屋 3-1 東レアローズ(25-23 25-17 15-25 25-23)

名古屋:21永露 22高梨 6近 3クレク 26山崎 11傳田 L24小川
東レ:15李 21藤井 9富田 2高橋 4パダル 17小澤(10星野) L3山口

こちらはセッター21番対決。セッター番号としてポピュラーという印象はないし、藤井はともかく、名古屋の21-24は背の順かなにかだろうから、偶然なのだろうけれども趣深い。
第3セット東レがスタートローテーションをずらし、第4セットはおそらく名古屋がそれを避けた。
名古屋はS1→S2→S1(ここまで同じ)→S6
東レはS2→S1(ここまで同じ)→S6→S6
目玉の攻防が興味ぶかかったが、意図は不明。目玉の意図の読み方がわからないまま10年以上経った。

この日も米山ベンチアウトで、これは、いささかフィジカルの調子が気にならないといったら嘘になる。大会の位置づけはチームによって違うだろうし、シーズンのピークをどこに持っていくかもチーム次第。今無理をしないさせない、ということならぜんぜんいいの。カップ戦はカップ戦の戦い方・使い方がある。そうじゃなかったら、という心配です。

ゆうじがピンサの神。毎日同じことを書ける。今年中央大の山岸のピンサブレイク率の高さが目を引いていたが、現役Vリーガーで代打の神様と言うなら鈴木悠二の名を挙げねば始まらない。空振りで帰ることがほとんどない。どんな緊迫した場面でも。

翌日の堺-名古屋の決勝戦をみながら(書いてるのは月曜の夜なので)、若手の選手の替え時堪え時を考えていた。かえる/かえないのどちらが良いと言うことではなくて。「良い」にもいろいろあるし。
JTの新井→坂下は、適材適所的なことか。坂下が入ると好転はするんだけど、なんか、こう……どっちに対してももったいない気持ちになるというか。それでいいのか? そこか? みたいな。うまく言えないんだけど。

そんで東レの小澤。小澤なー。第2セット途中で星野にかわった。サーブ打ったあとでかわったんだけど、受数多くなかったレセプションそのものよりも、その前の前衛ローテでS4のレセプションアタックを2度続けて継続になったところが直接の引き金だったかな、と。星野ちゃん好きなので、星野が出ると気持ちが上がるし、ヒヤヒヤし通しなのが「嬉しい」ということなのだろうし、悪くない働きをすればほっとするし、良いプレーが出ればもっとほっとするし、ときどき「顔が良い」などと今更のように新たな発見をしたかのような気持ちになることもありますが、ああああ(通信が途絶える)
がんばってほしい、という言い方は適切でない。がんばってるもの。応援している? 努力が報われてほしい? そんなかんじ?


そして、こちらの見方(気持ちの持ちよう)の違いは大きいんだろうけど、しばらく観ないうちに富田から残念属性が消えていた。第4セットの5点目のライト側からレフト側に超高速並行移動してジャンプしながらけっこうなインナーにクロス打った逆ブロードみたいなスパイク、ステルスかつ光の速さだった。場内「ええええええ???? 今のなに???」みたいにどよめいた。唖然とした。めちゃめちゃ格好良かった。

うまく言語化できないんだけど、全員で戦うことと、1人の選手が試合に出て場数を踏むことで経験値を積み上げて伸びていくことと、チームが勝つこと、チームとして強くなること、成長していくこと、そうして避けられない世代交代を繰り返していくこと。
試合に出るだけが「全員で戦う」ではないにしても、中の事情はともかく、観客としては、試合コートなり、せめてその周辺にいるところしか見られんわけじゃからして。
応援しているチームの勝つところを見たい。勝てなくても良い試合や良いプレー、がんばってる姿を見たいし、良い表情をしているスタッフや選手の顔を見たい。応援している選手の以下同文。

深夜のぐっだぐだループが酷いので、いつか消します。

B票
https://www.jva.or.jp/domestic_convention/uploads/final_round/399/2021tk_semifinal_men2_b.pdf

→最終日
cana.hatenablog.jp

*1:12/20付で筑波大の阿部の入団が発表された。

2021天皇杯・皇后杯ファイナルラウンドをひとことで・2日目

本日の副題:鉄は熱いうちにうて、ぽえむは滾るうちに書け。
つまり時既に遅し。
1日目→cana.hatenablog.jp

2日目10時試合開始、開始時刻2時間刻みの設定。5セットマッチ。シードチームが登場。

A1 サントリーサンバーズ 3-0 順天堂大学(25-18 25-21 25-21)

順天堂:23花村 7岡野 2岡本 9金澤 20加藤 10茂太 L1高橋
サントリー:6彭 9大宅 10藤中 3小野 7アライン 11秦 L15喜入/2高橋

サントリーメンバーは現時点でのガチンコのガチンコかしら。かしら。鶴田ベンチアウトは怪我? リベロはレセプション時が高橋結人、サーブ時が喜入。
この業界、高橋姓がなぜかものすごく多い。この試合はリベロ高橋対決になった。順大の高橋(和幸)はサントリー相手に堂々の試合運びで、これは来年以降比較的早い段階で試合に出るようになるのではと思わせる風格。なにせ、ジェイテクトが本間以来7年ぶり(?)に満を持して採ったリベロ
順大スタメンは1年生の花村。東山。全カレの決勝でも途中出場して体力が尽きかけていたコートで発したエナジーが鮮やかだった。
まとまっての出場は初めて見たわけだけれど、とても良かった。見場もよい。順大のサイド、潤沢で悩ましい。
途中からはオポジットも2年生の梶原に。
4年生たちにとってこの大会はアディショナルタイムか。試合をがんばっていない、という意味ではなくて。岡本くんが途中でベンチに下がってからコートの後輩たちに声をかける様子は、表情も柔らかく、ほんとうに楽しそうだった。
順大の面々は、試合終了後に、わいわいしながら、集合写真を撮っていた。今季の順大はこれで終わり。良いチームだったんだろうなあ。下級生の頃から出ていた和幸くんも岡本くんも松下くんも。それから他の4年生たちも。それぞれのこれからの人生がますます充実しますように。そして11 年ぶりの全カレファイナルを経験した3年生以下は来年もいっそう励んでくださいな。

B1 仙台大学 0-3 パナソニックパンサーズ(15-25 13-25 22-25)

パナソック:2深津 13クビアク 22小宮 4大竹 8仲本 10山内 L17永野
仙台大:6小野寺 1千坂 10南 15似内 23川村 2岩崎 L3鈴木
初日を勝ち上がった仙台大への御褒美。パナは第2セット途中から大竹→清水。逆に言えば、交代はそれだけ。日本代表とポーランド代表がずらっと。そして叩きのめした。
試合後両チーム一緒に集合写真。そして仙台大の選手達は順番にクビアクとツーショットをとってもらっていた。いいな、羨ましいな、微笑ましいな。

A2 富士通カワサキレッドスピリッツ 0-3 JTサンダース(18-25 17-25 26-28)

富士通:14谷平 7加藤 4柳田 11浅野 1エバデダン 18長谷山 L6小林
JT:16西 17金子 11坂下 2小野寺 6エドガー 7新井 L15唐川
序盤、借りてきたリス化する富士通
モッパーをする小野寺(フル出場)。先月墨田で対FC東京戦を見たときは中島と小野寺の対角だったけれど、今日は西。隣が金子だからか、小柄に見える。第3セットかな、坂下→山本。
この日も次の日も、山本将平様々。

B2 東レアローズ 3-0 中央大学(25-20 25-19 25-16)

東レ:15李 21藤井 10星野 2高橋 4パダル 9富田 L3山口
中央大:4伊藤 3鍬田 17澤田 8佐藤 11藤原 18山崎(2佐々木) L16山本
富田先輩。
富松さん米山さんはおやすみ(ベンチアウト)。
試合中に山崎が脚負傷退場。柳田垂水に続き3週連続で試合中の怪我現場に出くわしてしまった。聞こえてくる話(兒玉や古賀太一郎や)もあわせて、今年けが人多すぎるような。どうぞ軽いものでありますように。

A3 大分三好ヴァイセアドラー 0-3 堺ブレイザーズ(20-25 23-25 22-25)

大分:10山田 9林 2エメルソン 1バグナス 8川口 21井口 L7小川
堺:4高野 1松本 13バーノン 2樋口 7出耒田 17深津 L20山本

第3試合は両コート1回戦勝ち上がりチーム同士の対戦。
ロドリゲス・エメルソンってぜったいどこかで聞いたことがある名前なんだけど、プレーを見ても本人を過去に見たことはなさそうな。よくある名前だから、別の選手と混同したのだろうか。

B3 FC東京 3-0 VC長野トライデンツ(25-14 26-24 25-18)

VC長野:9 16森崎 10リヴァン(3池田) 5笠利 4中村 13椿 L22角/11藤中
FC東京:15エスペホ 12小田嶋 14長友 1ヨナス 11山田 2玉宅 L5谷口

東京スタメンは昨日とMB対角をかえて。エスペホが良いよね。
久しぶりに池田のプレーを見た。豪快にキルブロックを喰らったのは見なかったことに。

A4 ヴィアティン三重 0-3 ジェイテクトSTINGS(26-28 18-25 20-25)

三重:34三好 23北田 7春藤 16安田 73島 18福元 L10外崎
刈谷:1藤中 4福山 15宮浦 6フェリペ 9村山 16久保山 L12興梠/17本間
刈谷のチーム、白ユニの腹番号が分かりづらい。遠目でも誰かはわかる(ほぼ早稲田)が背番号は覚えていないから名前でメモしたほうが早いという珍しいパターン。
2日目になると三重のメンバーにも慣れてきた。福元のトスを春藤が打つ未来を考えたことはなかった。楽しい。西から東から、北から、細くて長い日本の、三重が真ん中、みたいな気持ちになった。三重の子は島くんくらいやんとか思うけど、それ言ったら他のチームだってそうだし、突き詰めると色々あるけどそのへんは棚に上げといて。
島がMBで三好がOHなのよね。三好は前衛のときはだいたいセンターブロックに跳んでいたし、島も前衛でサイドに開いている場面も多かった。トランジションアタックではOP的な動きもできる。ので、春藤がステルス的に効く。選手が若いのもちろん、やってるバレーもどことなく若い。これはリーグ戦面白そう。

B4 ウルフドッグス名古屋 3-2 ヴォレアス北海道(21-25 25-21 18-25 28-26 15-11)

V北海道:9佐々木 18後藤 14張 7越川 2柏田 19浜田 L6渡辺
WD名古屋:11傳田 5前田 22高梨 2山近 3クレク 26山崎 L24小川

最強の狼の座を争う対戦は、激闘だった。第4セットあたりから試合をしているのがこのコートだけになり、1面だけ熱戦が続いた。
どうしても旭川ちゃんのことは素直な気持ちで応援できないんだけど、2日目にこんな接戦が観られたのは期待以上で、ヴォレアスすげぇな、って。
しっぽ1号めちゃくちゃ上手いな。
しっぽ2号の加入も大きそうだな。
なんといっても、オポジットの張が止まらない。V3で無双したシーズンの陳さんといい、台湾パイプっょぃ。
業界のビッグネームの越川と俊介だけじゃないチーム。
勝っていてもなんら不思議じゃなかった。ありがちな「中盤までは競っていても最後は上位カテゴリが勝つだろう」と読めるような雰囲気ではけしてなかった。たしかに最終セットの後半は名古屋が押し切った。先に8点目を取ったのはヴォレアスだったが、6−8でコートチェンジして名古屋がサイドアウトを取った後、リリーフサーバーの勝岡がノータッチエースで同点に。そのあともサーブで崩して山崎のトランジションアタックで逆転。次の永露のサーブでブロック2本(2ブレイク)、さらに次の高梨もサーブポイント。ブレイクポイントを積み上げて、最後は15−11で決着した。
しかし、第4セット22−23時点では北海道がリードしていて、名古屋はまあまあ崖の端。ブレイクポイントとなった24点目のクレクのブロックと、第4セット決勝点28点目のクレクのサービスエース。振り返ってみると、サーブとブロックで殴り合う荒々しい試合だった。
旭川にとっては、セットカウントリードしながらの敗戦は「惜しい」の一言で片付けられないかもしれないが、今季の入れ替え戦を見据えるとV1と公式戦で戦う機会は貴重だったろうから、手応えや自信も感じられただろうし、収穫の多い対戦だったんじゃないかと。今年の春は入れ替え戦の切符を手にしながら直前に中止になった。国体もなかったから、V1との公式戦は昨年度の天皇杯ファイナルラウンドの対ジェイテクト(1−3で敗戦)以来だったのかな。その前も、2019(令和元年度)の天皇杯FRは2020年3月に予定されていたから大会自体が中止。2019の国体(?)か、2018の天皇杯(順大に勝ってJTにストレート負け)まで遡るのか。それはもう別チームですわ。

名古屋ファンはほんとに肝を冷やしたと思う。

試合後、近くんといおりが挨拶。東海大87ミドル対角! えーろと佐々木がわちゃわちゃ。東福岡!

試合が終わって、宿に戻るころには、興奮が冷めて、からだがきつかった。
投宿地はラグビーの街熊谷でした。高崎まで約50分片道770円なのでそれなりの負荷はあった(籠原を越えたのは望ましくなかった)ものの、新幹線使えば15分だし、都会で便利なわりに宿代はかなり安かったので直前に探したことを考えると上々。
徒歩圏に銭湯があったのも結果的には大正解でした。

2021天皇杯・皇后杯ファイナルラウンドをひとことで・1日目

副題:だって好きなんだもの。そこにいる自分が。
@高崎アリーナ
「最近できたばかりの体育館」と思っていたけれど、2016年開業。その年か翌年ぐらいに、BUCK-TICKさんがコンサートをやっていた。バレーボールでは、2019/20シーズンのV1決勝戦の会場が最初の予定だったかな。わたしも行く予定にしていたが、直前に無観客試合となった。
メインアリーナは4面で、固定席が二千数百。ALSOK群馬アリーナと同じくらいか。コート間がかなり狭かったのでもう少し狭いかな。席も近いので、座席表から想像していたよりは見やすかった。高崎駅から徒歩10分程度とアクセスがとても良いのが魅力。ロゴのフォントが今風。店内に売店がないのが残念。こんなご時世だからキッチンカーも来てないし。

以下は、リリースすることが最大目標のため、正確性は担保しされません。

去年はこの1回戦に当たるカードがなかった。
今年も一昨年までよりは参加チームが少ない? いや、V1が10チームになった分、多いのか。変則的な1回戦で、V110チーム中、昨季下位の4チームが1回戦から登場、残り6チームがシードという形。
2面で3セットマッチ×5試合が行われた。
女子はサブを含めて3コート仕様×4試合だったが、サブコートだけチケットが別だった。サブ目当てだけどメインも見たいと言う人にはとても辛かっただろう。行き来しやすい導線でもなかったし、サブは自販機もないそうで。

チケットといえば、バーコード管理で、途中出場再入場のたびにバーコードで管理していた。電子はもちろん紙チケットも半券切り離しはせず、バーコードをリーダーでぴっ。このタイプは初めて見た。

あと、NTT(?)のシステムによる、AIによる自動カメラでの撮影・無料配信がある。現地にいたので、配信の映像は見ていない。白いカメラがぬっと立っていて、不思議なかんじだった(最初映像配信用のものだとは気づかなかった)。スタッフさんは2コートにつき1人張り付いていた。

コート内にボールレトリーバーがおらず、サーバーがボール籠から自分で取り出す先のオリンピックと同方式。

A1 長野ガロンズ - 順天堂大学(21-25 19-25)

長野G:5浅田 10柳生 4福池 1松下 7石坂 3 L11新関
順天堂:10茂太 9金澤 7岡野 2岡本 5松下 20加藤 L1高橋
ガロンズ何年も見てないのでまるで別チーム。浅田と福池がいて、OB対現役じゃん、と。
順天堂はスタメン染野でなく松下。bick決めてドヤってた。途中二枚替えで、森居と梶原。
現役が勝った。

B1 仙台大学 - 大同特殊鋼レッドスター(25-22 18-25 25-18)

特殊鋼:17舩倉 1伊澤 6三渡 18寺尾 14大坪 3吉田 L7津田
仙台大:1千坂 10南 15似内 23川村 2岩崎 6小野寺 L3鈴木
2年観てなかったDivision2。特殊鋼もかなり様変わり。以前見たときに出てたのは伊澤くらいか。リベロは津田。三渡ってコクシの、とか、吉田って中京の、とかの、なんとなく名前だけは見た記憶があるかんじで。
仙台大の3年生オポジット似内は身長178cm。178で330(インカレパンフ準拠)のOP、好きにきまっとる。腰に挟んだタオルは春高柄。小さかったら高く跳べ。178cmOP愛好家なので、こういう選手に出会えると、観に来た甲斐があったと大変嬉しい。でも、同じことを2年前のインカレで書いてたりするかもしれない(そして忘れているかもしれない)。そして3年生セッターの小野寺は、たぶん初見だった、と思う。後半徐々に打ち気が見えてきて、こちらも好きなタイプで、楽しかった。
フルセットの末、仙台大が勝っちゃった。第3セット17−15からの小野寺のサーブで4連続ブレイク、怒濤の突き放し。2連続サーブポイント、痺れる。
勝った瞬間、7番さん(瀬尾くん)が超喜んでいた。
監督もご健在で何より。

A2 関西大学 - 富士通(18-25 21-25)

富士通:14谷平 7加藤 4柳田 11浅野 1エバデダン 18長谷山 L6小林
関西大:23安平 5藤井 1池田 24金子 4岡田 2南本 L8久保田
関大、うかがったところ秋リーグ1部12位とのことで、全日本インカレには出ていなかった。兵庫に勝って憎き(嘘)体大*1に勝ってのファイナルの由。
しかし、2年ぶりの生きて動くリスに胸がいっぱいでそれ以外何も覚えていない。
コート開放でエア旗持ち(ジェフリー?)が走り込んで「いよー!」大学生がよくやるあれ。ここ2年観てない(してないのか自分が観てないのか)あれ。
大学との対戦だから対抗したんだろうけど関大はやらず。笑。
色々おかしすぎて、懐かしくて。やっぱりいいチームだなーって思った。

B2 きんでん - 中央大学(22-25 10-25)

中央大:3鍬田 2佐々木 8佐藤 11藤原 18山崎 4伊藤 L16山本
きんでん:11毛利 14谷川 17和治 21小林 16井山 15古川 L18三木
中大は全カレと同じスタメン。山岸ピンサ職人健在。
きんでんも(以下同文)。セッターも毛利だし、OPもお空なんだけど。
谷川(つい「米山君」と呼んでしまう)がサイドで出ていた。紫紺ユニフォーム以来に拝見しましたよ。三木がきんでんなのも、把握できてなかったので驚き。もう一人のリベロは内園。
きんでんが、相変わらずうるさく騒がしかった。富士通もうるさいしきんでんもうるさい。しかし、騒ぐ方にエネルギーを使いすぎではなかろうかと危惧していたらあに図らんやの第2セット。最後は藤原のディグがリターンエース。

A3 大分三好ヴァイセアドラー - 高知商業高等学校(25-6 25-13)

大分:10山田 9林 18古賀 1バグナス 8川口 21井口 L7小川
高知:6松本 3田村 2吉川 10木下 4山本 1下田 L16中西/13吉良
高知商、岡林(東亜大→住電)の後輩かー。と思いつつ。
高校の他2チームが春高優勝常連で、それらに比べると素朴な感じ。自力で点を取るのも難儀するような展開で第1セットは林君がそのまま試合終わるかと思うぐらいサーブ打ち続けたけど、第2セットは高知商業が2桁に乗せた。6点目にけんたをとめた3番さんのきれいなブロックは、見ているほうも嬉しかった。

B3 東福岡高等学校 - VC長野トライデンツ(17-25 17-25)

東福岡:5近藤 2山田 1葭原 7川野 9木下 3坪谷 L11井上
VC長野:7戸嵜 16森崎 10リヴァン 5笠利 4中村 13椿 L22角/11藤中
長野、藤中が出てた! 途中から(?)ディグでコートイン。同じ専修の中村啓人も天皇杯の選手登録されていた(いたかどうかはわからないが少なくともユニフォームは着ていなかった)。山岸は、中大で出場。
戸嵜が長野だった。←そこからの人。去年も今年も一度も見ていない。
東福岡は190cm超の選手が多く、細長い。2番の選手のブロードと3番の選手のバックアタックが良さげ。
第2セット途中までは拮抗した展開だったけれど、ブロックタッチアウト狙いのスパイクが3本連続でワンタッチなしでアウトになったのが辛かった。

A4 堺ブレイザーズ - 筑波大学(25-14 25-23)

筑波大:2阿部 18柳田 7西川 15砂川 12橋本 14エバデダン L5伊藤/22木村
堺bz:4高野 21竹元 13バーノン 2樋口 7出耒田 17深津 L20山本
関東ブロックラウンドで早稲田に勝ってファイナルラウンド進出を果たした筑波大。
初日でV1に当たるかなあ。
堺、1回戦から出ちゃうかなあ(昨季の成績で決まるから)。
この日も垂水はユニフォームの上だけ着てベンチ入り。チーム愛が重そう(偏見です)。ともあれ、松葉杖外れて良かった。無理せず治してね。
試合は垂水が怪我してなったらどうだろうとはあんまり思ってなくて、なぜなら誰が出ても筑波。
第2セットは途中までは筑波大がリードする展開だった。14−16からバーノンスパイク竹元サーブで崩してバーノンやらできさんやらが決めて17-16と堺がひっくり返した。
堺、松本こそベンチアウトだったものの、このメンバーから一歩も引かず。

B4 FC東京 - 東亜大学(27-25 25-21)

東亜大:31内藤 33岡崎 11山下 30柳北 32高梨 29木下 L18内本
FC東京:2玉宅 15エスペホ 18武藤 14長友 1ヨナス 8栗山 L5谷口
東亜大みるの、何年ぶりじゃろう。細長い。番号が大きい。セッターも。これだけあいて下級生ずらりだとなんというかもうアレなのですが、まだこれからかなーというチームで、また機会があれば。
こちらも、第2セットは東亜がリードする展開。最大4点だったか3点だったかのリード。でも、中盤のヨナスのサーブのローテで3連続得点。
バレーってそういうものなんじゃろうなあと改めて思う。ギアの入れどころや勝負のしどころ、そこで狙い通りにきっちり締める。そこでうまくいかなければ次の手を考える。その攻防。

A5 鎮西高等学校 - ヴィアティン三重(17-25 25-20 18-25)

鎮西:2平田 8荒谷 11平川 4舛本 1平嶋 3久冨 L12高木
三重:18福元 34三好 23北田 7春藤 16安田 73島 L10外崎
フルセットになった。
鎮西はツーセッター。とはいえ、11番平川くんはほとんど打ってなかった。久冨くんはめっちゃ打ってた(名前に見覚えがあるわよ)。
ディフェンス、ブロックとディグがとても良かった。トスを見て飛ぶ、開けるところは開けて拾う、締めるところは締める、ワンタッチを取って切り返す。
ほぼ久冨舛本の二人しか打っていなかったので大人相手には限界だったけれど、良いチーム、良い試合。
三重のメンバーにびっくり。今年の年明けから新人(当時内定)ばかりと聞いてはいたが、チームメイトになるとは考えたこともなかった選手が同じユニフォームを着ているのを実際に見ると不思議な気持ち。前回見た三重で出ていたのはスタメンの中では北田だけ。オリジナルメンバーがいないのは淋しい気もする。あとは福平二人、東海大二人、明治一人。三好にかわってレシーブ強化(たぶん)で吉田が入ると駿台対角。初日は混乱の内に終わった。

B5 ヴォレアス北海道 - 近畿大学(25-17 25-15)

近大:4中西 22丸尾 9江崎 1後藤 21フランシス 11中野 L27荒木
旭川:19浜田 9佐々木 18後藤 14張 7越川 2柏田 L6渡辺
近大にもう少し期待してたけど、この日の近大はよろしくなかった。江崎が全カレほどには目立ってなくて。というかぜんぜん目立ってなくて。
それに、ヴォレアスが強い。三重、富士通と3チームが目下V2全勝らしいんだけど、大卒新人1年目揃いの隣コート(三重試合中だった)と比べて一枚二枚上手に見えた。去年は(見てないけれど)富士通との対戦成績2敗だったと思うけど、今大会のヴォレアスは一昨年の1巡目(2巡目は中止になったのでなかった)のカルッツで見たストレート勝ちの試合よりも、さらに、強いチームに見えた。


夕飯は高崎モントレーの登利平で鶏を食べました。おいしい。
示し合わせたわけでもないのに顔見知りが集う店内にひとしきり笑って店から出たら、今まさに入店せんとする代表コーチに遭遇。びっくりしたわ。
さて、2日目以降が書ける気がしない。
書いた。
cana.hatenablog.jp

*1:明治が全カレ初戦で当たって負けたのが大体大で、体大は何一つ悪くないむしろ喜んでて素敵だったけど翌日中京に負けたもんだから、間接的に明治てめぇ、みたいな気持ちになり。

2021年度全日本大学選手権

インカレ始まってます。
秋リーグはちゃんと見たのは第1週ぐらい、あとは全くみない週も多々。春のオープン戦も後半はあまり見なかった。
気持ちが向きませんでしてね。離れてるとそんなものだと思う。
なので、今年のインカレはどうしようかな、たぶん気分が乗らないだろうな、と思っていた。金曜日だけは休むつもりで、でも、休まなくても良いかなとも思っていた。
オール無観客(最後の土日は関係者のみ1チーム100人まで)だった昨年と異なり、今年は最後の土日は一般客を入れるという。チケット発売3分後に完売して「マジかよ」と思ったものの、入金期限翌日に戻ってきた分でどうにか入場する権利を得られた。

3回戦までの各試合は結果だけ追っていた。内容が気になっている試合もあるけれど、今のところは見ていない。2回戦の日体大-慶應義塾はフルセットで日体大が勝ったが、第1シードの日体大に肉薄した慶應、想像するだに熱い。今年、星谷さんが監督に就任されたとか(!)
2回戦は関東のチームが東海関西にばたばたと薙ぎ倒された印象。青学が中京に敗れ、法政が天理に敗れ、そして明治が大体大に敗れ。ベスト16には関東学連が昨年から2枠減らし9。減った2つはそれぞれ東海学連(3)と関西学連(3)が取り、中国学連からは昨年に続き平大。
そんなこんなでベスト8が出揃ったのを観て、Twitterで学連のツイートする写真を見て、やっぱり準々決勝は(配信だけど)観たいと思って、金曜日に休んだ。
トーナメントは準々決勝が面白い。面白いという言い方は良くないかもしれないが、面白い。

早稲田対中京大は、早稲田がストレート勝ち。早稲田は大会失セット0のまま準決勝に駒を進めたらしい。中京ベスト8、いつ以来だったんだろう。何かを噛み締めるような試合後のキャプテンの表情が印象的だった。
順大対日体大は、試合が進むにつれてタブレットの小さな画面を覗くこちらの指先が冷たくなっていた。
日体大が第1シードなのは、たぶん秋リーグ1位だったからで、ということはたぶんに早稲田に勝ったんだろうな。順大は7位だったらしい。今回の秋リーグは変則(2グループに分かれて1回戦総当たり、そのあと順位決定戦)だったとかなんとかあるし、なんせ観てないから判断材料は何もないけれど、日体大2セット先取から順大が3セット連取しての決着に、2010年の準々決勝の順大対東海大を観たときの感覚がよみがえってきた。
奇しくも、あの年の金曜日も、12月3日だったらしい。関東の冬らしからぬ生暖かい日だった。崩れ落ちる八子大輔、肩を抱く深津貴之……って、そうじゃないよ。そうじゃないんだけど、いつもとちがって、去年と今年は試合間の時間を確保していて、出場チームは完全入れ替えになっている。試合終了後すぐに次のチームが旗を持ってなだれ込んでくることはない。無観客の静かな会場で、輪になる選手たち。最後のスパイクをアウトにした高橋は泣き崩れている。負けた時点で終了。4年生は引退。試合に出ている4年生の少ないチームではあるものの、ここで終わるつもりはなかった、と、全員の顔に書いてあった。その前に立ち何かを話している市川主将は毅然としていた。
第2試合、筑波大近畿大東海大対中央大。しょっちゅう当たってる気がする。
近大は、わりかし見覚えのある顔が多い。2−1筑波リードで迎えた第4セットは近大リードで終盤を迎え24点目を先に取ったが、24−23から筑波垂水が2連続サービスエースで試合をぶった切った。えげつない。
そして東海大対中央大は、1セットずつ交互に取ってフルセット。しかし、第3セットあたりからかなあ、中大の流れになっていたと思う。
大喜びする中央大と、対照的な東海大東海大の4年生が、安部も米村も、なにより内山が、見てられなかった。東海大に対してはどうもまっすぐ見られないので、今年ちょこちょこ見ていた限りで受けてた印象からはベスト4に残れなくても不思議ではないな、とか、新井がいた4年間をいわゆるエースがいるタイプのバレーでやってきて今の顔ぶれになって2年、チームの形を作りきれなかったのかな(知らんけど)、とか、窺う由もないけれどきっと今年の4年生はめちゃめちゃしんどかったんだろうな、とか。見てるほうが辛かった。せめて一晩あけた今日は笑っていてほしい。

そして、準決勝。
当たり前のように電車を乗り継いで、先週のV1以来一週間ぶりの京急蒲田で関東の冬晴れの空を見る。2年ぶりの大学バレー現地観戦。2年前と同じ大田区総合体育館。いや、もう、何年目かわからなくなってきた大田区総合体育館で迎えるインカレのラスト2日。
おかしいな。結局、ここに、戻ってきてしまうのかな。

2021年度秋季関東大学男子1部・2日目(本文ほぼなし)

「本文ほぼなし」と書いていれば何でも許されると思っています。
なかなか結果も帳票も更新されないっぽいので書くかいね、とパソコンに向かってリロードしたら帳票出てきました。やる気減(知らんがな)。
昨年の全日本インカレやこの春のオープン戦は、UNIVASのアーカイブが翌日にならないと上がらなかったんですが、今リーグ、早いものだと当日中に出ますね。見逃し配信見ればいいんですよね。わかってる。でも、寝てた。大河ドラマもみずに。

A1 東海大学0-3筑波大学 23-25 23-25 21-25

筑波大:7西川 2阿部 9垂水 14エバデダン 18柳田 15砂川 L5伊藤
東海大:31中道 11池田 22飯田 5米村 10佐藤 13山本 L27高木

きのうお休みだった筑波大はきょうが初日(かわりに駒澤大がお休み)。
筑波のスタメンの顔ぶれは春のオープン戦と同じ。ただ、春は砂川がOPで垂水・柳田のOH対角、今日は柳田がOPで垂水・砂川のOH対角なので、ローテーションはかわっている。西川の横にいるOHの砂川が後衛でリベロと交代。
柳田と砂川、背番号15と18、身長最高到達点ほぼ同じ。プレーの癖も把握できていないので、粗い引き画像ではしばしば区別がつかない。筑波の入り組んだフォーメーションを把握するのはもうほぼ諦めているものの、どうしても、誰がレセプションして(誰がフォーメーションから外れて)誰がどこでブロック跳んでいるかが気になり、いまの15・18どっち? に気が取られてほかが目に入らない感はある。もう少し純粋に(?)楽しみたい。垂水を堪能したい……。

東海大は昨日途中出場だった飯田が最初から。とはいえ東海大が終始押され気味。出だしからサーブミスが多くて次第に弱気になり、逆に筑波大はちゃんとサーブで攻められた。あと、第3セットのS5で飯田のライトからの攻撃が何度も拾われて回せなかったのもきつかったなー。
春(と言ってもこのカードの対戦は7/10)のオープン戦もたぶん筑波がストレートで勝っていて、それから3か月。いまのところ今のチームの狙いがよくわからないので、しばし様子見。

B1 日本大学3-0専修大学 25-13 25-20 25-21

日大:15松永 63加藤 26立原 6西岡 5秦 10下田 L17萬羽
専修:12千葉 25竹内 13バーナード 16甲斐 2中村 10増田 L1藤中

殴り書きのメモが読めない(あるある)
試合時間73分。専修がんばってえええええええ。

A2 早稲田大学3-0東京学芸大学 25-17 25-17 25-10

早稲田:13佐藤 16水町 14伊藤 9重藤 7大塚 8岩本 L17荒尾
東京学芸:2森本泰 1小野 21高橋 22林(13森本裕) 19長谷川(10荒井) 3荒木田 L23徳留

みてない。学芸たん……

B2 明治大学1-3中央大学 24-26 24-26 25-22 19-25

明治大:1松本 3三輪 12神園 16工藤 2安井 20西崎(23金田) L22武田
中央大:4伊藤 3鍬田 2佐々木 8佐藤 11藤原 19山根 L16山本

明治の今日のスタートOPは2年の西崎。パンフをみるとサイドと書いてあり、ライトが後衛でリベロと交代?? とあれこれ混乱。第2セット以降のOPは昨日OPで出ていた金田。金田は元来(少なくとも知ってる限りの高校時代)MBだから昨日は後衛でリベロと交代していても違和感がなかったのね。
昨日対青学で良い感じに見えた明治だけれど、中大相手だとしんどい。
そんで、中大。派手さはないけど、堅実で、サイドアタッカーがパワフルで、上級生力がある。中大らしいかんじで好もしい。伊藤くんはセッター専念ですかね。ていねいで誠実なセットが好み。

B3 日本体育大学3-0青山学院大学 25-22 25-12 25-19

日体大:31吉村 13鬼木 24阿部 27一条 12川口 16笹本 L1市川
青山学院:1小田島 12渡邉 10今野 3青山幹 7青山時 8今橋 L14長田

試合間に牡蠣フライ定食を食べたら、猛烈な消化欲に勝てなかった。悔しい。

上位(そうな)チーム×下位(そうな)チームの対戦というのを差し引いても、点差が大きいセット(試合)が多い。練習や練習試合の実施状況のチーム差もあるだろうし、代々4年生が伝達してきたチーム作りのノウハウ(?)が伝わっていない影響も大きいだろう。わせスポのインタビューでだれかが言っていたと思うけれど、例年夏に行っている企業合宿(Vリーグのチームに道場破りに行くやつ)もここ2年できていない。だからと言っていいのかどうか、今年は、チームの練り方そのものを試行錯誤しながらの活動なのだろうな、と。

ところで、昨日から気になっていた明治のややこしいオーダー、今日第1試合で筑波の試合を見たあとで見てみると要は筑波の相似(鏡?)らしいということがなんとなくわかった。つまり、サーブ順で書くと↓こうなる。
・筑)(柳田→)砂川(レフト)→西川(MB)(→阿部S)
・明)(工藤→)安井(MB)→西崎・金田(ライト)(→松本)
MBの表裏(セッター横かそうじゃないか)が違うのはとりあえず置いておいて。
どちらも、西川/安井が後衛でコートに残っていわゆるOPっぽい振る舞いをするのが大前提で、隣にいるサイドアタッカーリベロと交代する。筑波バックオーダー・明治フロントオーダーなので、逆回し。レシーブのしやすさとか攻撃へのトランジションのしやすさとか、きっといろいろあるんだろう。

基本的にはこんなかんじで、明治は前衛のブロックシフトやアタック、とくに金田安井が並んでるときには、前衛のブロックや攻撃もフレキシブルだった(裏3枚も三輪がライトブロックでセンターブロックが神園みたいなのもあった)。いずれにしても、現役プレーヤーがうんうん唸って考えていることは、一介のライト層にはわからん。
今に始まったことではないけれど、大学バレーをVリーグ(V1)のオーソドックススタイルありきで見ていると意図(特徴)がわからないフォーメーション(ローテーション? ポジショニング?)にしょっちゅう出くわす。でもそれは別のカテゴリではありふれたセオリーであることも珍しくない。自チームの戦力事情もあれば対戦相手との関係もある。正解はひとつじゃない。あらためてバレーボールって(バレーボールに限らないけど)複雑で奥が深い競技だと思う。
オリンピックの影響があるか気になってるんだけど、そこまで見通しを立ててちゃんと見られていない。家で配信見てるので、ほぼながら見流し観。そして、寝落ちする。引きこもりが過ぎて体力がなくなっている。

2021年度秋季関東大学男子1部・1日目(本文ほぼなし)

男子1部は春も公式戦ができなかったので、リーグ戦としては2019秋以来、ということになるのかしらどうなのかしら。すでに記憶にない。
通販(ありがたいことです)で購入したパンフレットにはどのカテゴリも日程の記載はなく、9月に入って他リーグが開幕するも男子1部の気配は見えず。先週オープン戦(無観客無配信)が行われるに至り、今季も公式戦は無理なのかと思っていたが、その後日程が発表された。


2グループに分かれて、12チーム総当たりにはしない形。予定より1か月近く遅れているし、どうにもならん。開催に至る関係各位のご苦労、さぞや。


9月末をもって長く続いた緊急事態宣言も解除され、ともあれ久しぶりのリーグ戦が開幕した。まずは、無事の完走を祈る。


試合開始時刻3時間ごと設定で最大3試合。今日のBコートは第1試合第2試合ともストレートで、試合時間も長くなかったが、少しずつ開始が遅れ、第3試合開始は予定より30分遅れの16時半だったので、試合終了後公式練習開始まで1時間ぐらい取ってるのかな。


試合結果以外の星取表や帳票が公式サイトにアップされる。この感じが、久しぶり。
【2021年度:秋季リーグ戦】試合結果 | 一般財団法人 関東大学バレーボール連盟(公式サイト)


見るのも久しぶりすぎて、見方や楽しみ方が分からなくなっていました。今度こそ、沼から足を洗う。

A1 早稲田大学3-1駒澤大学 21-25 25-21 25-21

早:4中濱(13佐藤) 16水町 8岩本 9重藤 7大塚 2上條(14伊藤) L17荒尾
駒:12江藤 9小林 5田中 19菅沼 1萩原 27三浦 L10高橋


体育館あまり明るくないし引き気味の斜め位置からの撮影でとくに奥コートが見づらかった。コートチェンジあった。
てれびにとばして見ようと色気を出したらうちの通信負荷が高かったようで、途切れ途切れ。
早稲田は岩本君に腹棒ついてた。
駒澤、人がかわりすぎててさっぱり。春のオープン戦どうだったか……そういえばほとんど見た記憶が無い。

B1 日本体育大学3-0専修大学 25-20 25-20 25-22

日体:16笹本 31吉村 13鬼木 24阿部 27一条 12川口 L1市川
専修:12千葉 25竹内(?)13バーナード 16甲斐 2中村 10増田 L1藤中

配信状態がよろしくなく、しばらく音声なし。そして第1セット19−13で完全にとまった。動き出したときには試合が終わっていた。そのかわり見逃し配信はすでにアップされてるみたい。でもみてない。
主将リベロ対戦だー。今年キャプテンリベロ多いな、と思ってパンフめくったけど、そうでもなかった。(順大の高橋と3人)

A2 東海大学3-1東京学芸大学 20-25 25-22 25-15 25-21

学芸:1小野 21高橋(12渡邉) 19長谷川 22林(13森本) 3荒木田 2森本(15森) L23徳留
東海:31中道 11池田 4井上(22飯田) 5米村 10佐藤駿 13山本 L27高木

東海のスタメンが予想外。中道は中道の弟?
春のオープン戦のベースだったリベロ除いて全員over185、6人中4人over190(か?)な顔ぶれ、ロマンに満ちていて楽しかったんですが。
第2セットから出た飯田が、伸びやかでよかった。
学芸もスタメンは、ほほう、という。お若い感じ。第4セットは星城仕様。

B2 明治大学3-0青山学院大学 25-23 25-20 25-18

明治:12神園 2安井 23金田 1松本 3三輪 16工藤 L22武田
青学:1小田島 7青山 10今野 9山田 12渡邉 8今橋 L14長田

Bコート、第2試合で復活はしたものの当初は音声なし。第2セット終わったところで音が出るようになった(かわりに画質が落ちたw)。新しい体育館は綺麗。思っていたより狭い。
明治も青学も、スタメンは春とあまりかわらない。ただ、明治は、春は安井がOPで三輪-金田のMB対角だったけれど、金田がOPで、安井ー三輪のMB対角に戻ってた。フロントオーダーも前からだったっけ、どうだっけ。
運用上は、安井と金田でローテーションごとにMBとOPの役割をわけわけしているような印象を受けた。
明治は春のオープン戦が後半だけの参加で、7月にもなろうというのに「今が3月です」みたいな状態に社会情勢のままならなさを感じたけれど、夏を経て秋になって、なんかそれなりに形になってたように見えた。
逆に青学が、うーむ。というかんじ。
最後は松本のサービスエース

B3 日本大学0-3中央大学 23-25 25-27 19-25

日本大:26立原 6西岡 5秦 10下田 15松永 63加藤 L17萬羽
中央大:4伊藤 3鍬田 17澤田 8佐藤 11藤原 2佐々木 L16山本

あまり(ほとんど)見てない。
日大は、春からそうなんだけど、去年想像していた今年のスタメン予想を大きく外してきている。ような気がするけどそうでもないか。はんぶんは去年も出てた。セッターは1年生の加藤。キャプテンマークが下田。
そして、中大も、中大なのに(なのに、という言い方も変なんだけど)、中大なのに……いや、中大なのに……中大なのに?? ちょうど大きめの世代交代が去年今年にかかってるのか、なんなのか、いうてもこちらも半分は一昨年から出ていた選手だし、10月になって半分初見な感覚は単に春のオープン戦をわたしがまじめに見ていなかっただけなんですが、それなのに今日もまた、ほぼ見ておらず、よくわからん、が解消されぬままという。